名勝 養浩館庭園
養浩館庭園(旧御泉水屋敷)の建物内から眺めた庭園。
その後も雨が止む気配もなく、雨中での散策になりました ^^;
池を敷地の中央に配し、その周りを散策しながら
変化する景色を楽しむことができるという回遊式林泉庭園は、
自然のなかに溶けこんだ水と石の造形美が楽しめるという。
建物を出て東側の園路から右回り
「御月見の間」からせり出した月見台沿いには、
浅いせせらぎ(遣水)が流れ、かってはもう少し広い流れで
ここに月の出を見ることができたという。
その先には「御月見の間」
福井の名石が用いられた飛び石と特徴的な砂利の洲浜
せせらぎの流れる先には細長い巨石の大きな橋が架かり、
その巨石の下を浅い流れがしみ込むように流れる趣向だそうです。
自然石の石橋の先からは一気に視界が開き、
砂利の洲浜と「御月見の間」、奥に「御座の間」です。
そして、流れの庭から奥行きのある池の風景が広がります。
すぐにあるのが「臼ノ御茶屋」
かっては南側(塀の外に)にも広がっていたようですが、
今は2mほどが市道等になっているため、あるのは遺構(礎石)のみ。
さらに進むと、趣きのある景石による岩組護岸が続きます。
池から最も深く入り込んでいる渓谷部
この石橋は池面から高く架けられていて、渡ると岬の先の小亭が現れます。
この辺りはその景石と石組の景観が楽しめるところですが、
この日は雨に濡れた石の園路を行くのみ ^^;
小亭(清廉)
総ケヤキ造り、屋根は柿葺(こけらぶき)
その先にある七重層塔から池越しに見る建物の全体ですが、
池のなかに中島を配していないのも特徴の一つとか。
ここがほゞ中間地点になりますか?
すぐ先には、州浜状に敷き詰められた玉石と達磨型の岩島が
景観のアクセントにもなっているようです。
池から流れ出る水路には
ここにも曲線の美しい切石橋が架けられています。
(菰が敷かれているのはやむ得ないですが、ちょっと残念 ^^;)
小さな石橋と石の園路
やはり冬ですから足元注意ですね ^^
池を回って庭園の北側に出ました。
こうしてみると南北に細長い建物のほとんどの面が、
水に接した形で建てられているのがよく分かります。
福井市の中心部にありながら、自然豊かな空間に佇む「養浩館庭園」。
雨のなか、また格別の趣を感じた名勝庭園でした ^^ 📷1月30日
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