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2017年8月21日 (月)

芭蕉を歩く  須磨

ブログ開設12周年を前に出かけた芭蕉ゆかりの地”明石・須磨”。
なぜか節目の周年になるとここが真っ先に思い出すところで、
今回は5周年以来3度目の再訪でした。
明石はまた違った角度で載せてみましたが、
須磨は2度めの再訪で詳しく載せていて、新鮮味もありませんが、
それなりに写真を変えての紹介になります ^^;

明石から山陽電車で「須磨浦公園駅」に戻ります。

Suma01

駅から鉢伏山ハイキングコースの道をしばらく行くと

Suma02

目の前が開けた場所に
蕪村の「春の海終日のたりのたりかな」の句碑があります。

その少し先、みちが大きくカーブする奥に

Suma03

”蝸牛(かたつむり)角ふりわけよ須磨明石”(笈の小文)の
芭蕉の句碑が隠れるようにあります。

さらに、少し上った斜面には

Suma04

正岡子規と高浜虚子の師弟句碑
”ことづてよ 須磨の浦わに 晝寝すと 子規”
月を思い 人を思ひて 須磨にあり  虚子”や、
他にもたくさんの碑があり、
何やら文学の散歩道かと思うほどです ^^;

この日もここまででしたが戻る道、
芭蕉句碑のあるすぐ前ですが・・・

Suma05

目の前に広がる瀬戸内海を見下ろす展望所で、
素晴らしい景色を眺めながらひとときの休憩でした。

戻って、国道2号線沿いにある「敦盛塚」へ。

Suma06

一の谷の合戦で源氏の武将熊谷直実に討たれ、
16歳で命を落とした平敦盛を供養するために
建てられたという(異説もあり)大きな五輪塔です。

ここから須磨浦公園を通り抜けて「須磨寺へと行きます。

Suma07

Suma08

公園の途中にある一の谷古戦場「源平史蹟 戦の浜」の石柱、
この辺りが源平の戦いの舞台となったところ。
芭蕉「笈の小文」でも、最大の目的地であったところだけに、
特に詳しく書かれた文にその思いが感じられます。

あとは須磨寺まで約2kmほどですが・・・
この日はまた、ムチャ暑い日になりました ><;
途中、「山陽須磨駅」の先で北に折れ、
山陽電車の線路をくぐるとすぐにある「現光寺」。

Suma09

源氏物語の主人公光源氏が住んだと伝えられ、
「源光寺」、「源氏寺」ともよばれていた・・・と。

Suma10

芭蕉も旅の途中、ここの庵に泊まっています。

Suma11

境内にある芭蕉の三段切名句
「見渡せば ながむれば見れば 須磨の秋」の句碑。

そして「須磨寺」

Suma12

龍華橋を渡って「仁王門」をくぐり、
左右の塔頭を見ながら行くとある「源平の庭」

Suma13

Suma14

一の谷の合戦で、
熊谷直実が平敦盛を呼び返す場面が再現されていますが、
三度目とはいえ、やはり記憶に残るところです。

Suma15

あとは唐門から本堂

Suma16

弁慶の鐘

Suma17

「義経腰掛の松」と「敦盛首洗池」

Suma18

三重塔

そしてその奥にある「敦盛首塚」です。

Suma19

説明板には「首と胴を別々埋葬し胴塚は一の谷にあり」とありますが、
胴塚は須磨浦公園にあった「敦盛塚」がそれ。

さて、長々と書いてきましたが、
この日の目的はやはり芭蕉句碑 ^^;

Suma20

参拝客も少なく静かな本坊前、
その左手(写真奥)の木立のなか

Suma21

「須磨寺や 吹かぬ笛きく 木下やみ」(笈の小文)。

須磨寺の木陰のなかで往時を思い出していると、
笛の名手、平敦盛が吹く笛の音が聞こえるようだ・・・
と、いうことでしょうか。
「笈の小文」の終章は平家終焉の入水の様子で結ばれています。

芭蕉ゆかりの地須磨・明石3度目の訪問でした。  19日

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コメント

ブログ開設12周年おめでとうございます。
芭蕉紀行文集の地を廻られて初心に帰って
芭蕉ゆかりの地”明石・須磨、思い出の地に行かれたのですね。
これからも芭蕉の足跡をはじめ
お花、祭り、お寺、ひな人形などなど
これからも楽しみにしています。

彩 さん ありがとうございます。
時の経つのは早いものですね。
ブログを始めてからもう12年になりました。
節目の年にはいつも初心にかえってと思いますが、
やはりきっかけになった芭蕉のことになります ^^;
ただ、基本は各地をめぐるぶらり旅、
これからも、今までどおりのごった煮ブログです。
どうか変わらずお願いします。

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