岡崎街道
うっとうしい梅雨空の日が続きますが、この日の天気は”曇りときどき晴れ”
雨雲レーダーでは早い時点で雨になりそうな様子でしたが、
久しぶりの街道歩きにと、この日は「岡崎街道」でした。
名前は岡崎街道としていますが、この道は名古屋城下から足助を経て
飯田へと向かう「飯田街道」で、途中の平針で分岐して、
岡崎宿の手前にある宇頭で旧東海道に合流する道。
その間は平針街道(姫街道)ともいわれますが、徳川家康によって開かれた藩道、
岡崎と名古屋を最短で結んだ旧東海道のバイパスともいえる道です。
名古屋の飯田街道はすでに歩いているため、この日は途中の平針からスタート。
地下鉄鶴舞線の原駅から南へ少し歩き、平針西口交差点へ出ます。
交差点の西側には祠があり石仏が祀られていますが、
その石仏の右には”なごや道”、左には”みやいせ道”と彫られていて、
ここが熱田への分岐だったところ。(綺麗になっていました ^^)
広い交差点を挟んで東に入る道が二本、ともに旧道ですが、
その北側の旧道の旧道 ^^;を行きます。
かっての平針宿になる辺りで「秀伝寺」への案内を見ると、
その先が赤池へと向かう飯田街道との分岐。
過ぎるとすぐに「慈眼寺」、「針名神社」への道があります。
立ち寄ります ^^
長い坂道を行くと左手に「秋葉山慈眼寺」。
歴史はは古く九世紀の創建とも、
織田信長が桶狭間の戦いに戦勝祈願をしたといわれます。
境内を西に下ると針名神社への道
神門と奥に社殿
ここも創建は古く、主祭神は尾治針名根連命(おはりはりなねむらじのみこと)。
詳細は省きましたが以前に歩いた飯田街道以来の訪問でした。
ここからしだれ梅で有名な農業センターへの近道で ^^;旧道へと戻り、
あとは何もない町中を行く街道(概ね県道56号線)歩きです。
すでに雨が降ったり止んだりの歩きになりましたが、
この日のお供は道筋にある石像と祠 ^^;
荒池、白土と歩き、東郷町に入ると涼松(すずみまつ)。
ここにあった「涼松せせらぎの道」は愛知用水の上に造られた公園です ^^
ひと休みしたあと、すぐ先で道は南東へと向かいます。
この間、東郷町を通る長い街道ですが、ここは唯一期待していたところ
裕福寺に入って旧街道の左右(北と南)にある「祐福寺一里塚」。
道を挟んで残る一対の一里塚は貴重な遺跡です。
祐福寺には立ち寄りたかったんですが、
このあたりでまた雨が降り始めたこともあり先を急ぎました。
渡るのは境川、尾張と三河の国境として何度か渡った川ですが、
この下流では旧東海道で渡ります ^^;橋を渡るとすぐにみよし市ですが、
この先もほとんどが市街地歩きで旧街道の面影は何もありません。
明知平成南の交差点でいったん県道56号線から離れると、
しばらくは比較的静かな?市道を行きます。
みよし市からようやく豊田市に入りました。
迎えてくれるのはやはり祠と石仏ですが、この先が豊田市堤で、
岡崎街道では平針とともに宿場が置かれたところ。
その中心部?になる御茶屋の八幡社の前に、
初めて岡崎街道(平針街道)の案内がありました。
書くより見ていただいた方が早いか? ご覧の案内です。
先を急ぎます ^^;
すぐに逢妻女川(あいずまめがわ)を渡り、国道155号線、
国道413号線と横断していくと久しぶりに県道56号線に合流しますが、
街道は並行する旧の56号線を行きます。
若林で逢妻男川(あいずまおがわ)を渡ると、すぐに名鉄三河線の踏切。
この道はエスケープするところが祐福寺までのバス路線と、
この三河線の若林駅だけ ^^;雨の様子では・・・と思っていましたが、
振ったり止んだりの繰り返しで、思いきって先へ行きます。
伊勢湾岸道をくぐり、最後の川?猿渡川(さわたりがわ)を渡ると
ようやく岡崎市かと思いましたが・・・安城市との境界 ^^;
この辺りは道が交差してややこしいところですが、
県道76号線を横切ると、あとは真っ直ぐに南下していきます。
安城市との境界を行く長~~い直線道路、
東海道との合流地点まではもうすぐ、ホッとする道です。
その合流地点はここ、岡崎市の手前にある宇頭町交差点。
左に行けば岡崎中心部(岡崎宿七曲り)
右に行くと次の池鯉鮒宿ですが、
ちょうど国道1号線から分かれる旧東海道尾崎の松並木が見えます。
この日はそのまま東海道を岡崎宿までの予定でしたが、
また降り始めた雨に、さすがにもう歩く意欲無し ^^;
すぐ先にある名鉄宇頭駅まででした。 📷 13日
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