岐阜街道 稲沢から一宮本町
岐阜市湊町にある御鮨所跡から笠松湊を経て、愛知県稲沢市の
美濃路「四ツ家追分」を結ぶ岐阜街道。
江戸時代、尾張藩が、長良川で捕れた鮎をなれ鮨にして、
江戸の将軍に献上するために整備したという街道で、
そのために岐阜県側では御鮨街道ともいわれています。
以前に岐阜城下から笠松までを歩いていますが、
今回は残りの岐阜街道を、愛知県稲沢市の美濃路四ッ家追分から、
一宮市木曽川町までを逆順で歩きます。
この日は稲沢市のJR清洲駅をスタートしてまずは美濃路に出ます。
美濃路もすでに歩いているところですが、途中にある「長光寺」。
その門前にある道標
かってはこの先の岐阜街道「四ッ家追分」にあったもので、
「右 ぎふ ・・・ 」「左 京都道・・・」で下は折れています。
資料に寄ると「右 ぎふ並浅井道」「右 京都道並大垣道」だそうです。
ここからすぐにその追分があります。
稲沢市井之口四家にある美濃路と岐阜街道が分岐する、
「四ツ家追分」。
美濃路と分かれた岐阜街道は、
しばらくJR稲沢操車場に沿ったあと北上して行きます。
井之口から下津町(おりづちょう)に入って道は桝形に曲がり、
さらに北へと行きます。
この道もまた神社仏閣と街道筋の祠を見ながらの道中ですが ^^;
下津片町を通る岐阜街道筋
道筋にはときおり旧街道らしき町並みも見られます。
さらに北上していくと「赤池一里塚跡」
追分からちょうど4km地点で、傍に建つのは「御巡幸之跡」碑。
この先で県道166号線で道は分断されますが、
赤池居道の交差点で牛野通(県道190号線)を行きます。
名神高速道の手前で一宮市に入ります。
この先、旧道は牛野通に付かず離れず小刻みに右左折して行き、
少々戸惑うところもありますが目印になるのはやはり神社仏閣 ^^;
まずは牛野の「神明社」
その境内には”照手姫袖掛け松”なるものがありました。
”浄瑠璃・歌舞伎で名高い照手姫が室町時代中頃 常陸(茨城県)の城主
小栗判官助重と恋の道行きの折 鎌倉街道脇のこの地の末に小袖を掛け
しばし休息したと伝える。・・・”と説明にあります。
ここからさらに細い道を行くと裁判所前にでますが
高架で県道を渡るとすぐ前が「富士三社」
ここは「真清田神社」の御旅所でもあります。
すぐ西にある「一宮一里塚址」碑
ここまでで美濃路の追分からちょうど8kmです ^^
さらに北に向かうと正面にある「地蔵寺」
正面にある「仁王門」、境内には見どころが多いですが、
道を回り込んで行くと
本町通り側には西門
この門の傍には市指定文化財?イチイガシの巨木があります。
あとは本町通りを真っ直ぐ行き本町商店街へ。
旧街道はアーケードの商店街を通り抜けます。
この日はちょっと時間に制約があり残念ながらここまででした。
このあと木曽川町の「宝江渡跡」まではあと7kmほどでしょうか?
あらためて近いうちに歩き終えたいところです。 11日
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