今尾の左義長
久しぶりに祭りが見たくなり、
岐阜県海津市平田町今尾の「秋葉神社」で行われた
伝統の火祭り「今尾の左義長」に出かけました。
旧正月に行われ、(平成29年からは2月第2日曜日開催です)
火難災難厄除けを祈願する勇壮な火祭りで、
400年の歴史を持つ天下の奇祭ともいわれ、
岐阜県重要無形民俗文化財に指定されています。
朝からの”どんど火”が残る「秋葉神社」前
町内には各氏子組毎の竹神輿が待機していますが、
鼓型の神輿帯には神宮大麻や今尾神社、
治水神社の神札が結び付けられています。
正午
一番手の竹神輿が境内に吊り込まれます。
竹神輿を担ぎ込むのは顔に独特の化粧をし、
そろいの長襦袢と白足袋姿の若衆たち。
まずは朝から行われていた”どんと”の”灰除け”が行われます。
先端を十字に組んだ長い竹で、
燃え残った灰を片隅に寄せて境内を綺麗にしますが・・・
灰塵をわざと?高く上げるため、
風下にいるとその灰をまともに浴びることに ^^;
綺麗になったところで
若衆たちによって竹神輿が回され
担ぎ棒が神輿から抜かれます。
その間、神社では神事が行われていて、
御神火が氏子総代の持つ藁に移されて
その火が竹神輿に移されます。
炎がいっきにあがりました。
この日は猛烈な風が吹いていたため、
風にあおられるように横になびく炎。
少し風下にいましたが、
火の粉が横殴りのように容赦なくふりかかります ><;
七分どころまで燃え尽きたころ、
神輿を恵方に倒すため、ようやく若衆たちが動きます。
濡れた縄で竹神輿を巻くように駆け回る若衆たち
神輿は恵方の方角に倒されました。
このあと、神輿が燃え尽きるとふたたび”灰除け”が行われ、
次の竹神輿が吊り込まれます。
13町内の神輿が全て燃え尽きるのは夕刻5時ごろとか。
3年ぶりでしたが、今年もまた、伝統が受け継がれた、
歴史ある祭りを見ることができました。 11日
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おはようございます!!
今年の左義長も見事だったんですね。
合併してからは市内の行事。
私は一度も見たことがないんです〜。
・・・で、こちらで十分見せていただいたから
今年もこれで私もいい年になります(爆)
投稿: ぐーま | 2018年2月14日 (水) 07時45分
ぐーま さん
ここはいつでも行けるところですがひさしぶりでした。
昼間に見れる左義長(どんど)は数少なく、
特に間近くで見れるだけに見応えがある火祭りですね。
火難災難厄除け祈願ですが、
火の粉を浴びるので火難要注意です(笑)
投稿: 好好爺 | 2018年2月14日 (水) 16時52分