赤木城跡
三重県熊野市紀和町赤木にある国史跡「赤木城跡」。
丸山千枚田からさらに北へと入った山間の赤木地区にある平山城ですが、
その存在を知ってから一度は訪れたいと思っていました。
この日はちょうど「熊野街道ひなめぐり」に出かけたこともあり、
その前にと、ひと走りして早朝の登城でした ^^;
駐車場に到着して、見える石垣にちょっと興奮! ^^
登城口にある「伝 鍛冶屋屋敷跡」の平地を左に見て、
緩やかな登りの登城道を行きます。
登るにつれて見えてくるのは”東郭2(曲輪)”の部分 で、
全体が野面積み、角が算木積みになった石垣。
その先には”東郭1”と”東郭2”の間にある門跡
門跡を抜けると、南にその東郭1の平地
北には、右手に東郭2と主郭への道が続き
左手は深く切り込んだ谷ですが、そこには南郭があります。
まずは主郭下の道を西郭へと行きます。
細長い尾根の部分に築かれた西郭には、
ぽつぽつと石が見られますが、これは建物の礎石とか。
ここも2段の廓に分かれていますが
その下にある西郭2から眺める西廓1・2の石垣と、
奥には主郭の石垣の一部が見えます。
ここから南郭へと下り道がありますが、それはのちほどにして戻ります ^^;
戻った東郭2と主郭の間にある虎口部。
階段が置かれていますが、もともとこの虎口は階段になっていて、
敵の侵入に備えて取り外しができる構造のようです。
登って主郭への道
手前はコンクリートで固められていますが、城郭の整備工事では、
崩落した石をそのまま積み上げて修復されたものの、
足りなかった石は近くの赤木川から採取して補ったそうです。
主郭入り口は二重桝形になったくい違い虎口
ここには櫓門があったような石垣ですが?
登りきると主郭の中心部
標高約230mに位置し、比高は約30m。
今は桜の木が植えられていて、春にはサクラの名所になっているとか。
天正17年(1589)ごろに起きた一揆の際に、
その勢力を抑える目的で、藤堂高虎によって築城されたという赤木城。
その堅固な造りは随所に見れますが・・・続きます。 📷 15日
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