近江八幡左義長まつり宮入
滋賀県近江八幡市で15日(土)・16日(日)に行われた
近江八幡「左義長まつり」です。
ここ数年は日曜日に行われる大祭の”自由げい歩”と、
組合せ(ケンカと呼ばれるぶつかり合い)を見てきましたが、
今年は久しぶりに初日の左義長宮入と渡御でした。
昼すぎと遅い到着ですでにまつりは
「日牟礼八幡宮」への宮入が始まっています。
”チョウヤレ!チョウヤレ!”、”ピッピ!”の、
掛け声と笛で賑やかな境内では
曳き入れられた13基のダシが次々と奉納されています。
まずはそのダシの紹介から、
いつもながらその制作意図は省きます ^^;
順不同ですが魚屋町(うわいちょう)のダシから
命題は「天馬行空」。
これらの左義長はすべて
ダシ、松明、十二月(赤紙)の3つを1本にして作られています。
本町のダシは「廻天之馬」
各地区のダシはその年の干支に因んでテーマを決め、
全て食物を材料にして制作されまています。
参和会は「夢 Dream」
こちらの材料は、はるさめ、するめなど
13種類以上の食材が使われています。
第一区の「千福万来」
まつりは変わりませんが、
このダシは当然ながら毎年変わります ^^;
それがまた楽しみでもあります。
第二区の「桐紋透大鐔と村雨」
秀吉が所用していた鐔と愛馬村雨がモチーフですが、
鐔とともに信長から拝領したという陣羽織と、
秀吉の辞世の句”露とおち露と消えにしわが身かな・・・”が
合わされるように作られています。
紫竹会は「優馬駆ける”勇往邁進”」
白馬のダシが多いなかで栗毛です。
為心町(いしんちょう)の
「天正九年 御馬揃 ~躍動の春~」
こちらは黒馬ですね。
その馬の色が違うのも
またそれぞれに意図があるようですが、
これがこのまつりの楽しみ方でしょうか。
新町通りは「井伊の赤鬼」
もちろん井伊直政ですが、剣鍔と鉄扇です。
仲屋町(すわいちょう)の
「湖国豊穣 ~The scales fall from one's eyes 2014~」
宮内町は
「白馬の節会 ~瑠璃の切子に輝く未来を ~」
瑠璃色に煌めく切子硝子の器、白馬の節会は宮廷行事。
池田町の「”愛 ”飛跳」
戦乱の世を生きた武将伊達正宗の家紋は竹に雀。
第十一区 「戦棋昇運」
そして最後はちょうど宮入してきた十区会
命題は「松風 -天下無双の歌舞伎馬 -」
ご存知、前田慶次と愛馬松風です。
これで全てのダシが奉納されました。
境内に勢ぞろいした13基のダシ。
このあとは町なかへと出発する渡御になりますが、
それまでは大勢の人たちにお披露目です。
渡御の模様はこのあとに・・・続きます。 15日
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好好爺さん
近江八幡「「日牟礼八幡宮」への宮入、素晴らしい13基の山車を見せていただき、有り難うございました。今年の「干支」馬をあしらった見事のものが多いですね。ご説明が有り難いです。これを見るためなら、遠路も厭わない気持ちになりますね。その亜ロゴ憂そうな「左義長」ですか。楽しみです。
投稿: shuttle | 2014年3月18日 (火) 08時10分
shuttle さん
毎年このダシが楽しみで出かけています。
何度目になりますか?
毎年違うダシを見に行くようなものですが、
これはもう最高の芸術品ですね。
夜の奉火はいまだに見ていませんが、
毎年このまつりは楽しみにしています。
投稿: 好好爺 | 2014年3月18日 (火) 16時40分