藤樹ゆかりの里 あどがわ
滋賀県高島市安曇川町(あどがわちょう)。
琵琶湖の北西部にあり、江戸時代初期の儒学者で、
わが国における陽明学の開祖、中江藤樹(とうじゅ)の生誕地。
没後に”近江聖人”とたたえられた人物だそうですが・・・
すみません 、まったく知りませんでした。 ><;
ならばと、ゆかりの地をめぐってあどがわ散策です。
まずは道の駅「藤樹の里あどがわ」にある、
”藤樹先生孝養像”を見てから道順で行きます。
道の駅から東へ数分にある中江藤樹記念館。
ここをベースに散策しましたが、
もちろん主要施設には駐車場があります ^^;
最初はすぐ北側に隣接する陽明園
中国明代の儒学者王陽明の生地である中国浙江省余姚市と、
日本陽明学の祖・中江藤樹の生地である、
滋賀県安曇川との友好交流を記念して造られた中国式庭園。
門を入ると太湖石と呼ばれる奇岩が配置され
八角平面のあづまや陽明亭に中国らしさを感じますが、
池の傍を回り込んみます。
西には王陽明石像、
中国余姚産の花崗岩を使用して建てられたという。
流れる水が池となり、
配置された奇岩の数々がまた珍しい友好記念庭園でした。
ここから記念館裏の散策路を戻って
藤樹神社正面鳥居前に出ました。
中江藤樹を敬慕する人々により、
大正11年(1922)に建立されたという藤樹を祀る神社です。
この神社も見どころがありますがそれnはまたの機会にして、
南に10分ほどの上小川の集落へと歩きます。
集落の入口にある天台真盛宗 玉林寺、
ここに中江藤樹の墓があります。
入口近く、国内では珍しいという儒式にのっとった墓塚だそうで、
左の墓石が藤樹の墓。
そのまま集落に入っていきますが、
小川が流れる風情ある町並みの残る上小川の集落
すぐに中江藤樹の住居と私塾跡で、
国の史跡に指定されている「藤樹書院」があります。
正保5年(1648)に建てられましたが、
明治時代に焼失、ほどなく再建された建物。
37歳で陽明学に出会い、
致良知に徹すれば心事一元になることを悟ったとも。
多くの門人や村人の教育に励んだという場所・・・。
透彫の額には藤樹の教え「致良知」の文字
外に周れば、住居跡と藤棚
この藤の花をたいへん愛したことから誰言うとなく、
藤樹先生と呼ばれるようになったとも。
隣接するのは案内所兼休憩所の施設良知館です。
水路の町並みが綺麗な上小川集落
詳しい説明は省きましたが ^^;
近江の聖人中江藤樹ゆかりの施設をめぐった
ぶらり、安曇川町でした。 22日
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写真情報、ありがとうございます。写真の構図の良さにも、驚かされました。
投稿: 林田明大 | 2017年8月 2日 (水) 00時09分
林田明大 さん
ご覧いただき、コメントありがとうございます。
ぶらりと訪ねた藤樹ゆかりの地でしたが、
思わぬ勉強をさせてもらいました。
投稿: 好好爺 | 2017年8月 2日 (水) 07時02分