日野ふるさと館のお雛さん
2017年「日野ひなまつり紀行」、最後のお雛さんは、
西大路「馬見岡綿向神社」の参道に面する
「近江日野商人ふるさと館(旧山中正吉邸)」のお雛さんです。
天保初年から静岡県富士宮市で酒造業を営んだという、
日野商人の豪邸ですが・・・
ここもまた、日野商人の代表的な本宅建築だそうです。
その主屋の座敷
まず目には入ったのは木目込人形がふたつ、
そのひとつですが・・・なぜこれか?は後ほど ^^;
座敷の仕切りは開けられているのは見学用のため。
床の間には掛軸に内裏雛ですが、
掛軸は”綿向神社祭礼の図”です。
内裏雛は江戸期の古今雛
個人の方のものとありますが・・・あるところにはあります ^^;
中庭に付けられた渡り廊下で次の間へ。
だるまがたくさんある間ですがここは展示コーナー、
今は”日野日稲野絵手紙コンクール”です。
この部屋の飾りは梅と達磨の掛軸に
明治時代の有職雛(ゆうそくびな)
隣にあるシアタールームから座敷を回って新座敷(新しい間?)へ
途中にある台所土間
新座敷の広い廊下と庭
床の間には大正時代の御殿飾りですが、
この時代の御殿は実にシンプルで美しいです。
ここに、当家に伝わるというひな飾りがありました。
白木造りの御殿びな飾り
年代はありませんでしたが、
豪商の家にはやはり白木造りが似合いますか。
そして座敷床には江戸時代の享保雛でした。
旧邸もさることながら、
素晴らしい古雛を堪能させてもらいました「ふるさと館」。
最後はこちら
最初に載せました木目込人形の後ろ姿と桟敷窓!
座敷窓は春に行われる「日野祭」を楽しむ場所です。
この日は残雪と平日のためか静かな町なかでしたが、
その分、商人館の素晴らしいお雛さんを楽しんだ
近江日野の「ひなまつり紀行」でした。 15日
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