元伊勢三社 天岩戸神社

福知山市にある元伊勢三社、最後は「天岩戸神社」へ。
皇大神社の奥宮とされる神社へは
神社社務所の横から続く山中の参道を行きます。

参道標石と案内板を見て入る参道



付近の山一帯は、足を踏み入れてはならないとされる神域で、
岩戸山京都府歴史的自然環境保全地域に指定されているところ。



すぐにある「岩戸山（日室ヶ嶽）遥拝所」。
岩戸山は神の降臨を伝えるという神体山で
お参りすると、”一願成就”できるという。



この先は急坂をいっきに下る参道となり、
これはちょっと予想外の勾配でした ＞＜；



下りきると駐車場から来る道に合流しますが、
この辺り駐車場はなく、ここからさらに急な石段を下ります。



二段に折れる階段の先には本社遥拝所。



鳥居をくぐると、
道は谷底？へと急降下の狭い石段です ＞＜；

神社はってっきり山の上へと登るのかと思いましたが



上から見下ろす奇岩と清流宮川の渓谷。
そして、下りきったその先には・・・



巨岩の上に鎮座する「天岩戸神社・本殿」でした。

　

懸造（がけづくり）の本殿ですが、
参拝は大岩に掛けられた鎖を伝って行きます。
もちろん下からも参拝ができます ＾＾；



その本殿前、
大岩が濡れていると滑りそうですが、
参拝もチョッと窮屈な一枚岩の上。



戻ったあとは裏側を見たくて社殿を回り込みます。

もちろん道はなく、
川の中の石を踏んで行くためここは自己責任 ＾＾；



そこには川をふさぐ形で巨岩がありますが、
この岩が天降った神々が座したという”御蓙石”でしょうか？
生い茂る木々と澱みのなかでなんともいえぬ雰囲気です。



振り返れば来た道と巨岩群。
このなかには神石もあるようでしたが、よく分からず、
ただ眺めるだけでした ＞＜；

天照大神が伊勢の地に遷座するまでに、
一時的に祀られた元伊勢といわれる場所はいくつかめぐりましたが、
福知山元伊勢三社、ここもまた曰くのある場所でした。　　　１０日