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2018年2月20日 (火)

続 五個荘ひな人形めぐり

五個荘地区で開催中の五個荘「商家に伝わるひな人形めぐり」。
まちなみ保存交流館と、商人屋敷の2邸を見てきましたが、
残るひなめぐりはこちらも旧商家「中江準五郎邸」と、
商人屋敷地区から少し離れた場所にある「藤井彦四郎邸」です。

金堂地区にある近江商人屋敷の最後は中江準五郎邸。

Gokasho201

ここは東近江市の雛匠として知られる、
東之湖(とうこ)氏の創作雛が展示されています。

Gokasho202

いきなりその「清湖雛」(中央上段)を中心に、
びわ湖をモチーフにして、近江麻で創られたお雛さんが並びます。

Gokasho203

一部には「近江八景」の人形もあり、(まだ全景は未完成とか)
近江ならではの創作雛でしょうか。

ここの見どころはもうひとつ、
別棟の蔵(展示室)に収められた郷土人形の数々です。

Gokasho204

その蔵への渡り廊下には比較的新しい段飾り

Gokasho205

そして、入口には地元の伝統土人形・小幡人形(小幡でこ)。
こちらは戌年にちなんだ干支戌と招福人形です ^^;

Gokasho206

展示室にはたくさんの郷土人形ですが、
その正面にはひなめぐりのためか?各地の内裏雛人形でした ^^;

貴重な郷土人形を楽しんだあとは、
歩いても20分ほどの「藤井彦四郎邸」ですが、
この日は空模様が怪しく車で移動します。

Gokasho207

寒いためか、引戸は閉まっていますが

Gokasho208

玄関に飾られていたのは江戸期の御殿飾りと内裏雛です。

ここでも貴重な古雛を見ることができますが・・・

Gokasho209

最初の客間には、こちらにも雛匠東之湖氏の「絆雛」です。
平成23年の東日本大震災から、翌年以来創作されているという
シリーズ雛で、今年は”天音(あまね)”です。

そしてこちらのメイン展示はこちら

Gokasho210

中の間に飾られている段飾り。
左から大正時代、中央に江戸後期~明治初期の有職雛、
その右には昭和のおひなさんです。

Gokasho211

中央の内裏雛と

Gokasho212

右下に飾られたおひなさんは、
京都の老舗「丸平大木人形店」の大木平蔵製作雛。

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最奥にある主客間

Gokasho214

廊下突き当りの段飾り

Gokasho215

離れ棟への廊下沿いと、
さりげなく飾られているおひなさんを見ながら

Gokasho216

和洋折衷で造られた離れの部屋には、
これも素敵な親王飾りでした。

このあとは建物の西側にある土蔵や展示館へと

Gokasho217

続く廊下の窓際にはやはり小幡土人形でした ^^;

今回は庭園をめぐりませんでしたが

Gokasho218

客殿から見える池泉回遊式庭園。
藤井彦四郎氏自身の構想で作られたという雄大な庭園です。

ときおりみぞれの降る寒い日でしたが、
今年もいろんなおひなさんを楽しむことができた、
東近江市五個荘の「ひな人形めぐり」でした。   17日

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