岩倉街道沿いの神社仏閣
愛知県清須市から犬山市を結ぶ「岩倉街道」。
歩いた西枇杷島から柏森までの街道筋を紹介しましたが、
この街道沿いにもたくさんの神社仏閣があります。
今回はそんななかから有名、無名も含めた社寺編です ^^;
まずは最初の町並み中小田井から。
集落に入って最初に見るのが中小田井の氏神さん「五所社」、
境内にはたくさんの摂社・末社があります。
その北側を回り込んでいる細い道を行くと「東雲寺」
寺伝では明応元年(1492)の創建という、
なんとも趣のあるふたつの山門をくぐりますが・・・
最初の門をくぐった左手にある「観音堂」
収められた33体像は街道をゆく多くの旅人や、
村民たちの信仰があつかったという。
街道に戻ると、東雲寺に隣接するのが「善光寺別院 願王寺」
異色の像がいくつか建ち並ぶ参道を行くと
比較的新しい仁王門
境内の右には「へちま薬師堂」、そして左に本堂。
小田井城の鬼門除けの祈願寺で、
善光寺如来を本尊としているところから善光寺別院といわれます。
中小田井から新川を過ぎると秋葉神社がありますが、
その先にあったのが「高畑神明社」。
あえてこちらを載せますが、創建は元和3年(1617)という古社。
祭神は天照大神と豊受大神とありました ^^;
岩倉市に入って稲荷にあった「廣福寺」
そのすぐ北には「誓願寺」の鐘楼門が見えます。
岩倉城主織田伊勢守信安夫妻の墓があり、
ここは少し立ち寄りかったところですが、遠望です ><;
岩倉城跡を見て下市場の交差点を過ぎた左手には、
明治から続いている”火渡り”で知られる「吉祥寺」。
境内には根尾川産という”ねむり亀”石がありました ^^;
この辺りは社寺が続きます。
そして岩倉中心部にあるひとつ「神明生田神社」。
境内には山内一豊誕生地の碑があります。
さらに中心部を行くと中本町には「神明太一社」
鳥羽天皇が奉献した神領の地で、平安時代以前より
伊勢神宮と関係が深い神明社と伝えられているそうです。
岩倉の中心部から広い県道に出ると
正一位の鳥居が建つ「福寿稲荷大明神」。
江南市に入り小折交差点の手前には「南山神明社」。
ともに詳細は分かりませんが、
こうした神社は数多く街道筋に見られます。
そして力長町にある「若山八幡宮」です。
鳥居の先に珍しい百度石と蕃塀があり、
初めて見たときはちょっとびっくりでした記憶があります。
そして本殿
古来より安産守護、子供の神様として崇拝されています。
岩倉街道
街道筋には他にもいろんな社寺や祠などがありますが、
今回はその一部を載せてみました。 14日
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コメント
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20㎞歩かれたとは流石です^^;
今回も地図を見ながら拝見させていただきましたが、
地図で追うだけでも大変でした。
寺院などをいろいろ見て回られたので、時間も掛かったのでは
無いでしょうか?
残り7㎞での時間切れは残念ですが、20km歩かれた後の7㎞は
大変なので無理は禁物です。
私は小牧出身なのでほぼ地元ですが、知らない場所ばかりで
勉強になりました^^
投稿: いわし | 2018年1月18日 (木) 21時00分
いわし さん
地図をご覧になりながら・・・ありがとうございます。
この日は少し寄り道で時間を使ってしまいました ^^;
冬場は暮れる時間が早いこともあって途中まででしたが、
一応30kmまでは1日の範囲で計画しています。
いわしさんは小牧の出身でしたか ^^
以前に歩いた稲置街道(上街道)は小牧を通っています。
この道も犬山口でその道と合流します。
歩き旅では知らないことが分かっていい勉強になります ^^
投稿: 好好爺 | 2018年1月19日 (金) 07時16分