遠州三山 油山寺
この日は「可睡斎ひなまつり」とともに遠州三山めぐりも目的でした。
遠州三山は静岡県袋井市にある3つの寺院のことで、
「可睡斎」と、「油山寺」、「法多山」をいいます。
この3寺院を結ぶ15kmほどのウオーキングコースもあるようですが、
この日はもちろん車 ^^;「可睡斎」のあとは北東に4kmほどのところにある、
”目の霊山”として知られる「医王山 油山寺」です。
ここもまず石段を上ります ^^;
上った先にある山門、寺門には見えない構えですが、
この門は、掛川城の大手二之門が移築されています。
門をくぐった先、参道両脇には諸堂や筆塚などがあり、
その先で参道は二手に分かれます。
正面は「方丈」と「宝生殿」への道ですが、それは後程にして、
左手、驥山門(きざんもん)のある参道へと入ります。
驥山門、ちょっと珍しい門ですが、
書道家川村驥山の書「遺教経」(ゆいきょうぎょう)を刻んだ石柱門です。
ここからは天狗谷と呼ばれる静寂の自然林の中、
薬師本堂へと続く地道の参道がしばらく続きます。
”切り通し”とも思われる素晴らしい場所を抜けると
しばらくで朱塗りの建物につきますが、
ここが”瑠璃の滝”遥拝所。
滝の水量は少なくて細いですが、
孝謙天皇が眼病の折、この霊水で眼を洗ったら完治したという・・・。
ここからは石段になり
幾重にか折れながら上る参道 ^^;
最後の石段か?と思いながら上って行くと
右手に現れる「三重塔」。
「薬師本堂」と共に源頼朝公より寄進されたという塔で、
安土桃山期の三名塔のひとつに数えられる・・・とも。
本堂へはさらに石段を上りますが、
向かって左手には”お札授与所”と「太師堂」があります。
最後の石段を上るとようやく「薬師本堂」です ^^;
正式には「医王山薬王院油山寺(いおうざんやくおういんゆさんじ)」といい、
目を護る本尊の「薬師如来」と、
足腰の神様である「軍善坊大権現」が祀られています。
参拝のあとは来た道を戻って
先ほどに通りすぎた「礼拝門」をくぐります。
くぐった左手には十一面観世音菩薩を祀る「六角堂」。
そして、本坊方丈前の小庭園とその先に建つ「宝生殿」、
こちらでは油山寺の諸天・諸仏、寺宝が拝観できます。
大宝元年(701)、行基によって開山、
油山(あぶらやま)とも呼ばれて多くの人たちに親しまれている古刹。
自然林に囲まれた山深きなかでの参拝でした。 19日
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