続 西国街道ひな人形めぐり
京都府向日市で開催されている「西国街道ひな人形めぐり」。
前半はJR向日町駅から西国街道「五辻の常夜灯」まででしたが、
このあともさらに街道を南へと歩き「一文橋」まで。
海道筋の見どころとおひなさんの両方を楽しんで行きます。
後半最初のおひなさんは五辻交差点の傍にあるお店から。
有職雛(京雛)の段飾りはご店主の思い入れのあるお雛さんとか 、
ケースのおひなさんはオルゴール付き ^^
手前の市松人形もまだ新しいものでした。
街道に戻ってすぐにある「塩崎家」
ここは個人のお宅ですが、
部屋の中にはびっしりとおひなさんが飾られています。
昭和9年の5段飾り
昭和10年のおひなさんと雛道具。
飾り付けも大掛かりなもので、
載せているのはその一部のおひなさんだけです ^^;
街道に戻ると
すぐにある「石塔寺」(鎌倉末期の創建)。
5月3日に奉納される”鶏冠井題目踊り”で知られるところとか。
さらに南へと歩き
県道67号線を渡る角にある店舗のおひなさんは7段飾りと、
昭和12年(1937)ごろの源氏枠飾り(向日市文化資料館所蔵)。
西国街道は阪急京都線のガードをくぐり
上植野町下川原へと入りますが・・・
この辺りも由緒あるところのようで、趣のある道が続きます。
個人のお宅のひな飾りは外から拝見
すぐに「中小路家住宅」(国登録有形文化財)です。
江戸時代中期ごろから続く総名主を務めた旧家だそうですが、
現在は喫茶室が併設され、イベントも開催されているという。
この日はおひなさんの展示でしたが・・・
主屋の座敷左手
右手の内裏雛は左に明治、右に大正期の古今雛。
左の中段には”狆引き官女”のおまけ付き ^^;
窓際には昭和中期の御殿飾りが並びます。
正面全体は人が多く外していますが ^^;
その飾りを右から順に ^^;
木箱の上に飾られているのは江戸時代の古今雛と後ろには雛絵。
左の内裏雛は復元されたという江戸時代の有職雛。
その横には大正時代の白木造り源氏枠飾り。
そして部屋の左手には
右に昭和40年代の段飾りと、左には平成元年の有職雛。
内裏雛はもちろん、三人官女、五人囃子、仕丁の違いが楽しめる、
そんな飾りが楽しいですね ^^;
さらに横に並ぶ御殿飾りと賑やかです。
段飾りの中段に置かれた人形も、
じっくりと拝見させてもらった素敵なものでした。
こちらはおまけ?でしょうか ^^;
二階の階段を上がったところにはこのおひなさんでした ^^;
街道筋のひな人形めぐりはここまででしたが・・・
街道をさらに南へ歩くとすぐに「一文橋」に出ます。
”室町時代には有料橋だったと伝えられ、橋の架け替え費用にと、
一文を取り始めたのが橋の由来といわれる・・・”とも。
この先、西国街道は長岡京市へと向かいます。
ここからは街道筋から離れて、
見逃したおひなさんを探しながらJR向日町駅へと戻ります ^^;
阪急京都線西向日駅近くにあるお家の飾りは庭先と玄関に。
最後は昼食に立ち寄ったそば処の飾りです ^^;
短い距離とはいえ西国街道も歩けて大満足の
「西国街道ひな人形めぐり」(3月5日(月)まで)でした。
情報いただきましたaliceさん、ありがとうございました。 3日
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ひな飾り巡り、今年もいろいろ見に行かれていますね。
街道巡りと併せて京都まで行かれたとは^^
さすが京都だけあった、古いひな人形や豪華な物が多いです。
最近は、いろんな地域で町並みと併せたひな飾りの展示が
開催されているので、東北や九州等他の地方へ行ってみるのも
面白いかもですね。
投稿: いわし | 2018年3月 6日 (火) 20時56分
いわし さん
ひなめぐりを初めて12年になりますが、
まだまだ知らないところが多いです。
町なかひなめぐりは旧街道のあるところに多く、
街道筋の町並みも楽しみなところですね ^^
地方のひなまつりも東北は雪の時期だけになかなか行けませんが、
関東以南はすでに九州まで、一応有名どころは見てまわりました。
おかげでいろんなひな飾りを楽しんできました。
今年ももう旧暦で飾られるおひなさんになりましたが、
あと少しだけ楽しむ予定です ^^;
投稿: 好好爺 | 2018年3月 7日 (水) 08時50分