最古の官道 横大路
以前に歩いた大阪の堺から奈良葛城までの
日本最古の官道「竹内(たけのうち)街道)」。
今回はその続きでこれも最古の官道「横大路」です。
歩いてからかなり日が経っていますが、
道筋は変わる訳でもなく観梅の休憩にでもと ^^;
奈良県葛城市磐城の「長尾神社」
ここが竹内街道の終点であり、「横大路」の起点になります。
道はここで左に折れてすぐ先で
近鉄南大阪線の「磐城駅」横にある踏切を渡ります。
午前8時20分スタート!
右に見える「木戸池公園」の古池を見ながら
道は国道166号線を東へ一直線に歩きます。
曲がるところはほんの僅か ^^;
地図がなくても迷うことはありません。
すぐに大和高田市に入ります。
ただ歩くだけで見るところも何もなし ><;
そんな道歩きですが好きな身としては楽しんでいます。
出発してから30分で高田川、
両側の堤防は千本桜の桜並木で知られるところ。
南北2.5キロにわたって咲く様は見事ですが、
それはもう少し先、と書いていましたが・・・
どうやらまもなくでしょうか?
この先で道は急に細くなります。
国道はどこへ消えたかと思うほどですが、
これでも国道、でバイパスと分かれます。
古道を感じる道が続きますが。
なんと車の多いことか?歩いて知る・・・現実です。
先で国道のバイパスを渡ると
この辺りから多く見られる「大神宮」の常夜灯。
横大路はまた初瀬街道、伊勢街道とも呼ばれ、
”伊勢詣で”への道でもありました。
道は葛城川を渡り橿原市へと入ります。
「曽我町」の交差点で国道24号線に阻まれる道、
正面に見える細い道へと地下道を行きます。
すぐに曽我川を豊津橋で渡ります。
渡った先の橋の袂にあった道標です。
縦に割れていますが「右 たつ田法隆・・」でしょうか?
左 ・・・読めません、調べましたが資料なし ><;
この先でお寺の境内に咲いていた枝垂れ梅
思わず撮ってしまいましたが ^^;
綺麗でした。( 8日)
先へ
その先で渡った「五井川の橋の親柱です。
これは趣味の世界です ^^;
川に水はなくコンクリート川でした ><;
国道24号線をくぐってから1.5キロ
小綱町にあったこの石柱に思わず立ち寄ります。
道を離れて100mほど
「入鹿神社(蘇我入鹿ゆかりの社)」と「大日堂」。
大日堂には鎌倉時代の作といわれる
「大日如来像」が祀られていますが、
堂とともに市の重要文化財だそうです。
10時10分
近鉄橿原線大和八木南口角にある「大神宮灯籠」。
横大路(伊勢街道)の詳しい説明があります。
そしてすぐに「八木札の辻」
以前にも載せた新しい施設で
少し休憩タイムでした。
あらためて街道歩きのスタートです。
左に「耳成山」が見えるころ、
道はここから少しくねくねと曲がります。
しばらくで桜井市へ
右に香久山への道を分けてしばらく行くと「三輪神社」。
藤原京域の北東角にあり、
三輪郷の西南の隅で横大路と中ツ道の
分岐点に位置するところ・・・とあります。
11時7分
JR桜井線「香久山駅」通過。
やがて桜井市の中心部へと入って行きます。
西本町を抜け本町商店街手前で早めの昼食タイム ^^;
暫時休憩のあと再会です。
アーケードのある本町商店街を抜けると、
すぐに「宇陀の辻」。
直進すると宇陀への古道「忍坂(おっさか)街道」で、
正面に「舒明天皇陵」への石柱があります。
横大路は左に折れて近鉄大阪線のガードをくぐり
すぐを右に曲がるると
右手に近鉄「大和朝倉駅」が見えます。
そのまま道なりに数分 ^^;
12時26分
歩いて来ました「横大路」、
ここが初瀬街道との合流地「追分の辻」です。
分岐の角にある道標と案内板。
ここから初瀬街道は西峠を越えて榛原へ。
榛原からは阿保越え初瀬街道と
多くの峠を越える伊勢本街道に分岐して
道はいずれも伊勢へと続きます。
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