山中城跡
静岡県三島市山中新田にある「山中城跡」。(国指定史跡)
小田原城の西方を防御する城として、
後北条氏により築城されますが、天正18年(1590)、
天下統一を目指す豊臣秀吉の大軍の前に、
わずか半日で落城したといわれる悲劇の城です。
現在は城跡公園として綺麗に整備されていますが、
旧東海道箱根越えの途中に立ち寄りました。
駒形諏訪治神社と右に八坂神社
この日は三ノ丸にある正面の登城口からではなく、
旧東海道沿いの「駒形諏訪神社」参詣口からの登城です。
※ 城跡全体図はこちら から
神社の左手にあるのが「兵糧庫」。
その右手に数段の小曲輪があり、その上が本丸になります。
本丸跡
右手の高台へ行くと
天守台跡があります。
その先を下りると
本丸と北ノ丸を結ぶ架橋
渡ると北ノ丸跡
このまま後ろにある散策道を行くと、
外周散策道から西の丸へと行けますが・・・戻って本丸へ。
あらためて、ここ本丸跡から西に続く城跡を行きます。
城は標高540mにある岱崎(だいさき)出丸から、
580mの西之丸に至る尾根上に築かれた山城で
土塁と堀で構成されており、
石垣と水堀がないというのが大きな特徴です・・・と説明に。
本丸と二ノ丸を結ぶ土橋(今は木橋)の下には
綺麗な畝掘の本丸西堀。
城跡跡は芝生が張られていて実に綺麗ですが、
ここはまだ芝も養生中でしょうか。
架かる橋を行くとその先は二ノ丸で、
先に見える小高い場所が二ノ丸櫓台。
二ノ丸櫓台から堀を挟んであるのが元西櫓、
手前左に見える架橋の手前には二ノ丸虎口があります。
二ノ丸堀もまた畝掘で造られていて
その堀を、
二ノ丸虎口から架橋を渡って元西櫓へ。
元西櫓跡
元西櫓と西ノ丸の間は深い空堀になっていて、
今は散策路で結ばれています。
その道をいったん下って上り返すと西ノ丸。
テレビで見たころの城跡はまだ土がむき出しでしたが、
今は緑の芝生が綺麗な広場?になっています。
西ノ丸見張台からは真下に西ノ丸堀の一部が見えますが、
これも畝掘のひとつ、北条流障子堀とか。
その堀を見に西ノ丸の南側を回り込みます。
その南側にある散策路から、
堀の周りに植えられたツツジはもう終わりでしたが、
季節なら堀とともに綺麗だったでしょう。
西ノ丸南側の畝掘
こちらは西側にある障子堀。
堀の中を区画するように掘り残すことで、
障子の桟に見えることからそう呼ばれているようです。
山中城跡の最西端です。
右奥に富士山が見えるはずですが・・・この日は残念 ><;
今回は三の丸跡と岱崎(だいさき)出丸は外しましたが、
見事な堀と、美しい山中城跡でした。 5月31日
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