知多 ひなまつり展
愛知県知多市の「歴史民俗博物館(ふゅうとりぃ・ちた)」で
21日(土)から始まった「ひなまつり展」(~3月5日(日)まで)です。
1年たつとすっかり忘れてしまうお雛さんのことだけに ><;
これから各地でも始まる”ひなまつり”を前に、
昨年までの復習と、今年の予習をかけて出かけてきました。
今年の展示は”おひなさまと女性のよそおい”、
「ひなまつり」は例年どおり、ここ知多からからスタートです。
2階の企画展展示室
毎年少しづつ展示の様子が変わりますが、
今年はどうやら御殿飾りが中心のようです。
展示室入口の右手には明治時代の「御殿飾り」と
女性の衣服やアクセサリーです。
中央のガラスケースには江戸時代の「親王飾り」
そして左手には平成初期の段飾りと、
昭和40年代から20年代の「御殿飾り」が並びます。
何度も見ている飾りですが、
あらためて時代ごとの御殿の飾りを見ていきます ^^;
昭和40年代
きらびやかな御殿飾りも全盛期後半のころのものですが、
まだ豪華な御殿の作りになっています。
昭和30年代
御殿飾りの全盛期になりますか?同じ様式の作りでも、
こうして比較すると細部での違いが分かります。
昭和20年代
やはり豪華さはありませんが、
こじんまりとした作りで綺麗な御殿です。
ここの展示ではお馴染みの”昭和のくらし”
ここでは欠かせられない展示でしょうか ^^;
そして、右にある展示はガラス越しになりますが、
昭和初期から大正、明治、江戸時代のお雛さんです。
まずは昭和初期とありましたが、昭和10年ごろでしょうか?
このころから東海地方でも御殿飾りが量産されるようになり、
“金の鯱鉾”や”破風”など、飾りも豪華なものが作られてきます。
大正14年とありましたが、
紫宸殿を模した白木造りのシンプルなもので、
御殿飾りでは基本の作りといえます。
明治37年とありましたが、金シャチがありますねぇ。
これは東海地方で作られたものでしょうか?
江戸後期の白木造り”源氏枠飾り”です。
御殿の屋根をとりはらって、中に飾られている
お雛さんたちの表情を見やすくするようになっています。
とまぁ、時代ごとの御殿飾りを載せてみましたが、
違いの分かるものもあれば、そうでないものもありますね ^^;
並ぶのは明治のお雛さん(親王飾り・内裏雛)です。
雛掛軸と江戸時代の内裏雛。
あとは江戸後期の内裏雛が展示されていましたが
そんななかから選んだのはこの内裏雛 ^^;
男雛の足が少し出ている楽しいお雛さんは、
細い目と、おちょぼ口が特徴の綺麗な古雛です。
知多市歴史博物館(ふゆうとりぃ・ちた)の「ひなまつり展」、
今年もひと足早く楽しんだひなまつりでした。 22日
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コメント
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こんばんは~
もうお雛様巡りが始まりましたね。
江戸時代のお雛様が何体もあり見ごたえありますね。
今年も沢山のお雛様見せて下さいね。
楽しみにしています。
投稿: 彩 | 2017年1月25日 (水) 21時48分
彩 さん おはようございます。
今年もまたひなまつりが始まりました。
ここは各時代のお雛さんが展示されるため、
雛めぐりの予習、復習と勉強になります。
また、各地のひなまつりをめぐりますが、
今年は新しいところにも出かけてみたいと思っています ^^
投稿: 好好爺 | 2017年1月26日 (木) 08時54分