ぶらり鯖街道・朽木宿
京都市久多から国道367号に戻ると滋賀県高島市ですが、
そのまま北上していくと朽木(くつき)に出ます。
この道はかっての鯖街道(若狭街道)のひとつで、
朽木には現在の市場を中心に栄えた「朽木宿」があります。
8年ぶりの訪問でしたが ^^;
あらためてその朽木の宿場を散策しました。
道の駅「くつき新本陣」に車を停めて北へ少し歩くと、
宿の南口にあるモニュメント。
宿場はここから北へと約1.5kmほど続きます。
柳並木と水路の引かれた町なかには、鍵曲(かいまがり)と呼ばれ、
意図的に造られた折れ曲がる道筋が何箇所もあります。
昭和8年に建築されたという「丸八百貨店」、
今は喫茶店兼休憩所になっていて、旅人を迎えてくれます。
最初の鍵の手を曲がると北へと真っ直ぐに延びる街道。
この辺りはベンガラや連子格子の家を見ることができますが
こちらは旧商家「熊瀬家」住宅。
かって行商人たちで賑った朽木宿を代表する商家のようです。
まだ比較的新しい「鯖街道」道標
旧商家と思われる家が建ち並ぶこの辺りは
かっての朽木宿の中心部になるのでしょうか?
ここでも道が鍵の手に曲がります。
曲がるたびに北へと延びる宿場内の道。
茅葺屋根の家や
昭和13年に建てられたという
旧郵便局舎(伝ボヴォーリズ設計)もあります。
この先道はさらに左、右と曲がり、見える現在の朽木郵便局を左へ、
さらにその先で右にと・・・まぁ、よく曲がります ^^;
そして最後の街道筋に入ります。
すぐにある「織田信長の休憩地」(旧圓満堂遺跡)。
織田信長が越前の朝倉攻めのために敦賀に侵攻したとき、
浅井長政の離反にあい、朽木谷を通って京都に逃れますが、
当時の藩主・朽木元綱は信長をこの地でもてなしたという。
朽木宿の北口にあるモニュメント。
この先鯖街道はされに北上して行き、今津町保坂から水坂峠を越え、
熊川宿から若狭小浜へと続きます。
宿場から国道367号に出ると安曇川の支流北川が流れます。
すぐ西側の京都「久多」を通る鯖街道(針畑峠越え)や、
琵琶湖西岸を行く西近江路、さらには周山街道など、
いくつかある鯖街道のなかでも特に知られているのがこの若狭街道。
久しぶりに訪ねた鯖街道「朽木宿」でした。 3日
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