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2016年2月15日 (月)

堀田家住宅 津島市

愛知県津島市南門前町にある「堀田家住宅」。
江戸時代中期(1711~1716)に建てられたといわれ、
修理・増築を重ねたあと
昭和53年(1978)に国の重要文化財に指定されています。

この時期には堀田家ゆかりの御殿雛が展示されている
とのことで出かけてみました。

Tsushima01

受付の横にある前庭を見て、
建物を主屋の玄関へと回り込みます。

Tsushima02

長い板塀の続く主屋の東側

Tsushima03

主屋の居室部は、切妻造の平入り、
瓦葺二階建てという江戸時代の町屋様式。
両妻に卯建をあげ、片方には忍び返しがついています。

Tsushima04

玄関になる大戸口
入ると左手には「こみせ(待合の間)」があり、

Tsushima05

右手には営業空間の「みせ」、
その奥には一段高くなった
「みせざしき(客間座敷)」になっています。

Tsushima06

内玄関の広い土間には、
かまどの上に荒神が祀られた「荒神かまど」があり、


Tsushima07

さらに奥には「おくどさん」のある台所

Tsushima08

土間の西側、奥に向かっては生活の場となる
居間・寝室・仏間が配置されていますが、

Tsushima09

その寝室に居間、隣には仏間

Tsushima10

箱階段を上がると二階には二間の座敷

Tsushima11

さらに座敷を行くと
”茶ざしき”から”なかのま”と続き奥に書院です。

廊下に出ると”坪の内露地”に「茶室」が建ちます。

Tsushima12

その茶室内部

そして、
この日の目的でしたお雛さんは

Tsushima13

この書院にありました ^^

Tsushima14

約100年前の白木造り御殿飾りで、
大正初期のお雛さんです。

Tsushima15

あまり撮ったことがありませんが横からです ^^;

Tsushima16

Tsushima17

書院の奥庭からは当時の西蔵がみえますが、
その横に小蔵、東蔵が建っています。

この住宅、本来は東向きでしたが、
道路の拡幅で方位を45度北に振って曳屋されたため、
現在はほゞ北が正面になっています。

Tsushima18

こちらは出口の近くに飾られていたお雛さん。
昭和初期の御殿七段飾りの内裏雛だそうですが、
このお雛さんの御殿を見たかったですね ^^;

津島市の「堀田家住宅」
開館日は土・日曜・祝日のみです。   13日

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コメント

こんにちは~
おくどさんにぜんまい仕掛けの柱時計
子供の頃を思いだいます。
戦後に生まれた私は
電化製品が発達し食べ物、住宅など豊かで平和な時代を過ごしています。
年金もそこそこ頂けて有難いことです。
でも、これからの日本はどうなるのか心配な所です・・・

彩 さん
庶民には見るだけでしかない豪商の住宅です ^^;

おくどさんのある土間に柱時計などには、
懐かしい旧家の住まいを感じさせてくれます。
現在と比較することは無理な世界ですが、
これも時代の変遷、終わることはないでしょうね。

爺には今がいちばん幸せな時代です ^^

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