可睡斎ひなまつり
早いもので今年もまた雛祭りの季節がやってきました。
今年はいつもと違ったところにも行きたいと思っていますが、
今回は初めて訪れるところから。
静岡県袋井市にある「可睡斎」で開催されている
「ふくろい遠州の可睡斎ひなまつり」です。
遠州三山のひとつである「可睡斎」ですが、
その紹介はあらためてすることにして、まずはそのひな飾りです。
「萬松閣」の会場に入ってまず驚いたのはこのひな飾り。
藤枝市の東海道岡部宿にある「大旅籠柏屋ひなまつり」で飾られる
人気の”等身大の雛人形”の一部ですが、
1月31日(木)まではこちらで見ることができるようです ^^
あとは拝観順路に従って見ていきますが、
いきなり建物の廊下に飾られた多くのひな飾りです。
大庭園側の廊下にも所狭しとおひなさんが並びます。
ここはその様子だけですが、このあとはメイン会場の「瑞龍閣」へ。
ここに飾られているお雛さんは、一般家庭で使われなくなり、
こちらに納められ供養されたものだそうです。
載せたい飾りはたくさんありますが、やはりこのひな壇飾りでしょうか ^^
日本最大級という32段のおひなさんはその数約1,200体とか。
国登録有形文化財「瑞龍閣」の大広間(菊の間)。
”折り上げ格天井”とともに眺めるこのひな壇は最上段と中央に内裏雛を配し、
左右には三人官女から仕丁まで、最下段には雛道具です。
これまで各地で多くの1,000体ひな壇を見てきましたが、
ここはまた格別の趣があります。
2階から1階へと案内されると
こちらは吊るしびな飾りで、こちらは日本三大吊るし雛のひとつ、
山形県酒田市の傘福で「幸せをもたらす傘福」です。
説明には可睡斎で提供されたお坊さんの袈裟生地で作られたとか ^^;
奥の間には”さるぼぼ2、000体の吊るし雛”もあり、華やかです ^^;
そしてこのお巨大御殿飾り・・・これもビックリものでした。
その中から
右側に飾られていた「三八立雛 天皇御束帯」との説明付内裏雛は、
小さいですがちょっと珍しい気品のある立雛です。
あとは花の可睡斎でも人気の「室内ぼたん庭園」
約20品種、70鉢というぼたんが、春を前にひと足早く、
書院造りの和室と廊下に展示されています。
お終いは竹を使った木目込豆雛のひな飾りでしたが
可愛いその飾りからひとつだけ ^^
可睡斎ひなまつり、
ずいぶんと多くのひな飾りを楽しみましたが
最後はこの木目込内裏雛です ^^;
ここでは古雛などは見ることができませんが、
貴重な建物とともに楽しめるひなまつりでした。 19日
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コメント
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好好爺さん
もう「ひな人形」が話題になりますか。例年雛飾りの時期には多くのブログで綺麗なひな人形の写真が出ます。その一番乗りですね。それにしてもいつもながらの美しいお写真には心が和みます。
投稿: shuttle | 2019年1月21日 (月) 09時07分
shuttle さん
ここは元日から開催されるひなまつりですが、
さすがに早すぎてしばらく出かけるのを待っていました。
各地のひなまつりも今週辺りから始まりますが、
今年は新しいところにも出かけたいと思っています。
投稿: 好好爺 | 2019年1月21日 (月) 16時26分
好好爺様
おひなさま、嬉しい時季を迎えました。
「可睡斎ひなまつり」お見事ですねぇ。静岡までおでかけだったのですね!
長浜盆梅展も趣があって・・・おひなさまも、盆梅展も実際に観たいと思いました。
ありがとうございます!!。
投稿: hiro | 2019年1月22日 (火) 10時12分
hiro さん
またおひなさんの時期になりました。
最初はちょっと遠出でしたが、
見たかった国重文の建物と1,200体のお雛さんでした。
盆梅も今年は飾り付けが変わって楽しめました。
これからおひなさんに観梅と忙しくなりますが、
今年は少し遠出もしてみたいですね ^^;
投稿: 好好爺 | 2019年1月22日 (火) 16時06分