海津市歴史民俗資料館
岐阜県海津市にある「海津市歴史民俗資料館」。
”貝塚と古墳”、”輪中と低地の農業”、”高須藩”を主要テーマにした
海津市の歴史や文化を紹介する資料館ですが、
現在、”桃の節句”に合わせた企画展”おひなさま”が開催されています。
この資料館の3階部は高須藩松平氏の御館の一部、
玄関から書院の間の主要部分に能舞台と50畳の広間 が復元されています。
お雛さんが展示されているのは、その玄関から主要部分にいたる
一部の能舞台と50畳の広間がメインですが・・・
まずは受付傍に飾られていたおひなさんです ^^;
輪中でも知られる海津ですが、
その輪中地帯で見られた結婚式の習わしという嫁入り舟と一緒に ^^
そしてメインのお雛さんは3回の高須藩ゾーン
能舞台のある入口廊下の飾りは豆雛と可愛い立雛
その奥には明治後期とあります内裏雛
女雛のお顔には傷があり、男雛のお顔は修復されているようで、
ちょっと斜めからです。
そして
広間の隅には新しい段飾りと、
その脇には大正初期の立雛ですが・・・
その立雛にも女雛は顔、男雛は鼻に傷みがありました ><;
残念ながらやはり古雛の保存の難しいところでしょうか?
そして能舞台に飾られたお雛さんです。
右に大正初期の御殿飾りと、
左には明治後期から大正初期の段飾りが平面に飾られています ^^;
飾られているお雛さんは京雛
御殿飾りの前に飾られた内裏雛、
ともに明治後期から大正期の綺麗なお雛さんです。
最後の飾りは7段飾りがふたつ
左側の段飾りは大正10年(1921)創立の
海津高等女学校で使われていたと・・・傍らの説明にあります。
その几帳を背に飾られた内裏雛をチョイス! ^^
お雛さんはどれも高須松平家のものではありませんが、
明治・大正期の古雛を楽しませてもらいました。
「海津市歴史民俗資料館」の外観
高須松平藩御館を再現した城郭風の3階建資料館ですが、
初めて見るとちょっと驚かされる・・・そんな建物です ^^
企画展”おひなさま”は3月21日(日)まで。 📷 10日
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こんにちは~
今年も沢山のお雛様巡りをされていますね。
やはり目を引くのは「古雛」「享保雛」ですね。
色々な展示の仕方で
古いお雛様から新しいお雛様まで
見させて頂けてありがとうございました。
投稿: 彩 | 2021年3月16日 (火) 16時12分
彩 さん
今年は例年のように多くの古雛を楽しむこともなく、
残念ながら県内でのおひなめぐりで終わりました。
こんなお雛さんめぐりは初めてでしたが、
こうして楽しめただけでも良しでしょうか ^^
コロナの早い終息をただ願うばかりです。
投稿: 好好爺 | 2021年3月16日 (火) 20時16分
3/16Am慌ただしく出かける。
田んぼんの真ん中に立派な建物が、施設の充実と綺麗さに驚きました。
時間がなく慌てて見てきましたが、縄文時代の土器に興味!
湿地帯に稲作を作る「堀田」を初めて知り、人の知恵に感心させられます。
良き情報ありがとうございました。
投稿: 光ちゃん73 | 2021年3月17日 (水) 15時52分
光ちゃん73 さん
早速にお出かけいただきましたか ^^
今回はお雛さんを載せましたが、この資料館は屋外、屋内ともに楽しめ、
近年は見ていませんが、ご覧になられた「堀田」では子供たちによる
田植えなどの体験も行われたことがあります。
また機会があればイベント開催時にもお出かけになってみてください。
投稿: 好好爺 | 2021年3月17日 (水) 21時29分