石塔寺 東近江市
滋賀県東近江市石塔町にある「阿育王山 石塔寺」。
(あしょかおうざん いしどうじ)と読みますが、
開基は聖徳太子によると伝えられ、
境内山中を何万という数の石塔や石仏が埋め尽くしているという。
近くを通るたびに一度は訪れたいと思いながらこれまでかなわず、
この日、初めて訪れてみました。
参道入り口
突き当たると、
ひときわ大きな「下馬」の碑が目をひく境内入口です。
受付へと進みますが、
この辺りから石塔、石仏が迎えてくれます?
ちょっとひるみたくなる階段の下には、
左手に受付があり
右手に「阿育王山」の額が掛かる山門
くぐると奥に本堂
本尊は「聖観世音菩薩(桜仏)」、
前立は「十一面観世音菩薩」。
戻って山頂へと続く158段の石段を上ります。
石段を上った先にはおびただしい数の石塔と石仏ですが、
その数8万4000塔とも。
その中央に立つのは総高7.5mの三重石塔(阿育王塔)。
奈良時代前期の作とされ、三重石塔としては
日本最古・最大のもので国指定の重要文化財。
三重石塔の横と裏側にもすごい数の石塔、石仏です。
三重塔東側の五輪塔2基と、その横にある宝塔も、
国指定の重要文化財で、ともに1300年初期と、中期のもの。
この先の広場
こちらにもまたすごい石塔、石仏群ですが、
まさに「石塔寺」たるゆえんでしょうか。
その先は八十八所道があり、山頂をひと回りできます。
なんとも、それらしき道を行きます ^^;
これは”六拾五ばん”?でしょうか。
道沿いに立ち並ぶ石仏も多く、どれが八十八所仏か分からぬほど。
ちょうどひと回りして戻った鐘楼前。
詳しい略縁起は省きますが、
伝承によれば、聖徳太子は近江に48か寺を建立し、
石塔寺はその最後の満願寺院で、本願成就寺とも称したという・・・。
これは近江でもちょっと異色のお寺「石塔寺」でした。
« 鳥羽市船津 白滝大明神 | トップページ | ぶらり福知山・福知山城 »
「お出かけ・趣味」カテゴリの記事
- 高取ひなめぐりから高取城跡へ (2024.03.20)
- 13グスクをめぐる旅!沖縄(2024.02.01)
- 銀穂が揺れる曽爾高原 ’23(2023.10.28)
- 伊予 今治城(2023.09.23)
- 備中高松城址(2023.09.20)
コメント