一宮市今伊勢 酒見神社
岐阜県一宮市今伊勢町本神戸にある「酒見神社(さかみじんじゃ)」。
岐阜街道を歩いている途中に知りましたが、
その名前と、皇大神宮御聖蹟の名柱に思わず立ち寄りました。
倭姫命が滞在した「中嶋宮」の跡とされ、元伊勢のひとつとか。
鳥居をくぐり真っ直ぐの参道を行きます。
右にあるのは神池でしょうか?
拝殿鳥居前には蕃塀があり左手に手水舎、
参道はその横を回り込んで鳥居をくぐります。
尾張地区の神社ではよく見られますが、”不浄除け”や、
拝殿を直接見れないようにとの意味もあります。
その右手には少し北に窪んだところに「山王社」
西側の奥には「秋葉社」です。
第二鳥居をくぐって拝殿前へ。
御祭神は天照皇大御神、倭姫命と、酒造の神である
酒弥豆男神(さかみづおのみこと)、酒弥豆女神(さかみづめのみこと)。
「倭姫命社」は本殿の裏に祀られているようです。
右手に並び建つのは末社の「熊野権現社」に「天王社」
その奥には「磐船」ですが・・・
前に建つ石柱には”・・・往昔皇大神宮へ奉納の白酒黒酒を醸造し
此の磐船を以て搾取せり」と刻まれています。
かっては船の形をしていたようです。
左手奥には
正面に皇大神宮遥拝所
神社の社殿は北向きに建てられていますが、
こちらも南にある皇大神宮を遥拝するようになっています。
その横にある霊水「栄水の井」
白酒黒酒を造る際に使われたとのことですが、
”・・・霊水を身に滌ぎかけ邪念を祓ひて除厄招福を祈願せば
無病息災延命長寿家内安全商売繁昌に霊験あらたかなるべし・・・”とも。
”・・・倭姫命が伊勢の地を求めて旅される途中、垂仁天皇14年(紀元646)、
当村に渡来された際、村民の奉仕により社が建てられたのが神社の始まり・・・
また清酒の醸造は酒見が最初とあり、酒見神社は清酒醸造の元祖の神社
という事になります・・・”とも。
ここもまた街道歩きで知った倭姫命ゆかりの神社でした。
16日
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