ぶらり武儀の里・高澤観音
以前、下呂市金山へと出かけたときに通過した岐阜県関市武儀の里。
正式には関市富之保・中之保・下之保からなるかっての武儀町ですが、
その武儀町にある平成(へなり)地区は、平成の改元によって、
一時期、全国的に脚光をあびたところで知られます。
時代は令和に変わっtものの、今も人気がある武儀の里(下之保)をぶらり旅。
武儀の里には多くの観光スポットがありますが、
今回は岐阜県最古のお寺という「日龍峯寺・にちりゅうぶじ(高澤観音)」です。
スタートは道の駅「平成」
県道58号(旧飛騨西街道)を少し歩き、旧街道で殿村の集落を抜けます。
津保川に沿って続く旧道を行くと、見事な切り通しに出ます。
明治32年頃に掘削されたそうですが、この道ができるまでは
ここは街道の難所だったとか。傍にある祠は「氷坂地蔵堂」。
素晴らしい?切り通しを通り抜けて行くと多良木高沢林道と合流し、
旧道から離れたあとは何もない林道歩きです ^^;
緩やかに上っていく林道を歩くこと、約30分ほどで「仁王門」に到着。
享保3年建立、江戸様式という金剛力士像が安置されています。
ここから300段の石段を上っていきますが、
歩いて参拝する人は少ないのか、少し荒れた道 ^^;
上りきると目の前が開け、手前の「霊木千本桧」に隠れていますが、
その奥に「本堂」と右に「籠堂 (こもりどう)」。
本堂前面は岩山に建てられた懸造りで、
京都清水寺の舞台に似ていることから「美濃清水」とも。
参拝順路の案内で本堂横南側から参拝
本堂
鎌倉時代の尼将軍北条政子が寄進したという建物は応仁の乱で焼失、
現在の建物は江戸時代(寛文10年)の再建。
本堂と並んで建つ籠堂(こもりどう)。
本堂裏手に回ると、洞窟から湧き出る”みたらしの霊水”です。
籠堂の横からは高澤山へのハイキングコースがありますが、
その入口に建つのは「白山鎮守社」。
戻って籠堂と本堂の間を下りますが、横から眺める懸造りの本堂。
あとは裏参道にある駐車場へと行きますが、途中に建ち並ぶのは
まず「多宝塔」
鎌倉時代に北条政子が寄進したもので国重文です。
「金比羅堂」文政3年(1820)の建立
「薬師堂」は貞享5年(1688)建立
「不動堂」は寛政5年(1793)の建立
参道下に見えるのは庫裡の屋根 ^^
そして参道入り口に建つ「鐘楼」です。
高澤山山頂近く、標高283mに建つ日龍峯寺・高澤観音、
鐘楼からすぐ、東屋のある展望休憩所から東側の眺めです。
飛騨の国の豪族”両面宿儺(りょうめんすくな)”が荒ぶる龍を退治し、
この峰に当寺を開創したという・・・
ここにも金山で知った両面宿儺の伝承がありました ^^; 📷 1日
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