新春まち歩き 京都伏見Ⅰ
今年は明治改元から満150年の年にあたり、
京都でも「明治150年京都の奇跡プロジェクト」が行われています。
この日は恒例になった京都伏見稲荷大社の新春詣でしたが、
今年はお山めぐりはせずに、久しぶりに伏見の散策でもして
明治にかかわるゆかりの地でもめぐろうかと、
奥社から第一鳥居へと戻ってきました。
稲荷大社第一鳥居前
JR稲荷駅前の伏見街道(本町通り)、
ここから伏見の市街地まで南へと歩いて行きます。
特に明治には関わりのないところも挟みますが、
まずは深草に入って直違橋(すじかいばし)を渡れば「藤森神社」。
街道筋は神社の西門になります ^^;
拝殿と本殿
初夏のアジサイでも知られるところですが、勝運・学問の神さまです。
境内を抜けて南門から街道に戻ると墨染の街を行きます。
墨染は小野小町と深草少将との悲恋物語の残る街。
また橦木町は大石内蔵助が通ったという遊郭跡もあるところですが・・・
そのまま通過して行くとすぐに国道24号線に合流。
すぐに街道から離れ東の山間へ
ここからは車の多い街道筋とはかけ離れた森の中に、
静かな参道が続きます。
桓武天皇柏原陵
道に戻って少し東に歩くと伏見桃山城があります。
模擬城門
遊園地のあとに運動公園として整備されていて、
5重6階の大天守と3重4階の小天守の模擬天守が建っていますが、
耐震不足のため天守にはは入れません。
さらに南に下っていきますが
周辺は広大な森の中の参道
かっては伏見城の石垣に使われていたという石も残り
この辺りは本来の伏見城(木幡山伏見城)の城跡であったところ。
長い道を行くとやがて見えてくる御陵
これはまだその西側の一部で、さらに行くと
「明治天皇伏見桃山陵」に出ます。
すぐ後ろには長~~い石段(203段)の道 ^^;
ここは帰りに下ることにして
そのまま東にある昭憲皇太后陵へと急坂を下ります。
その「昭憲皇太后伏見桃山東陵」
道は森を回るように続いていますが、
やはり急坂を上り返して先ほどの石段の道に戻ります ^^;
長い石段を下りてきましたが、
ここが御陵への正式な参拝道になります。
これで伏見の東側にある御陵周辺の散策は終わりですが・・・
もうひとつ、明治天皇といえばやはりこちらも外せません。
ここから伏見の市街地に向かう途中にある「乃木神社」
神門をくぐるといろんな見どころもありますが、
真っ直ぐ拝殿に向かいます。
拝殿
明治天皇が崩御し、その大葬の日に殉死した
軍人乃木希典と静子夫人が祀られています。
ここもまた明治ゆかりの地でしょうか。
このあとは伏見の市街地に残る
”鳥羽伏見の戦い”ゆかりの地をめぐります。 7日
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好好爺さん
新春の初歩きは、京都伏見でしたか。伏見では伏見稲荷しか見ていませんが、皇室関係の御陵などもあるのですね。かなりの距離を歩かれたのではありませんか。知らない場所を拝見できるのは嬉しい事です。
投稿: shuttle | 2018年1月 8日 (月) 18時45分
shuttle さん
例年は伏見稲荷のお山歩きですが、
今年は久しぶりに伏見のまち歩きでした。
明治天皇桃山御陵は伏見城跡の広大な敷地にあります。
今回は伏見稲荷からでしたが、
伏見のまち歩きを入れれば12kmほどで、
先の名古屋のまち歩きと同じくらいでしょうか。
投稿: 好好爺 | 2018年1月 8日 (月) 21時57分