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2017年3月20日 (月)

なら散策 入江泰吉旧居

奈良公園の片岡梅林から東大寺に出て奈良の散策へ。
”お水取り”の終わった「二月堂」から、
裏参道、正倉院を見て「戒壇堂」出ます。

戒壇堂から南に延びる道は「吉城園」や「依水園」へと続く、
古い建物が立ち並ぶ風情ある町筋の水門町。
その途中に写真家「入江泰吉旧居」があります。

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入口

奈良大和路を愛し、
大和路の風景、仏像、行事などを撮り続けた入江泰吉。
その旧居

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玄関
一般的な住居のように土間がなく、
直接部屋に通じるようになっています。

元は興福寺の子院正法院家住宅でしたが、
吉城園の建て替えに伴い大正8年に移築したという。

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受付のある玄関間からはすぐに客間になります。

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ここには多くの文人、墨客が訪れたという。

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次の間へと続く欄間には、
薬師寺本尊の「薬師如来台座」(国宝)から拓本をとったという
”白虎”の額が掛かっています。

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廊下から眺める景色、
まだ常緑樹の椿だけで透けて見えますが ^^;
春には新緑、秋には紅葉が楽しめるとも。

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部屋をつなぐ渡り廊下、
この辺りは公開に先立って改修されているようです。

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ちょっと変わった造りの茶室

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部屋の出入り口?

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次の間が奥様の部屋。
廊下に置かれた小さなテーブルが印象的ですが、
このテーブルが二人の語らいの場でもあったようです。

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洋間から書斎へと続きますが、
この辺りはあとで増築された部屋。

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アトリエ

絵画、仏像彫刻などを趣味とした?
写真家入江泰吉の憩いの場でもあったようです。

この家には自身の写真は一枚もありません ^^;
この建物以前に寄贈された全写真、その一部は
「入江泰吉記念奈良市写真美術館」で見れます。

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玄関横から石段を下りて庭に出ました。

飛び石が続く庭の右手には吉城川が流れ、
建物は一段高い場所に造られています。

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石段を上り返すと先には「暗室」、
そして裏庭に出ます。

戦後から亡くなるまでを暮らした旧居は
奥様により平成12年(2000)奈良市に寄贈されます。
以後、建物の使用方法について検討され、
平成27年(2015)、3月に一般公開されました。

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移築されたというその「吉城園」と「依水園」は
旧居からすぐのところにあります。

思えばずいぶんとこの界隈に来ていませんが、
久しぶりに訪れて、
初めて知った「入江泰吉旧居」でした。    17日

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