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2024年3月12日 (火)

いわむら城下町から岩村城跡へ

”いわむら城下町のひなまつり”が開催中の恵那市岩村町へ
数年ぶりのお雛さんめぐりと「岩村城跡」へのぶらり旅でした ^^
この日も車での訪問でしたが、一度「岩村駅(明智鉄道)」に出て、
メイン通りの商店街に飾られたお雛さんを見ながを東の端まで行き、
そのあとは岩村城跡へのハイキング!です ^^;

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明智鉄道岩村駅
ここから案内図を見ながらメイン通り?に出ます。

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日曜日でしたが・・・
まだ早い時間のためか、中心部から少し離れているためか?静かな町並み

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少し歩くと商店街の中心部
この辺りから人が多くなってきますが、雛飾りのメインもこの辺りから ^^;

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旧家「勝川家」の飾りから”ひな金魚”とか
3月3日は金魚の日だそうですが、それに因んだ飾りのようです

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通りから眺める旧家の飾り
ここはどこも自由に見学ができて、お雛さんと歴史的建物が楽しめます。

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古雛も多く
江戸後期から明治・大正・昭和のお雛さんがたくさん ^^

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通りから眺める雛飾り
商家に通う御殿様は珍しいそうですが・・・いわむらならではでしょうか?

上町まで歩くとあとは「岩村城跡」への道が続きます^^

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城跡の麓にあるの岩村藩藩主邸跡(岩村歴史資料館)、
復元された正門と太鼓櫓を見て登城道へと入ります。

高低差180mの道

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まずは”藤坂”
ここから急な石畳?の坂道が始まります ><;

初門、一の門、土岐門跡と続く石畳と階段

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ようやく三重櫓跡と畳橋跡に着きますが、
この辺りから周辺には本格的な石垣が現れます ^^ 本丸近し!

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そして 岩村城の見どころのひとつ 六段壁の石垣

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江戸時代後期に、崩落を防ぐ補強のため下段に石垣を継ぎ足したため
この姿になったという・・・
まぁ、これが見たくて何度も登って来るんですが ><;

横にある”長局埋門(ながつぼねうずみもん)から

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本丸跡へ
江戸諸藩の府城の中でも最も高い所(標高717m)に築かれ、
高低差180mの地形を巧みに利用した山城で


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大和高取城(奈良県)、備中松山城(岡山県)と並ぶ日本三大山城の一つ。

一時期、信長の叔母が城主であったことから”女城主の城”とも ^^

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近年、立木が伐採されて
本丸跡からも岩村の町並みが見えるようになったようです^^

オマケ!

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本丸裏門になる「埋門(うずみもん)」
左の石垣は”野面積(のづらづみ)” 右は”切込接(きれこみはぎ)”
正面が”打込接(うちこみはぎ)”で造られていて
一度に三つの石積みが見れるという珍しい門の石垣です ^^

久しぶりにゆっくりと見て回った”いわむら城下町のおひなさん”と、
「岩村城跡」でした。     📷 10日

2024年3月 8日 (金)

岡山城・烏城ひなまつり

香川のお雛様を見て帰る途中に立ち寄った岡山城 ^^
なかなか下車することがないところでしたが・・・目的は
岡山城で開催されていた「岡山城・烏城ひなまつり」でした。

岡山城へは直接行けますが、やはりここは「後楽園」経由で ^^;
園内を散策しながらの登城です。

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今更ながら・・・ですが、江戸時代を代表する大名庭園で、
金沢の兼六園、水戸の偕楽園とともに「日本三公園」です ^^

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はるかに岡山城を眺めながら巡る庭園

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見どころはたくさんありますが、
この日は時計回りで、城への途中に通り抜けるのが”唯心山”

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池田綱政(つなまさ)の子、継政(つぐまさ)の時に築かれ、
庭園に立体感のある景観に変わったという・・・

園内南口から月見橋を渡り「岡山城」へ

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宇喜多直家の子・秀家はが、岡山の丘に本丸を定め、
今に残る岡山城を築いたのが始まりと・・・

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廊下門

その後城主となった小早川秀秋、池田氏によって城と城下町は拡張されます ^^;

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不明門(あかずのもん)

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岡山城・天守
外壁は黒塗りの下見板で覆われているため、
別名は烏城(うじょう=「う」はカラスの意味)とも ^^

さて、この日の目的でした”お雛さん”です。

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天守二階にある”城主の間”に展示されていたお雛さん
江戸後期から昭和にかけての内裏雛が四体と御殿雛がひとつ!

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床の間にあったのは昭和の御殿飾りと、小ぶりの享保雛!

そしてこちら

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少し大きな享保雛は江戸後期のものでしょうか?
あとは江戸後期の古今雛が二体でした。

お雛さんを見た後は城内をひとめぐり ^^

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岡山城は石垣も見どころですが、
ここは「不明門」下の石垣で、関ヶ原の戦い後に築かれたものとか。
左へと登れば「鉄門」があり、その先で不明門へと続いています。

ひなまつりのイベントは3日に終わっていますが、
天守の”城主の間”の展示お雛さんは22日(金)までです^^ 📷 3日

2024年3月 5日 (火)

香川ふたつの町のひなまつり

15年前に偶然見た東かがわ市引田の「引田ひなまつり」が忘れられずに
もう一度ゆっくり見たいと思っていましたが・・・
今回はちょうど香川県の宇多津でもひな祭りが開催されているのを知り、
ともに3月3日までとのことで二か所の雛めぐりに出かけました ^^

香川県の西と東の町びなめぐり!
まずは初訪問の「うたづの町家とおひなさん」から ^^;

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タイトルのとおり、旧街道筋の町家を中心に飾られたお雛さん

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どこも気楽に見て回れるようにと

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解放された個人の家々から

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商家の店先や家の玄関口などに
こちらは明治初期のお雛さんたちでしょうか?素敵な内裏雛も

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宇多津町は古街呼ばれるエリア周辺50ケ所近くの
旧家や町家に展示・飾られたお雛さん!楽しませてもらいました ^^

~~~香川県の西から東へと変わって こちらは東かがわしの引田町
15年ぶりのひなまつりでしたが、
引田には昨年末に引田城址を見に来ています^^;

ここはまず「讃州井筒屋敷」からでしょうか

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東かがわ市は笠置シズ子の生誕地(引田の隣町相生生まれ)だけに
やはりブギウギ?飾りでしょうか ^^

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引田のひなまつり といえばやはり引田飾り
こちらの飾りは京都丸平製の 白木造り源氏枠御殿飾り
豪商の家らしい豪華な雛飾りが楽しめます ^^

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江戸後期の古今雛
他にも旧家の屋敷に飾られた多くのお雛さんが楽しめます

跡は町びなめぐりへ

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昔に見た雛飾りとはまた違う雰囲気ですが・・・

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とにかくひなまつりが開催中の引田はすごい人です ><;
この日も朝いちで訪れましたが・・・すでに大混雑でした

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そんな中をまちなかお雛さんを見て歩きます ^^;

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引田城をイメージした飾りでしょうか?

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古雛の飾りも多く、引田ならではの”ひなまつり”
こちらも歴史的建造物の多い町なかに飾られた多くのお雛さん!でした

香川県の西と東のふたつの町の”ひなまつり”
ともに3日で終わっていますが、同時に楽しみました ^^ 📷 2・3日

2024年2月15日 (木)

佐賀城下ひなまつり

各地ですでに始まっている”ひな祭り”イベントですが、
”ぶらり旅”最初のひなめぐりは「佐賀城下ひなまつり」でした ^^
ちょっと遠征でしたが、鍋島家伝来のひな人形をはじめ、鍋島小紋や佐賀錦など
伝統工芸を使ったお雛さんが並ぶ佐賀ならではのひなまつりです。

会場は市の中心部を通る旧長崎街道筋に建ち並ぶ旧家や建物のまちなかと、
「徴古館」の二か所ですが、まずは旧古賀銀行から

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こちらは休憩所を兼ねたレトロな洋館 ^^;
室内には散るし飾りと、内裏雛に階段を利用した雛壇飾りが楽しめます。

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すぐ隣にある旧古賀家
こちらでは”鍋島小紋で飾るひなまつり”

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伝統工芸の鍋島小紋で作られた可愛い木目込み雛飾りですが

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廊下の奥などにも素敵な立ち雛が飾られています ^^

旧三省銀行では”鍋島緞通(だんつう)とおひなさま”

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豪華な色うちかけと京雛の飾り

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鍋島緞通”春の宴”と傍らには雛絵に箱雛
箱雛は主に築後で知られますが、競演でした ^^

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市内を流れる多くの水路は
陸路(街道)とともに水運でのものの流通に欠かせないもの

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南に下って、こちらは旧福田家の”佐賀錦のおひなさま”

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フロアーに立ち並ぶたくさんのお雛さんは
こちらも伝統工芸の佐賀錦で作られたもので、立ち雛が多いですね ^^

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手織りの佐賀錦をまとった素晴らしいお雛さんです ^^

さらに南へと下って「徴古館」へ

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ここは見たかった「鍋島家のひなまつり」会場
見たかった鍋島家歴代夫人のおひなさんが飾られています。

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まずは相対して飾られた大雛壇から
11代直大(なおひろ)公継室 栄子(ながこ)さまのおひなさんです。
中央に有職雛内裏雛と次郎左衛門雛がふたつ、下段の雛道具も見どころ ^^

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その次郎左衛門雛からひとつ
明治40年(1907)とありますが、比較的新しいお雛さんです。

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反対側の大雛壇は13代直泰公妃紀久子さまの雛飾り、
その内裏雛(有職雛)です。

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こちらは12代直映(なおみつ)公妃 禎子さまの銀製雛道具です。
華やかな雛飾りとはまた違ったその見事な雛道具の数々に見惚れました。

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最後は入口に飾られていた古今雛
佐賀藩の支藩のひとつ、小城鍋島家に伝わるという
江戸後期の大ぶりな古今雛ですが、これも素晴らしいお雛さんです。

佐賀市で開催中の「佐賀城下ひなまつり」
念願の鍋島家のお雛さんと”まちなかひなめぐり”でした。  📷 11日

2023年2月25日 (土)

中馬のおひなさんin足助

久しぶりにめぐる”おひなさん”ですがここもまた知り尽くしたところ 、
豊田市足助町の「中馬のおひなさんin足助」。
3年ぶりの訪問 ^^各商店や個人の家々に飾られたお雛さんに
拠点となるメインどころのお雛さんは少しづつ変わっていましたが、
また懐かしい古雛や土雛に会えるのが楽しみでのまちなか散策です。

お雛さんは旧街道沿いの足助重伝建の町並み一帯に展示されていて、
いつのものように西町の旧飯田街道(伊奈街道)から。

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まだ早い時間で町筋も静かですがまずはこちらのお雛さんから

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お店の中にびっしりと飾られたお雛さんですが、
特に右端の階段に飾られていたのは昭和初期の「箱雛」でした。

西町から新町へ

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ここから本町にかけてはメインの通りか?
ここもまた旧街道ですがお雛さんの展示が集中している通りです。

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この日は土曜日でイベント開催の日 、
ちょうどチンドンパレードに出会いました ^^;

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飾りはどうしてもここの古雛ですが今回は大正期から昭和のお雛さん!
御殿飾りに親王飾りを ^^

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本町に入ってこのお雛さんは、
七段飾りの下にある江戸期と明治の古雛でした。

本町から田町銀座へと入ります。

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この町筋には展示拠点の「中馬館」がありますが

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まずは町筋の手作りお雛さんを ^^;
そして

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その「中馬館」の古雛からは・・・やはりこの享保雛を
なかなかお目にかかれない享保雛ですが、
ここ足助では江戸期最大級の享保雛を見ることができましたが、
今回はお目にかかることができませんでした ><;

飯田街道は新しい町筋の新田町へと入ります。

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町筋にある「田町交流館」
お雛さんは新しい”木目込み雛”でしたが・・・
すぐそばにある旅館にあったこちら

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ケース雛の上に飾られていた古雛です ^^;
年代は分かりませんが、たぶん大正期のお雛さんでしょうか?
この先、飯田街道は町を抜けて稲生から飯田へと続きます。

この日はここまででしたがお雛さんは周辺の施設にも展示されています。

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そのひとつが「三州足助屋敷」
いつも散策を兼ねて立ち寄る施設ですが今回のお雛さんは
例年ほどの規模ではありませんでした ><;

その様子はあらためて ^^;  📷 25日

2023年2月19日 (日)

おひなさまめぐり in二見

滋賀のおひなさんめぐりからこの日は三重のおひなさんめぐりです。
”ひなめぐり”を始めた最初がここ伊勢市二見のおひなさんで、
今年で第19回になるそうですが我が最初の訪問は2007年から。
ここも3年ぶりと久しぶりだけに今回は1番展示から見ようと列車での訪問、
JR二見浦駅から商店街を散策しながら「二見興玉神社」まで ^^

まずは1番展示の「二見浦駅」のおひなさん。
段飾りが並びますがガラス戸のなかに飾られていたのは

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真珠の衣?をまとったおひなさんです ^^;

駅前から商店街を歩いていくと「二見生涯学習センター」があります。

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例年オープニングセレモニーが行われるところですが、
今年は場所が変わったようですが
入口にはいつもながらの歓迎幕と段飾りに手作り雛の展示です。

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ホールには”懐かしの修学旅行”がテーマの雛飾り に、
親王飾りや段飾り、手作り”花のお雛さん”など華やかです。

あとは各商店に飾られたお雛さんたちを見て歩き ^^

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店内にはそれぞれに個性のあるお雛さんが飾られていて

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お店の方たちとお話をしながら楽しむお雛さんです ^^

そしてメインの「賓日館」へ入館

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江戸時代の古雛から創作ひな人形が約1500体展示されているという。
ここは館内の廊下から部屋全体に飾られ、展示されているお雛さんだけに、
選ぶのに迷いますが・・その一部を ^^;

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案内に沿って2階へ行きまずはこの御殿飾りから
江戸時代の白木造り源氏枠飾りと、左右には昭和初期の小さな御殿が並びます。

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舞台付き大広間には左右に展示された多くの段飾り、
昭和中期から後期の一般的な雛飾りですが・・・

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ここでは親王飾りもさることながら、
三人官女や五人囃子、仕丁に雛道具などを楽しみます ^^

次は「御殿の間」

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こちらには「皇室雛」が展示されていて、
天皇や皇室ゆかりの宮様たちの創作雛を見ることができます。

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1階廊下の展示
各部屋のお雛さんも楽しいものばかりですが

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この部屋には古雛が並び、江戸前期(天児・這子・立雛など)から
明治・大正期の親王雛が楽しめます。

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なかなかお目にかかれない「寛永雛」もありました ^^

部屋が変わって(たくさんある部屋です ><;)

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こちらは”鴻巣雛”
現在の埼玉県鴻巣市で作られたひな人形で。
他にもたくさんのお雛さんが楽しめる賓日館のおひなさんでした。

賓日館は照明が落とされていますが、外に出ると快晴の空!

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目の前に広がる二見浦海岸です ^^

伊勢市二見のおひなさんめぐり
今年も変わらぬお雛さんたちを楽しませてもらいました。 📷 17日

2023年2月18日 (土)

叶匠壽庵 寿長生の郷のお雛さん

滋賀のおひなさんめぐりが続きますが、この日は大津市大石龍門にある
「叶匠寿庵 寿長生の里(すないのさと)」のおひなさんでした。
3年ぶりの訪問 ^^駐車場から砂利の敷き詰められたアプローチを行き、
見慣れた長屋門の入り口から主屋の建物へ。
まずはおひなさんが展示されているホールへと行きます。

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長屋門

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生け花と古雛の飾られた石畳の廊下

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ここに飾られていたおひなさんは江戸時代の享保雛
ほのかな灯のなかで見る素敵な古雛につい立ち止まります ^^;

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展示ホール
毎年展示が変わりますが何度も見ているたくさんのおひなさんです。

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入り口右手隅には古今雛と五人囃子

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久しぶりに見るたくさんの古雛ですが、
ここはお雛さんもさることながらそれぞれに特徴のある
古雛の五人囃子も素晴らしいもの。

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正面にはやはり屋根付き白木御殿と左右の五人囃子です。
今年は御殿手前にも 五人囃子と雛道具^^

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御殿の中のおひなさんは享保雛

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ホール左手のお雛さんからはまず白木造り源氏枠の御殿飾り,
お雛さんはやはり享保雛です ^^
前に並ぶ五人囃子と手前の雛道具もまた古いもの。

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こつらは古今雛と三人官女

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そしてホールの中央には100年以上という梅の古木と
小さな享保雛との競演でした ^^;

素晴らしい古雛を楽しんだ後はいつものように屋外の散策です。
広い苑内に付けられた「野の花観音径」

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春のメイン花はまだ咲いていませんでしたが、
いつもの場所に咲き始めていたセリバオウレンです ^^

叶匠壽庵 ”寿長生の郷”
間もなく「梅まつり」も始まり梅林の花が咲き始めますが、
この日は久しぶりに楽しませてもらった古雛の数々でした。  📷 16日

2023年2月14日 (火)

とよさとひなめぐり 滋賀豊郷町

3年ぶりの”ひなめぐり”は滋賀県の豊郷(とよさと)で開催されている
「とよさとひなめぐり」からです ^^
中山道歩きから始まって何度も訪れている豊郷町ですが、
お雛さんめぐりでは初訪問でした。

展示会場は、町の中心部を南北に通る「旧中山道」周辺の会場。
まずは第1会場の「豊郷小学校旧校舎群」にある観光案内所から

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豊郷小学校旧校舎群
ヴォーリズの設計で”白亜の教育殿堂”と評されたという建物

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お雛さんは二階に展示されていましたが

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”三棟御殿京雛十五人飾り”と案内の
伝四代大木平蔵(丸平)作といわれる白木御殿飾りです。
丸平作の特大御殿飾りは他でも見ていますが
そうそう見る機会もない庶民には無縁の代物でしょうか ^^;

あとは順番に ^^第2番の「称名寺」へ

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本堂内に飾られていたのは七段飾りのお雛さんと御殿飾りでした。

3番は「伊藤忠兵衛記念館」

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伊藤忠商事と丸紅の創設者・初代伊藤忠兵衛の本宅が、
今は資料館として開放されていて、
こちらには江戸末期の古雛が展示されています。

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玄関を入った店の間に展示されていた「享保雛」ふたつ ^^;
小柄ですがともに江戸時代(後期)の綺麗なお雛さんです。

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こちらは奥の隠居部屋

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こちらには江戸後期の古今雛です ^^

さらに旧中山道を下って(南へ)行くと「豊会館(又十屋敷)」

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江戸時代後期、廻船業を営んだ藤野喜兵衛喜昌の旧宅で、
こちらが第4番目の展示会場

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玄関にはこの飾り ^^;豊郷は”江州音頭発祥の地”

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商標”又十”の帆を上げた北前船に乗ったお雛さん ^^と
こちらはご愛敬でしょうか

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あとは七段飾りがふたつでした。
この屋敷は県の名園百選いう庭園と数多くの資料も見どころです ^^

ここから旧中山道を離れ少し離れた6番目の展示会場へ。
少し歩いた吉田の里にある「岡村本家」

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彦根藩主井伊家から酒造りを命じられ創業したという
酒名「金亀(きんかめ)」の酒蔵

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その二階に手作り雛飾りがふたつありました ^^

残るは5番目の展示場ですが、
この日は歩いて回ったひなめぐりの都合上最後にしましたが、
ここからふたたび町なかに戻って近江鉄道「豊郷駅」です。

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駅の改札窓口を覗くとあったひな飾り^^;
これもまた良し!の展示でこの日のひなめぐりは締めくくりでした。

滋賀県で最も小さなまちという豊郷~とよさと~
ここもまた近江商人を輩出した歴史あるまち。
そんなまちで楽しんだ”おひなさんめぐり”でした。  📷 12日

2021年3月13日 (土)

海津市歴史民俗資料館

岐阜県海津市にある「海津市歴史民俗資料館」。
”貝塚と古墳”、”輪中と低地の農業”、”高須藩”を主要テーマにした
海津市の歴史や文化を紹介する資料館ですが、
現在、”桃の節句”に合わせた企画展”おひなさま”が開催されています。


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この資料館の3階部は高須藩松平氏の御館の一部、
玄関から書院の間の主要部分に能舞台と50畳の広間 が復元されています。
お雛さんが展示されているのは、その玄関から主要部分にいたる
一部の能舞台と50畳の広間がメインですが・・・

まずは受付傍に飾られていたおひなさんです ^^;
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輪中でも知られる海津ですが、
その輪中地帯で見られた結婚式の習わしという嫁入り舟と一緒に ^^

そしてメインのお雛さんは3回の高須藩ゾーン

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能舞台のある入口廊下の飾りは豆雛と可愛い立雛

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その奥には明治後期とあります内裏雛

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女雛のお顔には傷があり、男雛のお顔は修復されているようで、
ちょっと斜めからです。

そして

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広間の隅には新しい段飾りと、
その脇には大正初期の立雛ですが・・・

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その立雛にも女雛は顔、男雛は鼻に傷みがありました ><;
残念ながらやはり古雛の保存の難しいところでしょうか?

そして能舞台に飾られたお雛さんです。

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右に大正初期の御殿飾りと、
左には明治後期から大正初期の段飾りが平面に飾られています ^^;

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飾られているお雛さんは京雛

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御殿飾りの前に飾られた内裏雛、
ともに明治後期から大正期の綺麗なお雛さんです。

最後の飾りは7段飾りがふたつ

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左側の段飾りは大正10年(1921)創立の
海津高等女学校で使われていたと・・・傍らの説明にあります。

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その几帳を背に飾られた内裏雛をチョイス! ^^

お雛さんはどれも高須松平家のものではありませんが、
明治・大正期の古雛を楽しませてもらいました。

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「海津市歴史民俗資料館」の外観

高須松平藩御館を再現した城郭風の3階建資料館ですが、
初めて見るとちょっと驚かされる・・・そんな建物です ^^
企画展”おひなさま”は3月21日(日)まで。  📷 10日

2021年3月 6日 (土)

松阪豪商旧家のひな飾り

各地のおひなさん祭りイベントも本番が過ぎて少なくなりましが、
三重県松阪市で行われた「松阪まちなかお雛さん祭り」もすでに終わりました。
松阪では先に載せた ”まちなかお雛さん” 以外に、松阪豪商の旧小津家と
旧長谷川家にも多くのひな飾りが展示されていました。
今回は観光施設でもあるその2館(有料施設)のお雛さんです。
すでにイベントは3日(水)で終了していて、あと出しです ^^;

まずは本町通りの旧参宮街道(伊勢街道)沿いにある「小津清左衛門家」。

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松阪の観光施設としてよく知られているところですが、
江戸時代に三井家・長谷川家などと江戸に出店を構え財をなした豪商の旧家。 

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現在は資料館として公開されていますが、
玄関から”おくどさん”のある通り土間を挟んで座敷や台所が並びます。

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その座敷に展示されているお雛さんは御殿飾り

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残念ながらこちらの所蔵ではなく、歴史資料館所蔵のひな飾りです。
こちらのお雛さんはこれだけでした ^^;

ここから一筋西に入った魚町筋にある「旧長谷川治郎兵衛家 」。

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こちらも旧小津家と同じ豪商の広大な屋敷てすが ^^

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その奥座敷(大正座敷大広間)に展示されていたお雛さんです。

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手前の座敷には7段飾り。
こちらも旧長谷川家のものではないようです ^^

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奥座敷の床脇違い棚にはちょっと古い素敵な内裏雛が飾られていました。

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さらに奥にある八畳間。
ずらりと並ぶ7段飾りと、御殿の飾りは見応えがあります。

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残念ながらこちらの飾りも当家のものではなく、
協力先からのお雛さんでした ^^;

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こちらの段飾りは昭和50年代のものでしょうか?

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いずれも綺麗な雛飾りの数々でした。

こちらも松坂屈指といわれる豪商の旧家だけに、
お雛さんもさることながらその広大な屋敷もまた見どころ ^^;

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敷地の奥庭にある池泉回遊式庭園。

案内では四季折々に彩りを見せる木々もまた見事とか。
見事な庭園をお雛さんとともに楽しみました ^^  📷 2月20日

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