一乗谷朝倉氏遺跡
福井市城戸ノ内町にある「一乗谷朝倉氏遺跡」。
戦国時代、越前国を平定した朝倉氏の城下町跡で、
5代103年間にわたって繁栄し、北陸の小京都とも呼ばれたところ。
当時の町並がほぼ完全な姿で発掘されていて、
国の特別史跡・特別名勝に指定されています。
永平寺から近いこともあり、その帰りに立ち寄りましたが、
ここもまた久しぶり、11年ぶりの訪問でした。
この日は「越前朝倉万灯夜」「越前戦国まつり」が開催中で、
ちょうど祭り2日目の準備中なのでしょうか?
遺跡には夜に灯されるたくさんのキャンドルが置かれています。
芝生広場を回り込んで堀沿いを行くと
朝倉氏館跡正面に建つ唐門。
朝倉義景の菩提を弔うためにのちに建てられた松雲院の寺門で、
江戸時代中期ごろに再建されたもの。
その先にあるのが朝倉氏館跡。
一乗谷の中心部に位置する朝倉家主が居住した館跡です。
南に回り込むと「第五代義景公墓所」があり、
その傍には「館跡庭園」があります。
この日は少し上がった「湯殿跡庭園」に行く途中から、
真下に眺めるその庭園です。
ここには4つの庭園がありますが、そのうちのひとつ。
さらに道を上るとある「湯殿跡庭園」。
一乗谷で最も古い庭園といわれる荒々しい石組の庭園。
水枯れしていますが ><;水路が山際に沿って南(上)から北に走り、
滝口に注ぐという池泉庭園です。
北から南へと続く広い遺跡ですが、ここで空堀を渡ります。
わずかに残る石垣。
城跡は背後にある山上に造られた山城ですが、
朝倉氏遺跡はその山麓の南北に広がっています。
「中の御殿跡」。
朝倉義景の実母光徳院の屋敷跡と伝えられています。
その南側にあるのが「諏訪館跡庭園」。
諏訪館は朝倉義景の妻「小少将(こしょうしょう)」の館で、
その庭園は遺跡の中でも最も規模の大きいもの。
ちょっと祭りのための椅子が邪魔ですが ^^;
この庭園跡も水が干上がっていますが、
中心にある4m余りの巨石は滝の石組の一部となっており、
見事な廻遊式林泉庭園です。
戻る途中から見えるのは復元された町並みの建物群。
ここにはもうひとつ「南陽寺跡庭園」がありますが、
少し場所が離れているため、
この日は相方の足に合わせてここまででした。 26日
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好好爺さん
この「一乗谷朝倉氏遺跡」は、数々の悲劇を生んでいますね。戦国時代の遺跡としては、見事に復元されているそうです・私も実際に訪れて往時を偲びましたお写真でその時のことを思い出しています。
投稿: shuttle | 2018年8月29日 (水) 08時52分
shuttle さん
勝敗は時の運とはいえ、敗者には厳しいものですが、
それも戦国の世の習いでしょうか。
埋没していた城下町がこうして復元されたことは、
往時の様子を知るには貴重ですね。
私も久しぶりに訪れて、あらためて感じました。
投稿: 好好爺 | 2018年8月29日 (水) 17時09分