和歌山街道 珍布峠
この日は朝から梅雨とは思えぬ快晴の天気で、久しぶりの街道歩きに。
以前から歩きたいと思っていた和歌山街道をほんの少しだけと、
場所は松阪市飯高町宮前にある”珍布峠(めずらしとうげ)”でした。
その宮前の宿は以前に散策したことがあり、
そのときは峠口までだけでしたが、いつか峠を歩こうと思っていました。
今回も街道歩きというほどの距離ではありませんが ><;
目的は大岩を切り開いたというその珍布峠の切り通しです。
ここは「道の駅・飯高駅」からウオーキングコースが設定されていて、
道の駅でコース図が置かれていますが、
道筋には詳細な案内図と道しるべも設置されています。
その案内に従って、道の駅から旧街道へと入りますが、
この日は一組のご夫婦が先行されていました ^^
すぐにある「霊符山への道標」
”紀州みちよし乃かうやならはせ 左 くりたに是よりれいふみち・・・”と。
集落を抜けると”木戸の一軒家”跡(案内板だけ)
その先からは舗装された山道になります。
途中には”馬の水飲み場”や
”道行谷・道行橋”、”石灰爺さん”などの案内板が立てられていて、
往時の街道の面影を少しだけでも楽しめます。
峠に向かう道とは思えぬほどの明るくなだらかな道が続きますが
峠への別れ口からすぐにこの日の目的「珍布峠」に到着。
そこには素掘りで切り開いたという大岩の切り道しとなっていました。
ここで天照大神と天児屋根命(あまのこやねのみこと)が
出会ったとされる場所で、伊勢と大和の国境(高見山)を決めたという 。
旧街道ではよく見る切り通しですが、ここも見事な切り通し道でした。
この先で道は赤桶(あかお)へと下り「礫石(つぶていし)」を見る道
へと分岐しますが、この日はそのまま本道を行きます。
目の前が開け、街道から眺める櫛田川
そしてうえから眺める「礫石」。
この岩が伊勢と大和の国境を決めたという(国分け伝説)の 巨岩で、
言い伝えでは、この岩を目がけて石を投げ、当たれば男子が授かり、
当たらなければ女子が授かると言われているそうです ^^;
跡は櫛田川の清流を見ながら道を下るだけ
さらに下って赤桶橋を見ると、ウオーキングコースは街道から離れますが、
今回は少しでも旧街道を歩こうと道を直進 ^^
赤桶の集落を抜けて少し先まで行き、
国道を戻ってウオーキングコースへと戻りました。
戻るコース上にある「倭姫姿見の池」から、
眺める櫛田川の絶景!ですが、この道筋もなかなか楽しい道でした。
オマケ!
この日のひと花は ”ハナイカダ”です ^^
和歌山街道「珍布峠」。
この日は梅雨とは思えぬ快晴のなかの道歩き、少々暑かったものの、
念願の峠の切り通しを見ることができました。 📷 23日
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コメント
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我が夫婦には手ごろなコースの「珍布峠」は行きたい場所です。
澄んだ空気に澄んだ川はウォーキングに最高ですね!
見どころもありそうで楽しみです。
珍しい「ハナノイカダ」を初めて拝見しました。
確かにイカダ乗りだ!
投稿: 光ちゃん73 | 2020年6月25日 (木) 14時54分
光ちゃん73 さん
このコースはロングとショートがあり、
今回はロングコースを使いました。
距離的には7kmほど、約2時間ほどの歩きになりますが、
アップダウンも少なく楽しい歩きが楽しめておススメです。
ハナイカダを森の中で見るのは珍しいですが、
花はすでに実になっていました ^^
投稿: 好好爺 | 2020年6月25日 (木) 16時53分