葛城古道 高天原
ヒガンバナには少し早いかな?と思いながら、
今年もまた「葛城の道」のウオーキングに出かけました。
いつものように近鉄御所駅から「葛城の道」起点の
”六地蔵石仏”へ。
ここから続く稲田の畦に咲くヒガンバナは・・・
まだ数輪しか咲いていません ^^;
最初の群生地「九品寺」まで、
それらしき見どころはありません。
その「九品寺」周辺
ヒガンバナの群生はほとんど見られず、
代わりにコスモスが咲き始めです ><;
畦道を行くと1ケ所だけ
このヒガンバナの赤い帯でした。
緑と赤いヒガンバナの帯が続く
「楢原休憩所」辺りもヒガンバナはしていません。
次の期待は「一言主神社」でしたが・・・
まだこんな状態でした ><;
道中に咲くヒガンバナも少なく、
この時点で今回は歩くことに専念することにして、
例年カットしていた「高天原(たかまがはら)」へと回ります。
西北窪で右折し山へと向かう道に入ると、
ここが高天原「橋本院」への入口。
このあと獣害除けのフェンスを開けて山道へ。
丸太の階段と掘割状の山道を10分ほど登り、
目の前が開けると「橋本院」はすぐ。
再び獣除けのフェンスを開けると境内に出ます。
”瞑想の庭”を通り抜けて行くと、
本堂の「観音院」があります。
境内に建つ、
「弘法太師堂」、「護摩堂」、太師像などを見て
参道を高天(たかま)の集落へ向かいます。
左手の田園地帯は
金剛山の中腹に広がる高原台地であり、
この辺りが古来より神話の世界である「高天原」の
伝承地として伝えられる場所のひとつだそうです。
また、古代大和朝廷以前にこの地域は
葛城王朝といわれるほどの強大な勢力を誇った
豪族葛城氏の本拠地でした。
集落を抜けると
葛城氏の祖神を祀る「高天彦神社」があります。
樹齢数百年の老杉が立ち並ぶ参道
そして参道前にある「鴬宿梅」。
昔、若死した小僧の悲運をその師が嘆いていると、
梅の木に鶯が来て、”初春のあした毎には来れども
あはでぞかへるもとのすみかに”と鳴いたという。
ここまでは車で来ることができます。
その車道を下ることもできますが、
本道は畦道を少し行き山林のなかへと入り、
舗装された急坂を下ります。
あとは戻った葛城の道を「高鴨神社」まで、
ただひたすら歩くのみでした ^^;
帰りのバス停「風の森」に向かう途中、
静かな田園風景が広がりヒガンバナが咲いていました。
ヒガンバナの見ごろはこの週末からでしょうか?
今回は初めて歩いたとき以来、
8年ぶりの葛城古道・高天原でした。 14日
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この季節の奈良もいいですね~。
ヒガンバナに萩などなど出掛けてみたいところばかりです。
元気に歩かれるのがうらやましい限りです。
投稿: 風 kei | 2014年9月17日 (水) 18時29分
風 kei さん
どうやら歩ける季節になりました。
今回の葛城は少し早かったですが、
ヒガンバナにハギもこれからです。
秋の奈良はまた格別ですね。
投稿: 好好爺 | 2014年9月18日 (木) 16時04分