雪の若狭路・明通寺
「瓜割の滝」を後に国道27号線をさらに西へ走ると
すぐに若狭町から小浜市に入ります。
その先、太興寺の東市場で南へと向かい、
次の目的は小浜市門前にある国宝「明通寺」でした。
大駐車場に車を停めて、
松永川に架かる赤い「棡(ゆずり)橋」を渡ります。
橋を渡り石段を上ると門前駐車場。
その横からさらに上る石段の先には
山門の仁王門です。
くぐると
左手に鐘楼
ここは庭園も見どころですが、
今回は雪の「明通寺」で庭園はすべて雪の中 ^^;
まっすぐに拝観受付へと向かいます。
受付を済ませて、
さらに本堂へと続く石畳の参道を上ります。
雪の中の本堂と
その先にある三重塔は
ともに鎌倉時代の建立で国宝の建物。
ここで僧侶の方に案内され、
本堂内で10分ほどの説明を聞きます。
本堂内陣には
中央に本尊の「木造薬師如来坐像」。
両脇には日光月光菩薩ではなく憤怒尊を従える珍しい配置で、
右に五大明王の一尊で隆三世明王隆(ゴウザンゼミョウオウ)立像、
左には髑髏飾り、腹部に童子の顔、左手に蛇を握りしめている
深沙大将(ジンジャタイショウ)立像という迫力の巨像2体です。
説明のあと内陣を拝観して外へ
見たかった雪のなかの三重塔
除雪された部分の石段を上り塔の正面にでます。
初層内部は四天柱が立ち、
釈迦三尊像と阿弥陀三尊像が安置されているそうです。
三重塔から眺める本堂。
予想以上の積雪に
足元に注意しながら戻ります。
手水舎前の池
帰り道は客殿の中庭を行きます。
ちょうど中央部のガラス戸が開けられていますが、
安置されている「木造不動明王立像」が拝観できます。
通りすぎると庫裡前
勝手門の横には
樹齢およそ500年ともいわれる”かやの大木”です。
大同元年(806)
坂上田村麻呂が創建したと伝えられる古刹、
雪の若狭「明通寺」でした。
この次は秋の紅葉と庭園を見に訪れましょう。
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新年も精力的にお出かけですね。
雪の若狭路もいいものですね、そういえば高速道も開通して出かけやすくなりましたね、あらためて出掛けてみたいものです。
忘れかけているくらい以前にみた様な(雪の季節ではありませんが)若狭のお寺風景に懐かしさを感じました。
今年もとても楽しみにしています。
投稿: 風 kei | 2015年1月 6日 (火) 08時52分
風 kei さん
何度も訪れていますが雪の若狭は初めてでした。
高速道が開通して小浜もずいぶんと近くなりましたね。
雪の小浜は2度目ですが、
年明けからの雪景色に刺激されてつい走ってしまいました。
雪の明通寺は以前から見たかったところです。
投稿: 好好爺 | 2015年1月 6日 (火) 15時42分