続 阿智村のひな祭り
南信州の中馬街道沿いで行われている「中馬ぬくもり街道ひな祭り」。
街道の中心部になる阿智村駒場地区のおひなさんを楽しみましたが、
この日はまず園原地区からスタートしていました。
中央高速道の園原インターを下りて山側にある園原地区ですが、
花桃の里で知られる月川への道と分かれて北の山手へと走ります。
こちらは古き官道・東山道ですが、
到着した園原の里は日本の原風景を感じる山里でした。
ここは東山道でも最大の難所と言われた神坂峠の麓になるところ。
目の前の高台には「信濃比叡」と呼ばれる
「廣拯院(こうじょういん)」の建物が見えます。
山手には東山道・園原ビジターセンター「はゝき木館(ははきぎかん)」。
ここは園原の里の案内や関連資料を展示するミニ資料館ですが・・・
係りの方に聞く説明についおひなさんを忘れるところでした。
この日はおひなさんめぐり ^^;
こちらがそのおひなさんでしたが、
平成の新しい段飾りに、昭和の御殿飾り、明治の内裏雛です。
そして、すぐ傍にあるお土産・食事処「門前屋」。
おひなさんは平成の七段飾りです。
ここでは園原の守り神ともいう2匹の白蛇が飼育され、
間近に見ることができますが・・・撮影禁止でした ^^;
そこから延びる参道を行くと、「廣拯院(こうじょういん)」があります。
平安時代初期、難所であった神坂峠を越える旅人の苦難をみかね、
最澄上人が建てた布施屋だったといわれますが、
近年に「信濃比叡」として整備され、建立されたお寺だそうです。
こちらはあらためて紹介することにして・・・おひなさんめぐり ^^;
下ってこちらは昼神温泉郷。
ここでも各施設におひなさんが飾られていますが、
やはり、阿智川沿いに建ち並ぶ旅館のおひなさんを。
まずは「石苔亭 いしだ」から。
どこもちょっと敷居が高い旅館ですが、
そこはいちど経験しているため案内を乞うていきます^^;
玄関を入ったフロントにある能舞台ですが、
そこに二千体雛飾りのおひなさんが展示されています。
旅館の雰囲気もさることながら・・・能舞台ということもあって、
ちょっとしたビックリの飾りが楽しめます。
変わってお隣の「尾張あさひ苑」
こちらは明治後期の大きなおひなさんです。
さらにお隣は「昼神の棲 玄竹」
江戸享保年間の可愛い享保雛、小さいですが素敵な内裏雛でした。
川沿い最後の旅館は「癒楽の宿 清風苑」です。
そのおひなさんはロビーに飾られた”三面飾り雛”と、
奥にも段飾りがあります。
この日は土曜日で観光の方も多いと思いましたが、
思っていた以上に静かな温泉郷に戸惑いながら・・・
最後はお土産・食事処に飾られていたおひなさん。
下の内裏雛はおかみさんのおばあちゃんのおひなさんだそうです ^^;
南信州の中馬街道を中心に開催されている「中馬ぬくもり街道ひな祭り」。
多くの市町村に飾られているお雛さんの中から、
この日はメインどころ、阿智村のおひなさんでした。 9日
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