東海道有松から熱田の宮
豊明市栄町の「桶狭間古戦場伝説地」から、最寄り駅になる
名鉄「中京競馬場前」まではほんの100mほどですが、
すぐ前を通る国道1号線(東海道)を横断することになります。
この日は最初から旧東海道を名古屋(熱田の宮)まで
歩いて戻るつもりでした。
少し古戦場めぐりに時間を費やし、時間的には遅くなりましたが、
予定どおり旧街道を歩いて戻ります。
まずは国道1号線から分岐する旧街道に入ります。
この旧道は少しだけで、すぐに国道に合流、
その先で間の宿になる有松への旧道へ。
ここはもう何度も訪れているところだけに、
ただ歩いて過ぎるだけです ^^;
有松を通りすぎると「有松一里塚」。
この先、左京山から鳴海に入りますが途中は何もありません ^^;
大高緑地への道を左に見ると鳴海宿はすぐ。
その鳴海宿東の入口に建つ「平部町常夜灯」。
今は宿場の面影もない鳴海の宿を行くと、
途中の名鉄鳴海駅近くにあるのが「誓願寺」。
道沿いに「芭蕉最古の供養塔」と書かれた立札があり、
境内に入ると
「芭蕉堂」の傍に、”芭蕉翁”と書かれた
自然石の碑(元禄7年・1694の芭蕉最古の供養塔)があります。
この先で道は大きく北へと曲がります。
すぐに「丹下町常夜灯」がありますが、
ここが鳴海宿の西の入口です。
そのまま直進して行くと第二環状線の三王山交差点に出ますが、
ここですこし寄り道です ^^;
すぐ傍にある小高い丘の上にある「千句塚公園」。
ここに、芭蕉の存命中に建てられた唯一の塚という
貴重な「翁塚」があります。
鳴海もまた名古屋と同じように芭蕉ゆかりの場所でもあります。
戻って、三王山交差点を西に折れ、天白川を渡り笠寺に。
「笠寺一里塚」を見ると
すぐに「笠寺観音(笠覆寺)」の正門に。
境内には芭蕉ゆかりの春雨塚・笠寺千鳥塚、
宮本武蔵の碑などがありますが
その中から「千鳥塚」と「宮本武蔵碑」。
詳細は省きますがここも宮本武蔵が滞在したところで、
じっくりと載せたいところですが先を急ぎます ><;
この先は本笠寺駅の踏切を渡って右折し、
綺麗に舗装整備された呼続の道をただ歩くだけ。
山崎川を山崎橋で渡って左折
しばらくで旧道とはまるで違った、
環状線と国道1号線の交差する松田橋交叉点に出ますが
その高架橋下にあるのがかっての松田橋。
この辺りは当時八丁畷と呼ばれたところで、
そのころあった用水に架けられていた橋の一部という。
道を渡って国道1号線を行き、途中で側道に入りますが、
JRの踏切と、名鉄常滑線の高架をくぐると
その先に「姥堂」と「裁断橋」があります。
ここはまた「都々逸発祥の地」でもありますが詳細は省きます。
この先はもう熱田の宮の宿
当時の宿の中心部といわれた伝馬町筋を行き、
分断された道を信号交差点で迂回して行くと
突き当りにあるのが「ほうろく地蔵尊」。
その手前に道の反対側から移設された道標があり、
ここが美濃路から佐屋街道への分岐。
道を左にとり、国道247号線を渡れば”宮の渡し”はすぐですが、
この日はここまででした。
ブログ開設当時以来12年ぶりに歩いた名古屋の東海道。
思えばここから我が街道歩きが始まったともいえますが、
それだけに懐かしい思い出の東海道歩きでした。 19日
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有松から熱田まで歩かれたとは、お疲れ様でした。
好好爺さんの健脚は見習わないとです。
地図を見ながら記事を読みましたが、結構複雑なルートになっていますね。
てっきり1号線が旧東海道とばかり思っていました^^;
投稿: いわし | 2017年12月24日 (日) 20時48分
いわし さん
地図を辿っていただきありがとうございます。
今回は2度目の歩きだったため簡単に書きましたが、
道は少し入り組んでいますね。
有松から熱田までは10キロほどの距離ですから、
いわしさんが以前歩かれた庄内緑地からフラリエまでと比べても、
距離的には短くそれほどハードではありません。
街歩きもいいですが、街道歩きも楽しいですよ^^
投稿: 好好爺 | 2017年12月24日 (日) 22時18分