神宮 御塩浜と御塩殿神社
伊勢市二見町西にある神宮御料地「御塩浜」と、
二見町荘にある「御塩殿神社(みしおどのじんじゃ)」。
神宮に供える御塩を作るところとして知られていますが、
何十年振りか?思い出したように訪れてみました。
国道42号線の「汐合大橋」を渡ってすぐに左折し、
堤防を500mほど走ると右手に「御塩浜」があります。
五十鈴川河口近くの堤防道路を右手に下りると
「御塩浜」の正面
進むと神社ではありませんが黒木の鳥居が建ちます。
あらためて堤防に出ますが
見えるコンクリートマスは塩田への貯水口。
河口が近いこの辺りは
ちょうど淡水と塩水が混ざり合うところとか。
ここは「御塩殿神社」に付属する塩田で、
清めの御塩をつくる”入り浜式塩田”。
砂に海水を注いで天日で乾かし,
この砂を集めて海水を注ぐと
濃い鹹水(かんすい)が得られるという。
鹹水は樽に詰められて御塩殿の汲入所へ搬入され、
堅塩に焼き固められます。
その御塩殿神社(みしおどのじんじゃ)は
ここから西へ3kmほどのところにあります。
神社入口の道沿いにある「鴨長明歌碑」を見て
境内参道を行きます。
参道正面にある「御塩殿」。
茅葺屋根と鳥居に板垣がありますが社殿ではなく、
粗塩を焼き固め堅塩を得る施設です。
その左手にあるのが「社殿」。
鳥居はありませんが内宮に準ずる内削ぎの千木と、
6本の鰹木がある神明造。(ここは内宮の所管社)
御塩殿右手から境内の奥へと行きます。
砂地の参道、
右に行けば二見浦の海浜ですが左へ
境内の奥まったところにある施設は
正面に「御塩焼所」
鹹水を鉄鍋で煮込み粗塩を造る施設という。
その横にあるのが
「御塩汲入所」
「御塩浜」から運ばれた鹹水を壷で保管する建物だそうです。
吹きだす汗も塩になりそうな猛暑のなかで、
ぶらりと訪ねた神宮御料地
「御塩浜」と「御塩殿神社」でした。 6日
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