熊野古道 三瀬坂峠
今年は熊野古道でも歩こうかと、(もちろんその一部ですが ^^;)
まずは伊勢街道で田丸から分岐する古道最初の「女鬼峠(めきとうげ)」。
その行程を調べていたところ、
たまたま”三瀬坂峠を越えて滝原宮”のバスツアーを見つけました。
三瀬坂(みせざか)峠は女鬼峠の次の峠道です。
この熊野街道は交通の便が悪いのが難で、
個人的に歩くにはなかなかその交通手段に苦労するため、
これはちょうどいい機会と参加することに。
スタートの道の駅「奥伊勢おおだい」から佐原交差点で古道へ入ります。
すぐに宮川を渡りますが橋は「舟木橋」。
レンガ造りの橋脚を持つ登録有形文化財ですが、先へ ^^;
このあとは長い県道歩きになります。
紀勢自動車道をくぐると三瀬川の集落に入りますが、
すぐに「多岐原神社」への案内があります。立ち寄ります ^^
多岐原神社(皇大神宮摂社)
倭姫命(やまとひめのみこと)が宮川を渡るときに案内をした
真奈胡神(まなこのかみ)が祀られています。
そのまま先に行くと宮川に出ますが
ここはかって、巡礼者が舟で渡ったという”三瀬の渡し跡”。
古道に戻ると
すぐに民家の脇に峠への三瀬川登り口があり、
しばらくは舗装された緩やかな道を行きます。
途中から地道に変わると急な上り坂が続く道になり、
残りの距離を示す案内板につい目がいくところ ><;
とはいえ、短い峠道。
この日はツアーでもあり寂しくはない歩きです ^^;
すぐに峠の頂きに到着!
石室のなかに祀られた地蔵は「宝暦地蔵」とか。
視界は開けていませんがここには茶屋もあったそうで、
狭いながらも休憩がでるスペースがあります。
あとは石ゴロゴロの急坂を下るだけですが、
ところどころには苔むす石も。
約1kmほどの道を下ると里の登り口に出ますが、
見える道は国道42号線。
登り口にある祠と常夜灯。
道は国道を渡り集落の中へと入ります。
集落には古道らしきものは何もなく、
すぐ先にある里の交差点で国道を渡り返します。
あとは真っ直ぐに「滝原宮」へと歩くだけ ^^;
滝原宮の森の中を歩いて行きますが、
この辺りは静かな宮内庁管轄地です。
そして「滝原宮」に到着。
まだ1月だからでしょうか?たくさんの参詣者でした。
熊野古道三瀬坂峠。
峠の標高は256m、道も全長が約2、1Kkmと短いですが、
古道の雰囲気が十分に楽しめる峠でした ^^; 29日
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