里の秋!いなべウオーク
いなべ市大安町丹生川中集落のソバ畑を先に載せましたが、
この日は大安町高柳の「三笠橋」から丹生川、北勢町麻生田、
そして員弁町笠田へと、秋日和のなかをウオーキングでした。
高柳から県道に入りますが、
この道はかって員弁第一街道と呼ばれた旧道とか。
正面に藤原岳を望むと、
すぐに大安町片樋(かたひ)の集落に入ります。
まずは左手に広がるソバ畑!
左に鎌ヶ岳と御在所岳から羽鳥峰、釈迦ヶ岳が見えます ^^
少しづつ段差のある畑が続きますが、
その先には鈴鹿の山並み、釈迦ヶ岳から仙香山、三池岳
そして石博峠、右手前に砂山、その先に少し見える竜ヶ岳の頭です。
歩いている員弁第一街道は元禄14年(1701)頃、
桑名藩主松平定重が郡代に命じて造らせたもので、
現在の桑名市島田から南大社、梅戸、大井田川原を経て、
高柳、片樋を通り阿下喜に通じていたようです。
ソバ畑の北の端で片樋を過ぎると丹生川ですが、
その入口の道が分かれるところにポケットパークがあります。
小さな道標には”右 阿下喜 左 石博”とあり
小公園には「おかげまいり旅立ちの地」の案内板が立っています。
ここ丹生川は600余年前から神宮の社領で、
米・麦の初穂を供えていたこともあり、江戸時代末期には、
村民がここからおかげまいりへと出発したという。
傍にある石灯籠は天保2年(1831)に献灯されたものだそうですが、
員弁第一街道は「お伊勢まいり道」として利用され、また、
大神社(おおみわのやしろ)へ祈願する人でにぎわったとも。
すぐに三岐鉄道「丹生川駅」に到着。
ソバ畑を楽しんだあとは北勢町に出て員弁川の左岸を戻ります。
旧丹生川役場あとに建つ道標兼郷社案内碑。
”左 こもの かめ山 右 あげき みの ”とあります。
県道609号線に入って東へ進むと大安町久下(ひさか)地区、
その久下区民広場の片隅に建つ「神武天皇御陵遥拝所」。
神武天皇御陵は橿原市にありますが、
この石柱は昭和45年に久下区の建立とありました。
国道365号線を渡った先の道端に小さな道標がありました。
”右 丹生川 左 片樋 ”とあります。
裏に彫られた文字が判読できず ><;詳しくは分かりませんが、
左手に延びている細い道が旧道かもしれません。
これもウオーキングで知る思わぬ歴史の道でした。
この先、「天王橋」でいなべ川を渡り
麻生田の集落を見ながら
員弁川左岸を高柳へと戻ります。
途中で出会ったおサルさんに威嚇され ^^;
三岐鉄道北勢線沿いを歩いて、
夏に見た「ひまわり畑」を見るとスタートした高柳はすぐ。
台風一過の青空のもと、鈴鹿山麓のソバ畑をめぐり、
ちょっとだけの旧道と員弁川沿いのどかな道を楽しんだ、
いなべ市大安町の里の秋でした。 3日
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