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2015年6月27日 (土)

奥の細道をゆく 立石寺

旅の3日目は山形市の山寺・立石寺。
天気予報は”晴れ時々曇り、にわか雨”でした。
この日は山頂まで自力で行くしかありません ^^;
相方には杖代わりにと
ちょうど良い傘を持たせての参拝です。

立石寺本堂(根本中堂)への石段を上がります。

Yamadera01

ここから奥の院まで約1,000段の石段ですが、
階段は急なところが多く手すりがあります。

Yamadera02

まずは本堂の根本中堂に参拝。
そしてその横に建つ芭蕉句碑です ^^;

Yamadera03

句は
”閑さや 岩にしみ入 蝉の声”

そして宝物館前には

Yamadera04

芭蕉と曾良像です。

この辺りはまだ平坦な境内、
念仏堂、鐘楼などを見て山門へ。

Yamadera05

雨の心配はなくなりホッとしながら、
ここから奥の院・大仏殿まで登る石段参詣道です。

Yamadera06

途中の「姥堂」を見て本格的な修行者の参道を行き、
山門から360余段の四寸道を抜けると

Yamadera07

「せみ塚」に出ました。
芭蕉の句をしたためた短冊をこの地に埋めて、
石の塚を建てたことからそう呼ばれています。

Yamadera08

「弥陀洞」
長い歳月に風雨が直立した岩を削り、
阿弥陀如来の姿を作り上げたという。

次がここ

Yamadera09

「仁王門」
わざと正面から撮っていませんが、
こうして見上げるのも山寺ならでしょうか ^^;

Yamadera10

門をくぐるとその先が山内支院が建つ境内です。

Yamadera11

途中から眺める開山堂と納経堂
ここはまたあとで先に奥の院に行きます。

「奥の細道」本文
” 岩上(がんじょう)の院々みな扉を閉て、ものの音きこえず。
岸をめぐり、岩を這て、仏閣を拝し、
佳景寂寞(かけいじゃくまく)として心すみ行のみおぼゆ。”

Yamadera12

芭蕉は夕刻にこの山上の堂に登っていますが、
こちらは朝、岩上の院々の扉はすでに開いています。
ただ、過ぎる人も少なく静かな山上でした。

性相院、金乗院、中性院と多くの諸堂を見て

Yamadera13

着いた奥の院。
右に「妙法堂」、左に大仏殿が建ちます。
ここが海抜417m。

参拝したあと左側の道に入って「華厳院」へ

   Yamadera14

ここには岩屋をお堂に見たてた中に、
柱間一尺五寸ほどの小さな「三重小塔」があります。

来た道を戻り開山堂へ。

Yamadera15

途中、左に「修行の岩場」を見ると

Yamadera16

「開山堂」と「納経堂」の正面に出ます。
百丈岩の上に立つ開山堂、
その左には山内で最も古い建物といわれる「納経堂」です。

ここから右に登り五大明王を奉る「五大堂」へ。

Yamadera17

舞台造りのこの御堂からは山寺を一望できる
展望台を兼ねていますが

Yamadera18

こちらは眼下に見える山寺の町です。
ここは海抜386m、
少し高台になったところに建つのは「山寺芭蕉記念館」。
しばらく景色を楽しんで下山しました。

芭蕉「奥の細道」をゆく今回の旅。
越後から出羽へと神社仏閣を訪ねましたが、
あと少し出羽の旅が続きます。   23日

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コメント

ここは冬のツアー旅行で立ち寄りました。
階段に雪が凍っていて怖い思いをしたのが思い出されます。

風 kei さん
出羽の旅
定番ばかりですがここは外せませんね。
冬のツアーでここへ、それは凄いですね。
一度経験してみたいですが・・・無理です ^^;

奥の細道の旅をしてみたい、芭蕉の辿った路を、私も歩いてみたいと、数年前にとても憧れました。でも結局今日まで行けずじまいでした。多分もう行けないだろうと諦めています。
せめて好々爺さんのブログの文章で、写真で 楽しませていただきます。
いつも素敵な写真を ありがとうございます。

スーちゃん さん こんばんは。
「奥の細道」
歩いてみたいと思っていただけるだけでもうれしいですね。

退職したら「奥の細道」と決めていました。
現役引退を機に歩き始めましたが足かけ2年半、
延べ65日間の旅でした。
以来芭蕉を追っかけてブログを始めましたが、
今年でともに10周年になります。
初心に帰って芭蕉ゆかりの地を巡ってみようと思い、
この旅がその第一弾でした ^^

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