続・商家に伝わるお雛さん
近江商人屋敷「藤井彦四郎邸」は金堂地区から、
南東に走ること数分の宮荘町にあります。
商人屋敷が集まるところから少し離れていますが、
その屋敷は敷地面積8,1555平方メートルという広さで、
生家でもあるその旧宅がそのまま資料館となっています。
車寄せのある玄関への正門。
建物面積710平方メートルにもおよぶその屋敷を
最初に見たときは驚いた記憶がありますが・・・、
今回はお雛さんとその庭園です ^^;
玄関上り間にはつるし飾りと小さなお雛さん。
見学順路はまず客間へ
畳一畳の幅がある廊下に沿って3つの客間、
いちばん奥が主客の間ですが
お雛さんは手前のふたつの客間に飾られています ^^;
まず手前の客間、
三方に掛かる額は
要人(鈴木貫太郎ほか総理経験者)の直筆による書。
飾られているお雛さんは江戸期の御殿雛と、
明治期の衣装雛とありますが、
ともに当家所有のものではありません。
客室(中の間)のお雛さん。
中央のお雛さんは
京都の老舗人形店「丸屋」大木平蔵作とあります。
「丸平」の人形、こちらは当家のものでしょうね ^^;
まぁ、ビックリのお雛さんですが、
ここは庭園も見どころ。
その庭園は散策できます。
藤井彦四郎が自身の構想で作庭されたという庭は、
名木や
珍石を配し、
琶湖を模したという池を中央に設け、
南に燈籠(灯台を模す・大津?)、
北に道標”右 北国街道 左わかさ・・・みち”を 配していると。
(実物?かどうかは分かりません ><;)
北からの眺め
大自然を模し、
野趣に富んだ雄大な作りの池泉回遊式庭園。
主客の間
沓脱石の大きさもまた凄いものです。
「小町糸」や「スキー毛糸」の製造販売で知られる
豪商、「藤井彦四郎邸」のお雛さんと庭園でした。
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好好爺様
お雛さま続けて拝見いたしました。
「小町糸」や「スキー毛糸」の製造販売で知られる
豪商、「藤井彦四郎邸」のお雛さま・・・小町糸やスキー毛糸とに
随分お世話になりましたが・・・驚きました。
どちら様のお雛さまも旧くからのお雛さま、大切に保管されていて
感心いたします。本当に素晴らしいですね。
好好爺様のお蔭で、貴重なお雛さま拝見できます。ありがとうございます。
こちらは、冬に逆戻りのごとく、雪が積もりました。
投稿: hiro | 2016年2月23日 (火) 21時53分
hiro さん
なかなかお目にかかれない京都丸平の古雛、
あるところにはありますね ^^
小町糸やスキー毛糸は知っていても、
製造者の実家と初めて知った時はびっくりでした。
旧家に伝わるお雛さんも実際には少ないですが、
いいお雛さんに巡り合うと雛めぐり冥利につきます ^^
小樽もまだまだ定まらぬ天候のようですが
お身体おいといください。
投稿: 好好爺 | 2016年2月24日 (水) 09時35分