桑名の芭蕉句碑
貞享元年(1684)の「野ざらし紀行」で、
松尾芭蕉は桑名の寺町にある「本統寺」に一泊し、
そのとき二句を詠んでいます。
そのうちのひとつが本統寺の境内にある
「冬牡丹句碑」。
桑名駅から八間通りをまっすぐ東へ行くとある
寺町商店街の中にその山門があります。
山門をくぐった左手
池の先にあるのがその句碑
句は
”冬牡丹千鳥よ雪のほととぎす”
桑名市には全部で七つの芭蕉句碑がありますが、
旅の途中に詠まれた句の碑があるのは2ヶ所。
もうひとつはここから揖斐川沿いに出て、
南へ2kmほどの地蔵地区にあります。
国道23号線の揖斐長良川大橋を渡った先の
もうすぐ伊勢湾口になる手前、
堤防(工事中です ^^;)に建つ「浜地蔵の常燈明」
そして道を挟んであるのが「龍福寺(通称浜の地蔵)」と
「白魚句碑」
昭和34年(1959)の伊勢湾台風で全て流失したが、
その後発見されて戻されたり、再建された碑が建ちます。
中央にあるのが名句「白魚の句碑」
”明けぼのや しら魚しろきこと一寸”
その右横にあるのが
発案句の
”雪薄し白魚しろき事一寸 芭蕉翁
白うをに身を驚な若翁 木因 ”の連句句碑
そして「白魚塚」碑です。
全国に芭蕉の句碑は数ありますが、
芭蕉紀行を手に句碑を探して始めた我が”ぶらり旅”。
10周年を機にまた原点に返ってと思いつつ・・・
まずは「野ざらし紀行」の手近なところからでした。
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