大和三山 天香久山
橿原市城殿町で本薬師跡のホテイアオイを楽しんだ後は、
傍を通る大和三山回遊路で「天香久山」でした。
以前に”近鉄てくてくマップ”で歩いた大和三山回遊コースですが、
この日は時間もなく「天香久山」だけ。
万葉集にも詠まれた山は、山麓周辺に仏閣も多く、
見どころも多いところですが、
地味なのか、人気がいまひとつなのが不思議な山です。
途中からですが、
明日香へと続く県道沿いから眺める「天香久山」。
その明日香方面を見て南浦町の集落へ入ります。
途中にある「天岩戸神社」の案内でちょっと立ち寄り。
天香久山の南麗にありますが、
その入口にある鳥居をくぐって進むと・・・
拝殿
南浦集落のほぼ中心に南面にて鎮座し、
天照大神の岩戸隠れの伝承地とされる岩穴や巨石があります。
戻って集落のなかへ
こちらは聖徳太子第13番霊場という「日向寺(にっこうじ)」。
さらに集落の道を進むと
民家の傍を抜けて山道へと入ります。
この登山道はどちらかというと大和三山回遊コース用の道かも?
道はしっかりしていますが、
この時期はほとんど歩く人がいないようです ^^;
途中にある「伊弉冊(いざなみ)神社(下の御前)」、
この先に「伊弉諾(いざなぎ)神社(上の御前)」がありますが、
今回は立ち寄らず山頂へ。
すぐに広い三叉路に出ます。
ここが国見台跡から来る道の分岐で、
麓にある奈良文化財研究所から来る道です。
すぐに山頂(152m)に出ます。
鎮座するのは「国常立(くにとこたち)神社」で
向かって左側に国常立命、
右側には高龗神(たかおかみのかみ)が祀られています。
唯一、西側に開けた場所からは、
葛城金剛山系に二上山、そして畝傍山が望めます。
舒明天皇の歌の書かれた案内板がありますが
「大和には 群山あれど とりよろふ 天の香具山 登り立ち
国見をすれば 国原は 煙り立ち立つ 海原は かまめ立ち立つ
うまし国ぞ あきづ島 大和の国は」と。
ひと休みしてそのまま道を下ると「天香山神社」。
いきなり拝殿ですが ><;
祭神は「櫛真智命神(くしまちのみことのかみ)」。
歌碑や神木などが立ち並ぶ境内を抜けると
正面鳥居前、本来ならこちらから参拝ですが、
山から下りたため順序が逆になりました ><;
この日は「耳成山」へと向かう三山回遊路には出ず、
このまま「天岩戸神社」へと戻ります。
あらためて山麓から眺める「畝傍山」。
山腹にあった三叉路分岐への登山道は、
戻るこの先、すぐにあります。 1日
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