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2013年6月17日 (月)

花かつみ園一般公開

愛知県知多郡阿久比(あぐい)町にある「花かつみ園」。
毎年期間限定で公開されるところですが、
今年の一般公開が始まっています。(~23日(日)まで)。

開花情報ではようやく見ごろを向かえたようで、
雨を気にしながら出かけてみました。

Agui01

「花かつみ園」は阿久比町の草木地区、
デンソー阿久比製作所の北側にあります。

園内の畑には小さい紫の花がいっぱい!

Agui02

”花かつみ”
花しょうぶの原種であるノハナショウブのことですが、
近隣では三重県の明和町斎宮に自生します。

Agui03

しかし、これだけ多くの花を見るのは初めてでした。

Agui04

ここでは保存会の方たちが管理をされていて、
毎年こうして花を咲かせ公開しているそうです。

Agui05

松尾芭蕉も「奥の細道」でこの花を探しています。

奥の細道本文、”あさか山”の項には
”・・・かつみ刈比(かるころ)もやゝ近うなれば、いづれの草を
花かつみとは云うぞと、人々に尋(たづね)待れども、
更知(さらにしる)人なし。沼を尋、人にとひ、「かつみかつみ」と
尋ありきて、日は山の端にかゝりぬ・・・”と書いています。

芭蕉も探せなかったまぼろしの花

Asakayama

郡山市日和田町にある安積山公園の「芭蕉文学碑」、
その本文が刻まれています。(2003年3月撮影)。


Agui06

Agui07

この日はイベントが開催される日でもあり、
その前に”花かつみの唄”が披露されていました。

Agui08

建てられていた「花かつみの記念碑」には
”伝説によれば今から520年ほど前、山陰伯耆の国から
この芳池に移植されたと聞く。

Agui09

尾張藩公へ献上、お止め花となり門外不出のため、
世間では、まぼろしの花と伝えられてきた。” とあります。

Agui10

こうして花かつみ園が造成され、
末永く継承保存されていくまぼろしの花、”花かつみ”。

自生するノハナショウブが減少していくなかで、
こうした取り組みが行われ、公開されていることを知り、
初めて訪れた阿久比町の「花かつみ園」でした。  15日

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コメント

ニハナショウブですか、それにしても良くご存じですね~!

それほど遠くないので見てみたい気もします。

風 kei さん
目立たない小さな花です。

ハナショウブのような派手さはありませんが、
これがその原種で紫の花が印象的です。
撮り難い花ですわ。

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