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2016年9月14日 (水)

当尾の里石仏めぐり

奈良の「般若寺」から北へと走るとすぐに京都府木津川市、
その東南部にある加茂町の当尾(とおの)地区です。
多くの石仏群が点在していて、
「浄瑠璃寺」や「岩船寺」があることで知られていますが、
久しぶりに当尾の里・石仏めぐりでした。

Toono01

「浄瑠璃寺」参道
こちらもまだハギは咲いていませんでした ^^;

Toono02

宝池と本堂

浄土の池「宝池」を中心にして、
東に三重塔(薬師如来)、
西に本堂(阿弥陀如来)を配した庭園は
極楽世界を表したものといわれます。

Toono03

Toono04

本堂に相対するように建つ「三重塔」。

ここも四季折々に花々が咲きますが、
特に秋のハギ、紅葉でいられるところ・・・。

ここから当尾の里の石仏めぐり、
県道を少し下るとすぐにある「藪の中三尊磨崖仏」から。

Toono05

中央に地蔵と十一面観音、
向かって左に阿弥陀とという珍しい配置の石仏です。

Toono06

先で県道から離れますが、
すぐに「あたご灯籠」を見るとハイキングコースに入ります。

Toono07

緩やかに上っていく山道を行き、
隋願寺跡を過ぎると「カラスの壺二尊」に。
ひとつの岩に阿弥陀如来坐像と、
面を変えて地蔵菩薩立像が彫られています。

今回は彫られている磨崖仏より、
その石と場所の様子を中心に載せます ^^;

Toono08

すぐの分岐にある「からすの壺」、
唐臼に似ていることからそう呼ばれています。

古来、南都仏教の影響を色濃く受け、
世俗化した僧侶が穏遁の地として結んだ草庵が
やがて寺院へと姿を変え、

Toono09

塔頭の並ぶ「塔の尾根」ができ、
いつしか「当尾(とおの)」と呼ばれるようになったといわれる。

Toono10

「岩船寺」への最初の分岐。
ここを左折して急な石段を登ると「一願不動」から
岩船寺への最短道ですがこの日は直進。

Toono11

すぐにある「わらい仏とねむり仏」。

Toono12

石段を登ると左手には
土のなかに半分埋もれた「ねむり仏」が。

Toono13

そして当尾の代表的な石仏のひとつ「わらい仏」。
蓮台を持つ観音菩薩と、
合掌する勢至菩薩を従えた阿弥陀仏です。

Toono14

上りが続くこのコース、
かなり高い位置までやってきましたが、
あとひと踏ん張りでミロクの辻です。

Toono15

道を上りきり車道に出るとそのミロクの辻。
分岐の角にある巨岩には
高さ2.5mほどの仏さまが線彫りされています。

ここから道を折れて岩船寺へと向かいますが、
そのまま車道を行くも良し

Toono16

今回はハイキングコースを行き山道へ ^^;

Toono17

途中にある「三体地蔵磨崖仏」、
巨大な岩肌を見上げると、
可愛い三体のお地蔵さんが彫られています。

Toono18

この道は初めてでしたが、
オフシーズンのためか少々荒れ気味でした ^^;

Toono19

道を抜けると岩船寺門前の集落に出ました。

Toono20

ここで大勢のハイカーに出会いましたが、
さすがに人気の当尾の里です。
この日は「岩船寺」には入山しませんでした。

帰りは車道を歩いて浄瑠璃寺まで、
気持ちの良い秋空の中のハイキングでした。  9日

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コメント

初秋の里山歩き、石仏巡りを楽しんでこられましたね。
ここは、私もまだ昨年行ったばかりですので記憶も鮮明です。
お写真拝見しながら、「あ~、ここあった、これも観た!」と、懐かしく観させていただきました。
最後の写真、おいしそうな漬物が一杯ぶら下がっていましたね。
私も買ってきました。土地のご婦人の手作りでおいしかったです。

スーちゃん さん
チョッとオフシーズンでしたが久しぶりに歩いてきました。

今回も何度か載せている石仏ばかりですが、
一度でもご覧になっていると忘れないでしょうね ^^;
地産のお店、
シーズンにはもっとたくさんのお店が開いていますが、
この日はここだけでした ^^

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