大和な雛まつり
奈良県大和郡山市で開催されている「大和な雛まつり」。
市街地の広範囲にわたってお雛さんが展示されていますが、
まずメイン展示場になる「旧川本邸」に直行しました。
近鉄郡山駅から駅前商店街に飾れれている
お雛さんを見ながらその「旧川本邸」へ。
ここ洞泉地区はかって花街として賑ったところ、
建物は大正13年に建てられた木造3階建の遊郭建築。
その建物のなかに飾られているお雛さんは
昨年詳しく紹介しましたがそんななかから今年はこちらを。
1階の座敷に飾られていた段飾りのひとつですが、
昭和8年(1933)のものです。
年代はありませんが、
ひと際目を引いたのはこの内裏雛でした。
2階の廊下には流し雛を模した飾りですが、
流し雛は奈良の五條市で行われているものです。
このあとは町なかに出ますが、
すぐ傍にある「源九郎稲荷神社」です。
ここの社務所には洞泉寺町花街に伝わったという、
お雛さんが展示されています。
百年前のお雛さんからお狐さんまで、
何度見ても賑やかで楽しい飾りです ^^
源氏枠飾り、
実にシンプルな造りがいいですね。
こちらは神社から戻る同じ洞泉寺町のお店。
初めて?載せる内裏雛です。
そしてここもお馴染みですが外せません ^^;
少し東に入った「鈴木家」の享保雛です。
江戸中期とありますが、
享保雛でもまだ小さい作りのもので貴重な古雛です。
このあとは最北端にある「葉本家」です。
行く道は外堀緑地公園。
抜けて行くと市街地から北東のはずれにある
旧街道沿いの葉本家に出ます。
明治期の白木造り御殿飾りですが、
昨年より綺麗に組み立てられていました。
ここでは他にも鏡、櫛・簪・笄など貴重な品が拝見できます。
町なかに戻ります。
この日はまだ公開日ではなかったお家ですが、
せっかくだからと見せていただいたのは
昭和4年の御殿飾りでした。
このあとは商店街のおひなさんですが、
途中にある箱本館・紺屋です。
有料施設ですが、
この日は特別に無料拝観日でした。
お雛さんもさることながらここは金魚の町 ^^;
ここでは見事な金魚も拝見できます。
商店街のお雛さんも紹介したいところですが、
最後はここ。
「郡山八幡神社」のひな飾り。
咲いていたしだれ梅とともに楽しみました。
全てを回ると広範囲になり時間がかかりますが、
それもまた雛めぐりの楽しいところかと ^^おススメです。
「大和な雛まつり」はこの 9日(日)までです。 1日
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こんにちは~
享保雛もあったのですね。
限られたところしか回っていないので
私はほんの一部しか見ていません。
今度行くときはゆっくりちまわりたいです。
説明文も良くわかっつて
一緒に雛めぐりさせていただいた気分です。
ありがとうございました。
投稿: 彩 | 2014年3月 5日 (水) 17時34分
彩 さん
川本邸と鈴木家は最初に見ることにしています。
この享保雛も人気で見物客が多いですね。
ここは広すぎて全部は大変です。
今年は市役所周辺をパスしました。
いただいたコメントが重なったようです ^^;
片方を削除させていただきました。
投稿: 好好爺 | 2014年3月 5日 (水) 18時32分
好好爺さん
「大和な雛まつり」葉、なんと読むのでしょうか。「大和な」が、読めません。しかし、ここの雛飾りには、時代物や珍しいものが多いようです。お写真でもそれが十分理解できます。近ければ、是非一度拝見したいものです。
投稿: shuttle | 2014年3月 5日 (水) 20時02分
shuttle さん
大和郡山市の雛まつりで「大和(やまと)な雛まつり」です。
ここは観光地としての集客には熱心です。
この雛まつりもそのひとつですが、
お雛さんは昭和40~50年代のものが中心で、
古雛は限られたところにしかありません。
3回目になりますが町をあげてのイベントとして定着してきたようです。
投稿: 好好爺 | 2014年3月 6日 (木) 15時30分