日本大正村
岐阜県恵那市にある「日本大正村」。
旧明智町の町おこしとして立村されたテーマパークですが、
大正時代の雰囲気を保存・再現した店舗、資料館、
博物館などが軒を連ねています。
ここもお雛さんを見ながらの町なか散策でしたが、
今回はその主要施設をご紹介。
駐車場から明智川に沿って南へと歩き
町はずれに出ると
江戸時代に三河と飛騨を結んだ南北街道に出ます。
ここにあるのが旧大塩病院の病舎を改造した
「回想法センター」。
一瞬、廃校になった校舎かと思いました。
回生法とは、”昔懐かしい生活用具などを用いて、
かつて自分達が体験したことを語り合ったり、過去のことに
思いをめぐらしたりすることにより脳を活性化させ、
生き生きとした自分を取り戻そうとする療法” だそうです。
各部屋に置かれた懐かしい時代の生活用具に、
なるほどと納得しながら初めて知った施設でした。
ここから町なかの主要施設(有料)を見学していきますが、
こちらもすべて初めての施設です。
まずは「おもちゃ資料館」
館内には明治、大正から昭和期にかけての
懐かしいおもちゃが展示されています。
南北街道から中馬街道に入ったところが「大正時代館」、
レトロな元カフェーの喫茶「天久」が入口 ^^;
喫茶店の二階展示室には
ちょうど帝国ホテルや東京駅の模型が展示されていました。
この喫茶店に隣接する「大正時代館」
こちらには大正天皇に関する展示品や、
当時の家庭生活道具などが展示されています。
このあとはメイン通りから中心部へと行きますが
まずは「日本大正村資料館」
一階の部屋では”郷土の玩具展」
一部4階建ての建物で、
当時は手動のエレベーターが付いていたという。
資料館はかっての繭蔵を改造したもので
明治・大正の蓄音機や教科書
教育や文化、生活用品などが展示され、
順路に従って回ればその広さが実感できます。
傍に隣接するのが「大正の館」
明治の末期に建てられた当地の名門、橋本家の住居跡で、
大正時代の生活様式を見ることができます。
そして
大正村の中心部、
町の東西をつなぐ大正路地には入ります。
路地を上っていくと
「日本大正村役場」
明治39年に建てられた町役場庁舎で、
2階建ての木造洋館で有形文化財。
2階には「村長公室」があります。
村長は初代が高峰三枝子、2代司葉子、
そして現在が竹下景子さんです。
道は高台へと上っていいますが
「大正ロマン館」(肝心のところは撮影禁止><;)を見て
「旧三宅家」
築300年以上という合掌造り、茅葺き屋根の農家建築で、
囲炉裏の火が暖かい旧家。
ここから先は「明智城跡」へと続く道ですが
この日の散策はここまででした。
高台にある「旧三宅家」前から見下ろす
「日本大正村」(旧明智町)。
お雛さんとともに楽しんだ大正村の各施設でした。
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好好爺さん
明治村とか大正村とかよく行きました。今では昭和村までありますよね。大正村は豊田市からは、近いし、道も続いています。お写真を、懐かしく拝見しました。
投稿: shuttle | 2016年3月20日 (日) 18時40分
大正村、結構広そうな場所ですね。
明治村のような施設かと思っていたら、大正村は
明智の町に残っている建物を利用しているんですね。
初めて知りました^^;
地図で見ると結構、山の中にあるので好好爺さんの
おうちからでは大変ではなかったですか?
投稿: いわし | 2016年3月20日 (日) 21時23分
shuttle さん
豊田市内からの道筋は比較的楽で近いですね。
明治村や昭和村ほど一般的ではありませんが、
ここは大正時代そのものがテーマだけに
町そのものが懐かしい時代を感じさせてくれます。
投稿: 好好爺 | 2016年3月20日 (日) 22時15分
いわし さん
そうなんです ^^
ここは明治村や昭和村のように
敷地内に創られた施設ではなく、
旧明智町そのものがテーマパークになっています。
山村ですが小原経由や足助経由で気楽に行けます。
恵那からも近いですよ。
華やかさはありませんが
レトロな町の雰囲気が結構受けています。
投稿: 好好爺 | 2016年3月20日 (日) 22時27分