福井 養浩館庭園御屋敷
福井の旅は2日目も雨で ><; 予定していた観光は取りやめましたが、
ただひとつ、ここだけはと立ち寄ったのが
福井市の中心部にある「養浩館庭園(旧御泉水屋敷)」でした。
かっての福井藩主松平家の別邸で、
江戸時代初期から中期にかけて造られたという数寄屋造りの屋敷と、
回遊式林泉庭園からなる名勝庭園です。
降りしきる雨の中での見学でしたが、まずは屋敷の中から ^^
東門を入った受付から見る建物北側部分、
屋根は杮葺で一部は茅葺の数寄屋造りです。
屋敷入口から真っ直ぐに進むと ”櫛型ノ御間”。
池に面して、花頭(かとう)くずしの連窓(れんまど)となっていて、
これが櫛を連想させることからこの名があると・・・。
(※ 花頭窓(かとうまど)とは上部が炎の形に似た窓とか )^^;
その左手には”御次ノ間”と、奥に”御蓙ノ間”ですが
連窓から眺める池の先には、
南から北へと続く庭園の小亭「清廉」、七重層塔に洲浜、
北側にある築山をめぐる園路が設けられています。
東側にある「金砂子ノ御間」から続く「御座ノ間」
屋敷の中心となる部屋で東に床と脇棚
南には出書院(でしょいん)が設けられた藩主の座となる部屋
南端に造られた「御月見ノ間」との間には、庭園へと続く、
種類の違った鮮やかな色の飛石が敷かれています。
東に面した「鎖ノ御間」を通って「御月見ノ間」へ
この部屋は東にある流れ側に突き出すように設けられた離れ座敷で、
脇棚の袋戸には、青貝入の螺鈿細工が施されています。
東側の月見台からは、昇る月や、流れに映る月も愛でることができ、
西側の出書院からは池に映る残月が楽しめたとも。
その西側の出書院からは縁石の敷かれた土縁(どえん)に縁先手水舎 。
ここまでが入口から南側の座敷ですが、次が北側へ
こちらは床板の間が続く部屋になり、
「御上り場(おあがりば)」から奥に続くのが「御湯殿(おゆどの)」
その間には東側に変形五角形の内池があり
御湯殿の池に面した西側には竹すのこ縁が張り出しています。
そして一番奥にあるお風呂は”蒸し風呂”でした。
ここからは小亭「清廉」のほぼ正面が臨め、
その奥には借景として、福井城本丸が見えたと考えられるとも。
現在の建物は戦災(福井空襲)で焼失したあと復元されていますが、
庭園の石組や築山は無事で、一部が修復されただけとか。
このあとはその庭園散策へ・・・続きます ^^ 🅿 1月30日
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