歩いて参拝 伊勢神宮
すでに第62回式年遷宮が行われましたが、
これを機に両宮を歩いて参拝しようと、
春先に東海道から伊勢街道を桑名から松阪まで歩きました。
遷宮も終わりその続きをいつ歩くかと思いながら、
ようやくひと月が経ち、やはり今でしょう!と ^^
いうことで雨模様の中様子を見ながら松阪へ。
「氏郷まつり」の終わった翌日でした。
静かな松阪市日野町の交差点、
ここ和歌山街道の分岐から参宮街道を行きます。
東海道日永の追分で分岐した伊勢街道は、
松阪辺りからは主に参宮街道と呼ばれています。
スタートから1時間ほど、
JR徳和駅の踏切を渡り上川町に入ると
この「従是外宮 四里」と刻まれた、
弘化3年(1846)建立の道標があります。
この街道筋の見どころは以前に紹介しているため、
今回はこの道標が中心です ^^;
ここから櫛田川を渡り漕代(こいしろ)へ。
近鉄漕代駅を過ぎて祓川橋で祓川を渡ると斎宮です。
すぐにあるのが弘化4年(1847)の建立の
「従是外宮 三里」の道標です。
ここからあらためて斎宮の見どころを見ながら、
ただひたすら歩くだけです ><;
明和町新茶屋から伊勢市に入る手前にあるのが
「従是外宮 二里」の道標。
こちらは嘉永6年(1853)の建立です。
あと8キロ、すぐに伊勢市に入りますが、
20分ほどで老舗「へんばや」に着きます。
三宝荒神などで馬に乗った参宮客が宮川を前に、
ここで馬を返してひと休みしたことから名付けられた、
”へんば餅”で知られています ^^;
かっては紀州藩の本陣があった伊勢市小俣町、
その町並みを抜けて行くと宮川に出ます。
今は親水公園として整備されていますが、
ここが宮川を渡る下の渡し(桜の渡し跡)です。
道は少し上流にある宮川橋で迂回します。
傍を走るJR参宮線のワンマン列車 ^^
橋を渡って伊勢市の中心部に入って行きます。
少し入り組んだ道から三叉路に飛び出すと
嘉永2年(1849)の欄干のみが残る
「筋向橋(すじかいばし)です。
ここが伊勢本街道と熊野街道、
そして参宮街道(伊勢街道)と3街道の合流地点。
ここから外宮はすぐ ^^;
NTTの建物の先を回り込むと外宮の北御門です。
まずは新しい正宮に参拝です。
旧い社殿と並んで真新しい正宮。
とにかくすごい参拝客でしたが、
新旧の社殿をカメラに収める人たちが多いです ^^
表参道を通って内宮へと向かいます。
伊勢市駅からの外宮参道も新しくなり、
こちらも多くの人で賑っています。
ここから内宮までは4キロほど
勢田川に架かる小田橋を渡って古市に入ります。
間の山を上り古市参宮道を行き、
牛谷坂を下ると猿田彦神社、
そして大混雑のおはらい町を抜けて宇治橋へ。
参拝終了時間を気にしての歩きでしたが、
どうにか予定どおりに到着 ^^;
さて、気持もあらたに正宮に参拝です。
新らしい正宮、
人が少ないように見えますが参道は凄い人で、
皆さんこの石段の下からの撮影に夢中でした。
正宮参拝のあとは新しい「荒祭宮」へと行きます。
こちらもたくさんの人が並んでいますが、
御願い事はこちらでします ^^;
伊勢への道
春先からの目的でした”歩いて参拝伊勢神宮”は、
これにて無事に終リました。
« 松阪 氏郷まつり | トップページ | 紅葉見ごろ!高野山 »
「歩く・街道」カテゴリの記事
- 旧東海道 品川から日本橋へ(2023.09.29)
- 旧東海道歩き 神奈川から品川(2023.09.27)
- 旧東海道 藤沢から神奈川(2023.07.27)
- 旧東海道 大磯から藤沢へ(2023.07.25)
- 熊野街道脇道 大紀町(2022.11.10)
出雲大社の遷宮は すでに参拝すませましたが 合わせて今年中に伊勢神宮の参拝も叶えたいと思っていました。「今でしょう」と出かけてくださった 伊勢神宮参拝 外宮四里 三里 二里 宮川から小俣町 宮川を渡る電車 外宮(外宮参道も新しくなったのですね)猿田彦神社 正宮私にとりまして
正に 心に響く 伊勢神宮参拝となりました。 偶然とはいえ 6日のアップありごとうございました!
投稿: きなこ | 2013年11月 7日 (木) 10時36分
きなこ さん
出雲大社も「平成の大遷宮」でしたね。
伊勢神宮も今は大変な賑いです。
まぁ、気ままに伊勢詣でと趣味の街道歩きでしたが、
何度も歩いて参った神宮も
今回は特別な気持ちで外宮の北御門に入りました。
年末年始はまた違った神宮参拝になると思います ^^
投稿: 好好爺 | 2013年11月 7日 (木) 16時32分