松島散策 五大堂・雄島
旅の3日目は日本三景・松島でした。
松島といえば松島遊覧と松島のシンボル五大堂・瑞巌寺ですが、
まずは遊覧船出港待ちの間に五大堂です。
天長5年(828)、慈覚大師円仁が延福寺(現在の瑞巌寺)を開基の際、
五大明王像を安置したことから「五大堂」と呼ばれます。
まず渡った橋のあとにあるふたつの橋が”透かし橋”。
橋げたの隙間から海が見え、五大堂へ行く際に足元を見て
気を引き締めるために造られたとも。
現在の建物は伊達政宗が慶長9年(1604)に創建したもので,
東北地方最古の桃山式建築といわれています。
五大堂から見える島は自然公園の福浦島。
歩いて渡る朱塗りの出会い橋は有料橋 ^^;
このあとは定番の松島湾遊覧。
松島の眺めは高台にある展望所からがよろしいようで、
遊覧では写真を撮るほどでもないんですが・・・少しだけ。
海上からの五大堂。
こちらは雄島、このあとのお楽しみ ^^;
点在する島々の説明がありますが、この島は”仁王島”。
約50分の遊覧のあとは雄島散策です。
崖が迫り、切通しの道を進んで行くと視界が開け、
周辺にある洞窟にはいくつもの卒塔婆と石仏が見られます。
雄島に架かる赤い橋・渡月橋を渡りますが、
2011年の震災で流失したため平成25年に再建されたそうで、
以前に訪れたときとは違って綺麗になっていました ^^;
雄島稲荷大明神
霊場のようなこの島には多くの歌碑、句碑がありますが、
やはりここに来たのは芭蕉「奥の細道」ゆかりの地 ^^;
芭蕉句碑と、奥の細道・曽良の句碑です。
標柱が経つところを左手に下りるとある芭蕉、曽良の句碑
左に芭蕉の「朝よさを 誰まつしまぞ 片心」(桃舐集 元禄二年(1689))、
右に同行した曾良の「松島や 鶴に身をかれ ほととぎす」(奥の細道)。
14年半ぶりの再会でした ^^;
島の中央、高台にある雲居禅師の座禅堂跡
芭蕉「奥の細道」には、
”雲居禅師の別室の跡、座禅石など有。はた、松の木陰に
世をいとふ人もまれまれ見え侍りて、
落穂・松笠など打ち煙りたる草の庵,閑に住みなし・・・”とあります。
座禅堂前から松越しに眺められた松島の景色も、
今は大きくなった松が邪魔になり 、その横からの眺めです ><;
見える島は双子島。
雄島にはまだまだ見どころがありますが、
この日は北側にあるその一部だけでした。 11月1日
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