幻の鉄道”五新線”を歩く
奈良県五條市の五條駅から和歌山県新宮市の新宮駅を結ぶ
鐡道路線として計画された「五新線」。
1959年(昭和34年)に五條駅から城戸(じょうど)までの路盤が完成。
しかし、諸事情により、バス専用道として先行開業します。
その後も工事が進められますが、1982年(昭和57年)に工事は凍結され、
そのまま線路が施設されることもなく計画は断念され
2014年(平成26年)9月にはバスの運行も終了すると、
そのまま使われることもなく”幻の鉄道 五新線”となり路盤は立入禁止に。
今回、期間限定で特別に通行が許可され、旅行各社がウオーキングツアーを企画、
普段は立入禁止で歩くことのできない道が歩ける貴重な企画に参加しました。
五條市観光交流センターでの手続きを済ませたあと
ウオーキングスタートの城戸バス停まで移動。
”幻の鉄道 五新鉄道”
その気にさせられてスタート!気持ちはもう五新線の廃盤路に ^^;
すぐに第一チェックポイントの黒淵トンネルですが、
すでに一つの橋梁を通っていて、ここから残り四つのトンネルと、
八つの橋梁を渡って行きます。
渡る川は丹生川
路盤に残るバス停留所の建物にバス路線だったことが伺えます。
山深い川に架る橋梁から
山里の近くに残るバス停に残る紅葉に
秋を感じながらのウオーキングです^^
この看板がかってのバス路線だったことを教えてくれます ^^
崩落の恐れありとかで今回唯一通れなかった生子(おぶす)トンネル、
右に迂回して山里の中から行動を迂回して行き
トンネルの先で旧路盤に戻ります。
この辺りはまた違った里内の風景を楽しみながら・・・
五條市街地が見えると旧路盤は終わり町なかへ。
朝の手続きをした五條市観光交流センターに立ち寄り最後のチックを済ませ
渡る吉野川の大川橋
すぐに新町通りに入り、
ゴールの五條市民俗資料館(長屋門)へと向かいます。
重伝建の建物が連なる新町通は”旧紀州街道(伊勢街道)、
五條市の観光目玉 ^^楽しめます。
その新町を横切るように残る”五新線”の橋梁
ここから北へと続いていますが
途中で国道24号線で分断され、その先に残るのが最後の部分。
ここはルート外でしたが最後の出口?まで行きゴールしました ^^;
五新線そのものはほゞ10kmほどの行程ですが、
今回は江戸時代の町並みが残る新町通りもコース内 ^^
併せて約13kmほどのウオーキングでした。 📷 2日
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