近江日野商人館のお雛さん
雨となった日野町「日野ひなまつり紀行」。
残念ながら町なかの”おひなさんめぐり”は中止して、
「日野商人館」に展示されている古雛を楽しみます。
毎年楽しんでいる古雛ですが、
今年は江戸時代の”御殿びな”が初公開されているという。
雨になったとはいえ、これはまたラッキーでした ^^;
今年の玄関の飾り。
昨年と変わりませんが少しアレンジされています ^^;
受付に飾られているのは
大正期の白木造りの御殿飾りがふたつ。
片隅に置かれた満開の盆梅。
こんな日でしたが団体さんの先客あり ^^
その間、初公開という”御殿飾り”を拝見!
なんというか・・・言葉もありませんが、
庶民には縁遠い?そんな飾りです ><;
日野を代表する薬業発祥の祖、
正野玄三家に伝えられてきた江戸時代の”御殿飾り”。
嘉永5年(1852)に京都の人形師から購入したという
白木造り源氏枠御殿飾りで、
正野家の床の間の広さに合わせて作られたものといいう。
この雛道具類は西大路藩の殿様
市橋家より拝領したものと伝えられる、と。
まぁ、有るところにはあるものです。
いろんな御殿飾りを見てきましたが、
これもまさしく一見の価値あり!
とはいえ、ただ眺めるだけでした ^^;
奥座敷の飾りです ^^
今年は座敷の正面に展示されています。
並ぶおひなさんは変わりません。
いつもながら見事な古雛ですが、
年代も表示されていて
同じ古雛でもその特徴が良く分かります。
今年はあらためて三人官女と仕丁を ^^;
なんとも明るい三人官女と
下はお顔に直接髪が描かれた古い三人官女、
ともに年代を感じるものです。
仕丁もまた素晴らしいものです。
関西風(京都風)の喜怒哀楽(泣・笑・怒)をあらわした
秀逸の仕丁(三人上戸)です。
こちらは関東(江戸風)の仕丁。
年代が違いますがともに古い時代のもの。
大きな”御殿飾り”もいいですが、
こうした簡素な源氏枠御殿にも魅せられます。
そして、やはりこのお雛さんですね。
何度見ても素晴らしい”享保雛”です。
この日は雨の日野町でしたが、
あ然とした ^^;江戸時代の源氏枠御殿飾りも見れて、
ラッキーな「日野ひなまつり紀行」でした。
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