2024年7月
  1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31      

最近のトラックバック

無料ブログはココログ

« 2018年1月 | トップページ | 2018年3月 »

2018年2月28日 (水)

日野ひなまつり紀行

各地のひなまつりが始まると、
毎年訪れるところが決まっているわけではないんですが、
やはり数カ所はどうしても同じところになってしまいます。
この日は滋賀県日野町の「日野ひなまつり紀行」でしたが、
ここもまたその一か所です。

この日は「綿向神社」のおひなさんが公開される週でもあり、
それが目的のため例年よりは遅い訪問です ^^;

Hinoo01

日野のひなまつりといえばやはり桟敷窓でしょうか。
この日はイベント開催の週でもあり人出も多く賑やかです。

Hinoo02

スタートはいつものように「まちかど感応館」から。
お馴染みの古雛から現代雛まで、
時代を代表するひな飾りが展示されています。

Hinoo03

こちらはその前にあるお宅のひな飾りですが、
日野のおひなさんもまた各お宅の飾りも楽しみなところ。

Hinoo04

桟敷窓から見るおひなさん ^^;


Hinoo05_2

ここも近江商人の町ですが、
おひなさんもさることながら桟敷窓のある建物も趣があります。

Hinoo06

Hinoo07

外から眺めて、近くで見ればまたびっくり!する、
そんな飾りがたくさんあります。

Hinoo08

ガラス越しもあれば、こんな格子越しのおひなさんも ^^;
いろんな飾りを楽しみながら東会場は「綿向き神社」です。

Hinoo09

この日、見たかったそのおひなさんは神社の社務所に。
ここは訪問日の都合で数回しか見ていませんが・・・

Hinoo10

メインはこの明治14年に京都で作られたというひな飾り。
他にも古雛が展示されていますが、
この日はまた初めての飾りにお目にかかりました。

Hinoo11

それがこれ、初公開という御殿飾りは「豆屋根附御殿」とか。
いろんな御殿飾りを見てきましたが・・・初めて見る飾りでした。

町なかへと戻り、南の町筋へと入ります。

Hinoo12

下鍛冶町の会所には卵の殻でできた卵びな(左端)も ^^;

Hinoo13

清水町は趣のある町筋

Hinoo14

おひなさんも古いものが飾られていましたが、
ガラス越しでやむなくその一部を撮っています ><;

Hinoo15

こちらのお宅は玄関を開けての拝見でしたが、
その玄関間にはこの古雛と、
手前の引戸際には親子二代の御殿飾りでした。

Hinoo16

メイン通りを外れた町筋のお家では、
一声かけて(反応がないお家も ^^;)の拝見が多くなります。

ここまでがほゞ半分ほどでしょうか。
このあとは「近江日野商人館」から西会場のおひなさんですが、
どう紹介するか?悩むおひなさん・・・続きます。   25日

2018年2月26日 (月)

若狭高浜ひなまつり

福井県高浜町で始まった恒例のイベント「若狭高浜ひなまつり」。
今年も本町、中町を中心に、旧丹後街道沿いの各商店や一般の家庭に、
約100点のひな飾りが展示されます。

4年ぶり、3度目の訪問でしたが、ひなめぐりのスタートはいつもここ、
「高浜まちづくりネットワーク」のある建物から。

Wtakahama01

趣のある旧い建物ですが、
耐震問題もあり内装工事が行われたとのことで

Wtakahama02

以前に訪れたときとは少し様変わりしていて ^^
一部は市民の方向けのギャラリーとしても使用されています。

Wtakahama03

さて、今年のひなまつりはこれまでとは逆順に、
丹後街道に出ていったん南下して行きます。

Wtakahama04

Wtakahama05

こちらは旅館の玄関口に展示されていたひな飾り。
平成のおひなさんから明治の古雛まで親子三代のおひなさんです。

Wtakahama06

こちらも旅館の奥の応接間に飾られていたおひなさん。
ちょっと宿泊客並みの案内をしてもらいました ^^;

Wtakahama07

途中のひな飾りも旅館、商店、個人のお宅と、
それぞれに違ったものですが・・・
ここが丹後街道沿いでは一番東の端になるお店の飾り。

ここから一筋北の道を戻って本町筋です。

Wtakahama08

着いたときはまだ薄曇りの空でしたが、
この辺りから雲が厚くなりときおり時雨れます ^^;
そのためか?少し寂しい本町通り。

Wtakahama09

Wtakahama10

Wtakahama11

ただ、お店や個人のお宅のひな飾りは華やかです。

本町通りの北にある古雛の展示を見て、
丹後街道は西に曲がって中町通りへ入ります。

Wtakahama12

この辺りはひなめぐりの中心部だけに

Wtakahama13

ほとんどのところは開放されていますが

Wtakahama14

ガラス越しに見るところも多いのは、
町なかひなめぐりではやむを得ないところでしょうか。

Wtakahama15

ここがお雛さんの展示されている丹後街道沿いの西の端、
若宮地区のお家です。

この先さらに点々と展示場所は続きますが、
この日もここまででした ^^;

Wtakahama16

少し海も見たくて海岸沿いに出ましたが、雨になります ><;
見える山は雨に霞む青葉山(若狭富士)です。

ここに来るとなぜか時雨れることが多く寒い日に ^^;
この日もまたそんな「若狭高浜ひなまつり」でした。   24日

2018年2月24日 (土)

揖斐川町のおひなさん

岐阜県の”おひなさん”もいろんなところをめぐりましたが、
ここ、揖斐川町でのおひなさんは初めてでした。

「揖斐川歴史民俗資料館」で開催中の「春季人形展」です。

Ibigawams01

ちょっと中心部からは外れていますが上南方にあるその施設。
この日は子供たちの体験学習があり、
たらいや洗濯機、洗濯板などがありますが・・・ ^^;

Ibigawams02

資料館エントランスに額絵とともに飾られていた内裏雛。
小さいですがちょっと目がいった古雛でした。

「人形展」は常設展示室の奥にある第一展示室。

Ibigawams03

こじんまりとした展示室ですが

Ibigawams04

Ibigawams05

室の壁際にそのおひなさん(人形)が展示されています。
段飾り以外はすべてガラス越しですが・・・
やはり古雛から順に拝見しました ^^;

Ibigawams06

大正~昭和期の内裏雛から

Ibigawams07

こちらは”狆ひき官女”(説明は狆ひき人形)で、
明治時代後半から昭和時代初めの雛飾りの添え人形として
飾られ、安産の守り、女性の幸せを願う意味があります。

Ibigawams08

明治の内裏雛と

Ibigawams09

江戸期の内裏雛とありました。
これは楽しみにしていたんですが、どちらも素敵な古雛でした。

Ibigawams10

昭和30年代の御殿飾りと、50年代の段飾り。

そして人形ですが・・・
展示されていた人形から、
どれを載せようかと迷いましたが ><;こちらを

Ibigawams11

単純ですが 、衣装人形(日本人形)です ^^;

Ibigawams12

掛軸は左に立ち雛軸、右に雛絵軸

そして最後のケース展示は

Ibigawams13

上に鳥取地方の”流し雛”、下に日向青島神社の”神ひな”

Ibigawams14

お馴染みの木目込み雛もありました。
数は少ないですが、それぞれに時代を代表するおひなさんに、
素敵な人形を楽しませてもらいました。

揖斐川町といえば「徳山ダム」。

Ibigawams15

こちらは屋外施設として移築復元されている
旧揖斐郡徳山村戸入の民家です。
もちろん資料室では徳山ダむ建設時の様子も展示されています。

ここも初めて知った「人形展」でしたが、
素敵な古雛も見れた揖斐川町のおひなさんでした。  23日  

2018年2月22日 (木)

あげきのおひなさん

この日は風が強いものの、少しは暖かい日になりました。
町なかのおひなさんめぐりにはちょうどいいかと出かけたのは、
いなべ市阿下喜で行われている「あげきのおひなさん」です。

今回はメイン会場「ウッドヘッド三重」の傍にあるこの建物から。

Agekih01

ひなめぐりの臨時駐車場でもある「旧阿下喜小学校」の校舎ですが、
現在は「桐林館」として国登録有形文化財でもある建物。

Agekih02

その玄関に展示されているのは昭和の段飾り

Agekih03

教室の一部はアート&カフェ”桐林館阿下喜美術室”として
活用されているのも珍しいですが、
その美術室には手作り(折り紙・木工)のおひなさんでした。
また、ここでは貴重な建物内を見ることができます。

さて、メイン会場の「ウッドヘッド三重」

Agekih04

今年は”さるぼぼ”が出迎えてくれますが ^^;

Agekih05

玄関廊下には昭和中期の御殿飾りと、
右には例年のように保育児の紙びなが並びます。

Agekih06

1階ギャラリーには、
こちらもお馴染みの大正・昭和のおひなさん

Agekih07

今年は昭和初期の内裏雛と

Agekih08

中期の御殿飾りに内裏雛を選んでみました ^^;

Agekih09

2階の展示会場
階段の先には折り紙おひなさんの段飾り

Agekih10

Agekih11

そしてメインのひな人形800体展示と、
まぁ、毎年変わらぬひな飾りですが、
これが「あげきのおひなさん」の見どころです ^^

ここでひと休みしたら町なかのおひなさんめぐり。
この日は北町通りから西町通りへと逆めぐりでしたが・・・

Agekih12

こちらは「大西神社」の社務所に飾られていた内裏雛。
明治後期から大正期のお雛さんでしょうか?
ここには本殿や神輿殿にもおひなさんが展示されていますが、
この日は扉が閉まっていました ><;

Agekih13

西町通りのお家ではガラス戸を開けての拝見 ^^
多くのお家ではこうして自由におひなさんを見ることができます。

本町通りに出て

Agekih14

Agekih15

いつものサブ会場?のひとつ、旧店舗跡の展示です。

Agekih16

通りにあった案内板はこちらもメイン会場と同じ、
ペットボトルのキャップで作られたおひなさんでした。

今年も楽しませてもらった「あげきのおひなさん」。
平日とはいえ人もそれなりに ^^;
ここもひなめぐりでは人気のあるところです。   20日

2018年2月20日 (火)

続 五個荘ひな人形めぐり

五個荘地区で開催中の五個荘「商家に伝わるひな人形めぐり」。
まちなみ保存交流館と、商人屋敷の2邸を見てきましたが、
残るひなめぐりはこちらも旧商家「中江準五郎邸」と、
商人屋敷地区から少し離れた場所にある「藤井彦四郎邸」です。

金堂地区にある近江商人屋敷の最後は中江準五郎邸。

Gokasho201

ここは東近江市の雛匠として知られる、
東之湖(とうこ)氏の創作雛が展示されています。

Gokasho202

いきなりその「清湖雛」(中央上段)を中心に、
びわ湖をモチーフにして、近江麻で創られたお雛さんが並びます。

Gokasho203

一部には「近江八景」の人形もあり、(まだ全景は未完成とか)
近江ならではの創作雛でしょうか。

ここの見どころはもうひとつ、
別棟の蔵(展示室)に収められた郷土人形の数々です。

Gokasho204

その蔵への渡り廊下には比較的新しい段飾り

Gokasho205

そして、入口には地元の伝統土人形・小幡人形(小幡でこ)。
こちらは戌年にちなんだ干支戌と招福人形です ^^;

Gokasho206

展示室にはたくさんの郷土人形ですが、
その正面にはひなめぐりのためか?各地の内裏雛人形でした ^^;

貴重な郷土人形を楽しんだあとは、
歩いても20分ほどの「藤井彦四郎邸」ですが、
この日は空模様が怪しく車で移動します。

Gokasho207

寒いためか、引戸は閉まっていますが

Gokasho208

玄関に飾られていたのは江戸期の御殿飾りと内裏雛です。

ここでも貴重な古雛を見ることができますが・・・

Gokasho209

最初の客間には、こちらにも雛匠東之湖氏の「絆雛」です。
平成23年の東日本大震災から、翌年以来創作されているという
シリーズ雛で、今年は”天音(あまね)”です。

そしてこちらのメイン展示はこちら

Gokasho210

中の間に飾られている段飾り。
左から大正時代、中央に江戸後期~明治初期の有職雛、
その右には昭和のおひなさんです。

Gokasho211

中央の内裏雛と

Gokasho212

右下に飾られたおひなさんは、
京都の老舗「丸平大木人形店」の大木平蔵製作雛。

Gokasho213

最奥にある主客間

Gokasho214

廊下突き当りの段飾り

Gokasho215

離れ棟への廊下沿いと、
さりげなく飾られているおひなさんを見ながら

Gokasho216

和洋折衷で造られた離れの部屋には、
これも素敵な親王飾りでした。

このあとは建物の西側にある土蔵や展示館へと

Gokasho217

続く廊下の窓際にはやはり小幡土人形でした ^^;

今回は庭園をめぐりませんでしたが

Gokasho218

客殿から見える池泉回遊式庭園。
藤井彦四郎氏自身の構想で作られたという雄大な庭園です。

ときおりみぞれの降る寒い日でしたが、
今年もいろんなおひなさんを楽しむことができた、
東近江市五個荘の「ひな人形めぐり」でした。   17日

2018年2月19日 (月)

五個荘ひな人形めぐり

滋賀県東近江市五個荘地区で開催中の春の風物詩
五個荘「商家に伝わるひな人形めぐり」。
各施設には古雛から現代雛まで、多くのお雛さんが展示されますが、
今年も古雛に会えるのを楽しみに出かけました。

この日はまた寒い日で、鈴鹿の山を越えると時雨れ模様に ><;
いつもは歩いてのひな人形めぐりですが、
この日は施設の駐車場に直行します。

Gokasho101

まずは「金堂まちなみ保存交流館」
ここも旧商家の建物ですが・・・無料施設 ^^;

Gokasho102

メイン座敷に展示されていたのはアートフラワーの”花のお雛さま”
他にもおひなさんが飾られていますが

Gokasho103

そんななかから今回はこちらの雛掛軸と押し絵雛軸、
奥には昭和中期の段飾りです。

ひと休みして体を温めたあとは

Gokasho104

近くにある商人屋敷のおひなさんめぐりに、
まずは外村繁邸へ。

Gokasho105

この日はちょうど”にんげん雛絵巻まつり”のイベント日。
東近江市レインボー大使が扮する内裏雛に、
地元大学生たちの三人官女と五人囃子が迎えてくれました ^^;

多くのカメラマンや報道陣を避けてのおひなさんは

Gokasho106

明治13年の「有職雛源氏枠飾り」と、
珍しい和紙で作られた小さな内裏雛(大正時代)です。

Gokasho107

こちらは明治時代の御殿飾り

Gokasho108

その隣には昭和後期でしょうか?
仕丁の一人が立っている珍しい段飾りでした。

Gokasho109

以前は庭に飾られていたおひなさんもこの日は縁先でした ^^;

すぐ隣にある外村宇兵衛邸へ

Gokasho110

この日は土曜日でしたが、さすがに人は少なく、
静かな商人屋敷周辺です。

Gokasho111

こちらのメイン座敷の展示は
車寄せ渡り廊下付きの大きな御殿飾りですが

Gokasho112

左手の座敷に展示されているこの御殿飾りもまた立派なもの。

Gokasho113

江戸時代・慶応2年とありましたが、
御殿の中の内裏雛もかなり大きいものです。
御殿ばかりではありません ^^;

Gokasho114

こちらは大正時代の親王飾り

Gokasho115

そして明治期の屏風飾りと、
ともに素敵なおひなさんがふたつ。

Gokasho116

さらにこちらも大正期のお雛さんですが、
下段にはいろんな衣装人形(左端は官女)も。

Gokasho117

さらに2階の展示は、
昭和中期と後期の有職雛段飾りがふたつでした。

時代を彩る多くのひな飾りが楽しめる外村宇兵衛邸。

Gokasho118

玄関の吊るし飾りも楽しんで ^^;

このあとは創作びなと古雛が楽しめる中江準五郎邸と、
少し離れた場所にある藤井彦四郎邸のおひなさんです。
ちょっとひと息入れていただいて・・・このあとに ^^;   17日

2018年2月18日 (日)

長浜のお雛さまめぐり

滋賀県長浜市の中心部で開催されている「お雛さんめぐり」です。
雛めぐりが目的でここに訪れるのは7年ぶりでしたが、
以前に見た古雛や、新らしい真多呂人形の展示もあるということで、
平日でしたが出かけてみました。

平日のおひなさんめぐりは見物客も少なく、
拝見するための声掛けにちょっと躊躇するんですが ^^;

Nagahama01

店先に張られたマークとMAPで展示を確認しながら、
飾られているおひなさんが見えると案内を乞います。

Nagahama02

こちらのお店には内裏雛とこの土人形。
外から見えないおひなさんのところはパスしてしまうため  ><;

Nagahama03

Nagahama04

ついついガラス越しに飾られているおひなさんを見ることに ^^;
以前に拝見した古雛のお店では、
やはり外すことはできずに案内を乞います ^^;

Nagahama05

懐かしい江戸時代後期?の古今雛です。

Nagahama06

天冠も綺麗に保管されていて、素晴らしいおひなさんです。
ここが大手門通りの最後の店ですが

Nagahama07

北へと曲がって「ながはま御坊」表参道へ入ります。
大通寺山門前にあるお店

Nagahama08

以前に拝見したのはお店のなかでしたが、
今回はガラス越しをあえて載せます ><;
”明治28年第3回内国勧業博覧会褒賞三等有功賞”受賞作品という、
内裏雛(右端)と、中央は江戸時代末期のお雛さんです。

ここ方大通寺の東側に出て「十里街道職人通り」へ。
すぐにある”生活工芸館テオリア”

Nagahama09

2階の座敷に展示されていた多くの人形とともに

Nagahama10

「木目込み真多呂人形ひなまつり人形展」。
これは初めてで、じっくりと時間をかけて拝見しました ^^;

戻って”ゆう一番街”通りを西へ行くと

Nagahama11

旅館の玄関先に飾られてたのは親王飾り。

Nagahama12

こちらはガラス越しですがあえて・・・ ^^;

そして町なかでは一番外れ?にあるお店に

Nagahama13

200年以上続くというお店のお雛さんは、
ご覧の江戸後期の古今雛!(お店と同じ210年前 ^^;)

Nagahama14

こちらも懐かしい古雛でした。

あとは駐車場に戻るだけですが、
途中の観光案内所「四居屋」のおひなさんです ^^;

Nagahama15

戸rもまたガラスケースの中でしたが、
明治期の綺麗なお雛さんでした。

Nagahama16

駐車場に戻る途中の「慶雲館」、表門の盆梅です ^^;

懐かしい古雛に再会、初めての木目込み真多呂人形など、
久しぶりに楽しんだ「長浜のお雛さまめぐり」でした。   16日

2018年2月16日 (金)

三州足助屋敷のおひなさん

足助「中馬のおひなさん」。
町なかのおひなさんをめぐったあとは少し足を延ばして、
紅葉で有名な香嵐渓にある「三州足助屋敷」でした。

今では少なくなった昔の暮らしとともに、
ものづくりの伝統を伝える手仕事の実演が見れる施設ですが、
ここでもおひなさんが展示されています。

Sansyua01

最初の楓門
こちらのテーマは”昔ながらのひな祭り”。

Sansyua02

その楓門のひな飾りは昭和を代表する段飾りと御殿飾りで、
ここは無料で楽しめます ^^;

Sansyua03

門をくぐって広場を行くと、
お茶処「堅香子」が併設されている受付棟。

Sansyua04

さりげなく三人官女が飾られていますが、
ここでは屋外にもこうした飾りがあります ^^;

Sansyua05

軒先に”柚餅子”が吊り下げられた母屋。

Sansyua06

引戸を開けるて中に入ると囲炉裏がたかれていて、
もうもうと煙が立ち込める部屋はかなり煙たいですが・・・
その座敷に飾られているおひなさんは

Sansyua07

昭和35年の素敵な御殿飾りがふたつ。
この日は煙たくて早々に外へ ><;

Sansyua08

その隣にある土蔵。
ここのおひなさんも何度か紹介していますが

Sansyua09

あらためて入口の展示から。
大正12年と書かれていますが・・・綺麗な内裏雛と、
昭和初期と後期の市松人形です。

Sansyua10

こちらは陳列棚の土人形、
名前付きでいろんな種類の土人形が楽しめます。

Sansyua11

ここでは桶屋と傘屋の手仕事を見ることができますが
こちらは傘屋で、作業されていたのは和傘作りでした。

Sansyua12

各仕事場の施設をみながら、
最奥にある「萬々館(ばんばんかん)」へ。

今年は特別展示でしょうか?

Sansyua13

”範公さんと灯りの節句”と題してこの展示。
町なかにもありましたが”範公”さんとは、
鎌倉時代の武将で「足助次郎重範」という郷土の偉人だそうです。

Sansyua14

こちらは手仕事場「紺屋」のひな飾り。

屋敷の南側に並ぶ手仕事棟には他にも、
「紙漉き」、「炭焼き」、「鍛冶屋」、「篭屋」、「木地屋」が並び、
すべてが正業の製品が作られています。

Sansyua15

Sansyua16

そのなかのひとつ「篭屋」の建物とひな飾りです ^^;

伝承されるもの作りの技術とともに楽しんだ、
「三州足助屋敷」の”昔ながらのひな祭り”でした。   12日

2018年2月15日 (木)

続 中馬のおひなさん

豊田市足助町で始まっている「中馬のおひなさん」。
西町から新町のおひなさんを見てきましたが、
続きは本町から東へと、新田町の飯田街道足助東口までです。

本町に入って、

Chuma201

いつもの和菓子処(足助両口屋)に飾られた古雛を拝見し

Chuma202

その先にある「本町地蔵堂(だき地蔵)」。
堂内には御殿飾りがありましたが・・・これもまた一興か?

Chuma203

すぐに本町区民館(土雛会場)と本町通り。
あまりにも寒いので区民館で暖をとりひと休み ^^;

ひなめぐりはすぐ隣にある対鳩屋・旧田口家から

Chuma204

大きな張り子?の「範公(足助次郎重範公)」が置かれ、
店先で売られていたのは足助の名産酒”範公” ^^;

Chuma205

座敷には大きな祭り屏風と古雛でした。

Chuma206

本町の最後は通りの角、
ちょうど街道が桝形に曲がるところの甘味処・加東家です。
お馴染みの御殿飾りと、店先の”竹ようかん”でちょっと一服、
お茶とコーヒーのおもてなしに心ほっこり ^^

Chuma207

角を曲がれば田町銀座
時間とともに少しづつですが人が増えてきました。

Chuma208

こちらのお店には古雛から平成びなまで多くが展示され必見!
その先には「中馬館」がありますが、
ここは古雛が多く展示されていて何度ものせているところだけに

Chuma209

今回はたくさんの古雛からこちらのおひなさんです。
あとは省略して ^^;

Chuma210

足助といえば塩の道、そして足助直しの塩で知られるところ。
こちらは塩問屋の「莨屋(たばこや)塩座」の展示から、
新しい木目込雛の座雛と立雛をです。

Chuma211

田町最後はこちらのお店の土雛飾り、
箱階段に飾られた土雛と、奥には手作りの木目込座雛でした。

中馬のおひなさんもあと少し ^^;

Chuma212

大鳥居の建つ入口で江戸時代の旧伊那街道から分かれ、
明治期に新しく造られたという飯田街道を新田町へ。

Chuma213

以前とは少しおひなさんの展示が多くなった感じがしましたが、
こちらにも古雛があります。

Chuma214

御殿飾りの前には久しぶりに載せる”酒飲み人形”。
何度見ても楽しい人形で、お酒が恋しくなります^^

Chuma215

そして最後はここ
毎年このおひなさんに会いたくてここまで来ますが、
江戸時代末期とある素晴らしい「享保雛」です。

さて、今年はさらに先にある足助の東口へ

Chuma216

おひなさんの展示はもうありませんが、
歩いてきた明治の飯田街道はここで旧伊那街道と合流。
国道沿いにある人道橋から眺める川沿いの細い道が、
江戸時代に使われていた旧伊那街道(飯田街道)という。

今年は旧伊那街道(飯田街道)も少し学びながらの、
足助「中馬のおひなさん」でした。   12日

2018年2月14日 (水)

中馬のおひなさん

愛知県豊田市足助町で今年も始まった「中馬のおひなさん」。
旧伊那街道(飯田街道)の中継地として栄えた足助の古い町並みには、
約130軒の商家の店先や民家におひなさんが飾られます。
昨年はちょっとお休みをしましたが、
やはり町なかひなめぐりでは外せないところ ^^;
いつもの宮町駐車場から展示されているおひなさんを見て行きます。

観光協会のひな飾りを見たあと西町へ。

Chuma101

足助のおひなさんも見始めてからもう何年になりますか?
どこもお馴染みのところばかりですが ^^;

Chuma102

なるべくこれまで載せていないところをと思いながら、
見慣れたおひなさんばかりで、まずは飾りを楽しみながら、
お店も開いたばかりのところが多くのんびりと行きます ^^;

Chuma103

足助交流館
今年も”阿波勝浦ビッグひなまつり”の交流寄贈ひな飾りと

Chuma104

Chuma105

個人の方の寄贈による御殿飾りの展示です。

この日はまたムチャ寒い日で、
さすがに冷える頭も?防寒しての雛めぐりに ><;

Chuma106

西町から新町に入りますが、
まだ時間が早かったためか見物客の少ない町並み。

Chuma107

新町郷蔵
ここも見慣れた大正後期の御殿飾りです。

Chuma108

Chuma109

2年ぶりにめぐる町なかのおひなさん ^^;

本町に入る手前にある吊るし飾りのお家を訪れますが、
今年は(この日だけか?)お家が閉まっていました。

Chuma110

で、傍にあるこのお家にお邪魔します ^^

Chuma111

久しぶりに拝見するおひなさんですが、
なんとも賑やかな飾りになっていました。

Chuma112

メインはご当主が手作りの木目込み人形で、
どれも素晴らしいものです。

Chuma113

その奥に飾られていた古雛は親子三代のおひなさんとか。
正面の御殿飾りがご当主のもの、左の古雛がお母さん、
右の段飾りが娘さんのものとか。
しばしご当主とひな談義もできました ^^;

Chuma114

寒い外でのひなめぐりはガラス越しですが、
町なかのおひなさんも楽しみます。

Chuma115

このお店の飾りもお馴染みですが、
昭和の段飾りと、平成の親王飾りは桂由美オリジナル。

Chuma116

ここまで、西町から新町筋を見てきましたが、
足助の町並みは距離があります ^^;

このあとは本町筋から田町、新田町へと、
旧伊那街道沿いに展示されているおひなさんを楽しみます。
続きはこのあとに・・・ ^^;    12日

2018年2月12日 (月)

今尾の左義長

久しぶりに祭りが見たくなり、
岐阜県海津市平田町今尾の「秋葉神社」で行われた
伝統の火祭り「今尾の左義長」に出かけました。

旧正月に行われ、(平成29年からは2月第2日曜日開催です)
火難災難厄除けを祈願する勇壮な火祭りで、
400年の歴史を持つ天下の奇祭ともいわれ、
岐阜県重要無形民俗文化財に指定されています。

Imao1801

朝からの”どんど火”が残る「秋葉神社」前

Imao1802

町内には各氏子組毎の竹神輿が待機していますが、
鼓型の神輿帯には神宮大麻や今尾神社、
治水神社の神札が結び付けられています。

Imao1803

正午
一番手の竹神輿が境内に吊り込まれます。
竹神輿を担ぎ込むのは顔に独特の化粧をし、
そろいの長襦袢と白足袋姿の若衆たち。

Imao1804

まずは朝から行われていた”どんと”の”灰除け”が行われます。
先端を十字に組んだ長い竹で、
燃え残った灰を片隅に寄せて境内を綺麗にしますが・・・

Imao1805

灰塵をわざと?高く上げるため、
風下にいるとその灰をまともに浴びることに ^^;

綺麗になったところで

Imao1806

Imao1807

若衆たちによって竹神輿が回され

Imao1808

担ぎ棒が神輿から抜かれます。

Imao1809

その間、神社では神事が行われていて、
御神火が氏子総代の持つ藁に移されて

Imao1810

その火が竹神輿に移されます。

Imao1811

炎がいっきにあがりました。

Imao1812

この日は猛烈な風が吹いていたため、
風にあおられるように横になびく炎。
少し風下にいましたが、
火の粉が横殴りのように容赦なくふりかかります ><;

Imao1813

七分どころまで燃え尽きたころ、
神輿を恵方に倒すため、ようやく若衆たちが動きます。

Imao1814

濡れた縄で竹神輿を巻くように駆け回る若衆たち

Imao1815

Imao1816

神輿は恵方の方角に倒されました。
このあと、神輿が燃え尽きるとふたたび”灰除け”が行われ、
次の竹神輿が吊り込まれます。
13町内の神輿が全て燃え尽きるのは夕刻5時ごろとか。

3年ぶりでしたが、今年もまた、伝統が受け継がれた、
歴史ある祭りを見ることができました。    11日

2018年2月10日 (土)

三島池の逆さ伊吹!

快晴、無風!と絶好の天気に、これは逃す手はないと・・・、
出かけたのは滋賀県米原市にある「三島池」です。
何度も挑戦しながら、今だ一度も成功したことのない、
鏡面の三島池に映る”逆さ伊吹!”
この日は今までにない好条件だけに期待しながらでした。

三島池へと走る途中の伊吹山!

Ibuki

周辺は残雪ですが道路に雪はありません。

Mishimar01

風の無い間にと気は急きましたが着いた三島池、
水面は一部はうっすらと凍っています。

Mishimar02

ここは水面全体が鏡面になるのはまず無理で、
無風でも微妙にさざ波があります。
むしろ薄い氷の解けたところが狙い目でしょうか。

Mishimar03

かもに餌を与える人たちがいて、
この日はカモたちが餌場から神社側に移動してきます ^^;

Mishimar04

薄い氷は微妙に水面を流れますが、
わが身も氷の無い水面に映る伊吹を探して移動します。

Mishimar05

定番位置より少し外れましたがこの日のベスト位置。
それでも微妙に波と薄い氷に阻まれていますが、
これが精一杯でした。

Mishimar06

カモが来て

Mishimar07

弧を描いて戻りますが・・・

Mishimar08

水面には波紋が広がり、逆さ伊吹もここまででした ><;

Mishimar09

雪見燈籠から池北側の餌場です。

無風とはいえ、見えそうで見えないのが”逆さ伊吹”。
それでも半分だけでしたが、
何とか見えたこの日の三島池でした ^^;   9日

2018年2月 9日 (金)

資料館のひなめぐり

愛知県内にある36の博物館・資料館で始まった「ひなまつり」。
各館をめぐるスタンプラリーも行われていますが、
この日は県西部の弥富市、蟹江町、愛西市にある資料館(室)の
”おひなさん”をめぐってみました。
各施設とも初めて訪れる”ひなまつり”です ^^;

道順の都合から最初は弥富市にある
弥富市歴史民族資料館のミニ展示「やとみのおひなさん」から。

Yatomi01

ここは何度も前を通っていますが、初めての入館です。

Yatomi02

おひなさんの展示は1階ロビーで、タイトルどおりのミニ展示です ^^;

Yatomi03

比較的新しい七段飾りが
背を合わせてふたつ展示されています。

Yatomi04

この日は小学生たちの校外学習でしょうか?
子供たちが館内で学習中でしたが、その左に見えるガラスケース。

Yatomi05

ちょっと古いおひなさんでしたが、
説明には昭和10年代のおひなさんとありました。

おひなさんの展示はこれだけでしたが、
その奥に並ぶ水槽です。

Yatomi06

HPでは”水槽に泳ぐ22種類の金魚・・・”とありましたが、
少し少なめ ^^;

Yatomi07

そんななかからひと種類、名前は・・・?
さすがに金魚の町として知られる弥富市の資料館です。

そのまま国道1号線を走り次は蟹江町です。

Kanie01

こちらの展示はミニ企画展「ユニークな郷土ひなたち」でしたが、
まずは展示会場前に展示されていたおひなさん?です。

Kanie02

ガラスケースの中には土雛と

Kanie03

各地の郷土雛。
ちょっと映り込みと全体が撮れないため縦位置ですが、
手前から説明順に、
鳥取流しびな、壱岐の八朔びな、鹿児島薩摩糸びな。

Kanie04

その上の壁には兵庫、大阪の押絵びな、長野の七夕びな

Kanie05

その横にも長野の七夕びなが展示されています。

そして展示室内ですが

Kanie06

展示されていたのは”子供の誕生から七五三までの成長儀礼と、
蟹江の伝統行事と子供たち・・・”でした。

Kanie07

成長儀礼の初節句、
そのなかのひとつが桃の節句のひな飾り ^^

Kanie08

Kanie09

御殿飾りと起こしものの展示でした。

このあとは蟹江町から西に走って愛西市です。

Aisai01

愛西市佐織歴史民俗資料室、
こちらのテーマはミニ企画展「あいさい歳時記」。

Aisai02

展示されていたのは資料室前のロビー。
中央に”津島神社”の祠と、奥に吊るし飾りに段飾りでした。

Aisai03

Aisai04

ここでは他にも子供たち向けの展示があったようで、
やはり子供たち(園児)がたくさん訪れていました。

愛知県西部にある郷土資料館のひなめぐり。
それぞれの違ったおひなさん飾りを、
歴史資料館の展示とともに楽しみました ^^;   7日

2018年2月 7日 (水)

揖斐川のコハクチョウ

揖斐川にコハクチョウが飛来している・・・との情報があり、
湖北まで出掛けなくても見れるのか?と思っていました。
この日は昨夜からの雪も上がって快晴!
情報からは1週間ほど出遅れましたが出かけます。

大垣市の南部、輪之内町福束(ふくづか)にある、
福束大橋から南に少し下ったあたり、
安八郡輪之内町塩喰(しおばみ)地区の揖斐川です。

Ibigawak01 
Ibigawak02

まだそれほど多くはないということでしたが、
川の水面と中州で羽根を休めるコハクチョウ ^^;

堤防からはちょっと遠いため、
下に下りて近付けるところまで行きます。

Ibigawak03

Ibigawak04

川の傍まで近付きますが、
それでも遠いところはこれが限界 ><;(300ミリ望遠)

Ibigawak05

ちょっと灰色で顔が黒いコハクチョウもいますが、
どうやら子供のようです。

Ibigawak06

Ibigawak07

水面を泳ぎながら餌をとるコハクチョウ。
身体半分を水中に入れては顔を出しますが・・・
取っているのは魚ではなく水草のようです。

Ibigawak08

コハクチョウは水面を移動する以外はほとんど動かず、 
見ていた間にも羽をバタつかせたのが数羽だけ ><;


Ibigawak09

できれば飛び立つ姿をと、期待をしたんですが、
見ていた時間ではちょっと無理でした ^^;

Ibigawak10

食事のあとはお休みでしょうか?
中州へと集まっていました。(奥に見えるのは伊吹山 ^^)

調べてみたら揖斐川中流部では毎年見られるとのこと。
例年はもう少し上流部だったそうですが、
近年はこちらが飛来地になっているようです。   6日

2018年2月 6日 (火)

豊田市民芸館のおひなさん

ひなめぐりが続きますが知立市のあとは豊田市へ。
できれば古雛が見れればと、
ひなまつりのテーマを選んでの追っかけですが、
こればっかりは見るまで分かりません ^^;

着いた豊田市郷土資料館のテーマは
”ひいなの春~資料館のひなまつり~”でした・・・が

Toyotas

何を間違ったか、ここは2月6日(火)からの開催でした ><;
館内と、民家(民俗資料館)・古墳・土蔵や道標の立ち並ぶ前庭を見て、
少し離れた「豊田市民芸館」へと走ります。

その「民芸館」

Toyotam01

ここは何度か訪れているところですが、
おひなさんは初めて。

Toyotam02

花木や瀬尾陽建築の建物、登り窯などがあり、
いつ訪れても四季折々に楽しめる敷地内には

Toyotam03

呈茶処(有料施設)もあります ^^;

Toyotam04

この日も見どころを散策しながら「第3民芸館」へ。
ひなまつりのテーマは”土人形のおひなさま”でしたが・・・。

Toyotam05

展示室の一画に展示されていたおひなさん。

Toyotam06

座敷の右隅には箱階段に飾られた富山土人形びな

Toyotam07

そして三河地方の節句飾りでしたが・・・
その隣に展示されていた内裏雛にちょっとビックリです。

Toyotam08

”李朝黒横長箪笥”の上にはなんと、享保雛です。
李朝家具の箪笥はそれとして(知識がありません><;)

Toyotam09

この享保雛が見れたことだけでも訪れた甲斐がありました。
さらに展示されていた内裏雛は

Toyotam10

こちらも”李朝家具・金庫”だそうですが、
その上には”江戸末期から明治時代の衣装雛”
との説明書がある古雛です。

Toyotam11

そしてもうひとつは大正時代のおひなさんでした。

オマケ?ではありませんが

Toyotam12

その上に掛かっていたのはこの額。
”型染 雛人形”とありますが、初めて見る雛額です。

Toyotam13 Toyotam14

あらためて享保雛の女雛と男雛をじっくりと・・・。

土雛ばかりかと思っていましたが、
素晴らしい享保雛と、明治?大正のおひなさんと、
なんともうれしい展示でした ^^;

Yamagara

戻る途中で見送ってくれた”ヤマガラ”です ^^;

春にはサクラにハナモモ、ユキヤナギ、夏の新緑、
秋には紅葉、すぐ傍には前田公園もある豊田市民芸館。
思わぬ古雛にも出会えたひなめぐりでした。   3日

2018年2月 5日 (月)

ちょっと昔のひなまつり

愛知県では県内のおひなさま展示館36館が参加する、
「おひなさまスタンプラリー」が行われています。

知多市に続いてのひなめぐりは知立市にある
「知立市歴史民俗資料館 」の”ちょっと昔のひなまつり”です。
もちろん、ここも36館のひとつですが・・・初訪問でした。

Chiryurh01

その建物、図書館との併設ですが、
新地公園の傍にあり、その環境にちょっとびっくり ^^;
どんなお雛さんが展示されているのか楽しみでした。

Chiryurh02

祖の資料館
道標があるエントランスの展示は

Chiryurh03

右に御段飾りと、左には土雛のひな飾りです。

Chiryurh04

順路案内に従って回りますが、展示室の入口には

Chiryurh05

右の展示は
上に大正12年頃、下に昭和2年と案内書きの内裏雛

Chiryurh06

その横には大正時代の源氏枠飾りがふたつ。
こちらは時代ものの質素な飾りで、
どちらもなかなかお目にかかれない源氏枠でした。

Chiryurh07

対面の内裏雛には明治時代とありましたが、
ここで明治、大正、昭和初期の内裏雛にご対面です ^^;

Chiryurh08

メイン展示室?
昭和前期から中期の御殿飾りが並びます。

まずは左の展示から

Chiryurh09

左から、昭和24年、30年、30年、28年とありました。
昭和40年代のきらびやかな御殿飾りになる前ですが、
右の三つはほゞ同じ形ですね ^^;

Chiryurh10

これは左端にある昭和24年の御殿飾り。
他とは少し違った造りですが、
戦後に作られたものだけに少し華やかでしょうか。

Chiryurh11

こちらの御殿飾りは落ち着いた作りで、
左が昭和33年、右が昭和前期とありました。

Chiryurh12

その昭和前期の御殿
戦後の御殿と比べてみると鯱もなく少し簡素な作りでしょうか?

そして最後の展示室

Chiryurh13

ちょっと映り込みを避けて上からですが、
年代は書かれていません。

Chiryurh14

その女雛と

Chiryurh15

男雛
屏風の作りといい、かなりの古雛にみえましたが・・・さて。

最後はこちらの段飾り

Chiryurh16

左が昭和27年、右が昭和前期とありましたが、
どちらも綺麗なおひなさんでした。

今年の雛めぐりはできるだけ初めてのところをと思いながら、
この日は初めて訪れた
「知立市歴史民俗資料館」のおひなさんでした。    3日

2018年2月 3日 (土)

今年最初のひなめぐり

各地ですでに始まっている「ひなまつり展」ですが、
我が最初のひなめぐりは2月に入ってからになりました。
今年も知多市の「歴史民俗博物館 ふゅうとりぃ・ちた」からと、
お馴染みのところですが ^^;
今年のひなまつり展は”おひなさまと錦絵”です。

2階の特別展示室、今年は少し展示が変わりました ^^;
側面の展示ケースは”錦絵”で、
これまで展示されていた古雛は入り口正面です。

Chitah01

その正面には江戸時代の内裏雛がふたつ。
これはちょっと意外でしたが、
間近で見れる古雛とは・・・こんなうれしいことはありません。

まずはその古雛からですが ^^

Chitah02

左側には明治期の内裏雛と歌舞伎人形、
裏側?には大正期のお雛さんと汐汲人形。(チラッと^^;)

Chitah03

そして右には昭和初期の内裏雛がふたつです ^^

この内裏雛、時代によって衣装も顔も変わりますが、
各時代のおひなさんを並べてみます ^^

Chitah05

Chitah06_2

江戸時代後期のお雛さんふたつ。
ともに町びなですが、
その顔は、引き目鉤鼻おちょぼ口が特徴です。

Chitah07

明治時代になると少し目も口も大きくなり、
はっきりとした顔立ちになってきます。

Chitah08

大正時代、
さらに現代風な顔になっていますね ^^

Chitah09

Chitah10

そして昭和初期とありましたが、
ふたつの内裏雛はもう現代的なお顔そのものです。

Chitah11

これはオマケですが、
江戸期の古雛の背にあった屏風の裏です。
何が書かれた紙か?今までは見ることのできなかった代物でした。
やはり古雛が直接見れるひなまつり展ならではしょうか、
こうしたものが見れて撮れるのもうれしい展示です。

古雛がながくなりましたが ^^;

Chitah12

江戸後期の白木造り源氏枠飾り。
白木枠もですが、描かれた襖絵も手が込んでいます。

Chitah13

明治の御殿、素朴で簡素な造りですが、
屋根の鯱ほこはやはりこの地方の御殿でしょう ^^;

Chitah14

こちらは昭和初期の白木造り御殿。
まだ煌びやかな御殿飾り全盛前のものだけに、
おひなさんはありませんが立派な造りの御殿です。

Chitah15

あとは昭和を代表する御殿飾りに

Chitah16

そのあと御殿飾りに変わって、
昭和40年代後半から主流になる段飾りが並びます。

Chitah17

ガラスで仕切られた展示スペースに飾られているのは
江戸から明治の錦絵ですが、
それはまたの機会にご紹介するとして・・・ ^^;

この日は小学校低学年の校外学習でしょうか?
たくさんの子供たちが入れ替わりで学習中でした ^^;   2日

« 2018年1月 | トップページ | 2018年3月 »